蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

望郷

2023-12-06 00:05:00 | 日記









       健脚と 歩く青梅路 浅き春












 








































































       数え日や 花束抱え 伯母を訪う














       咲きかけの それをください 冬薔薇















       ふるさとの 香詰まりたる 柚子湯かな









人気ブロガーの「ガバオさん」の昨日の記事を拝見。目が釘付けになった。
更に「山行記録 山と渓谷オンライン」を開き、フォトギャラリーに、心が躍った。

日向和田、神代橋、吉野梅郷、青梅市のマンホール、奥多摩…。
なんと懐かしい。

伯母が、日本橋蛎殻町から、この梅郷に移り住んだのは、1994年か5年だったと思う。

その経緯は、省くけど、高齢の伯母、そして数年後、夫(我が父親)を看取った母も、この地、この伯母の家に同居し、三男(我が弟)の世話になる。

都心から程遠いこの地。
本音はとても不便、なんて罰当たりな、自分勝手な事を思っていたが、伯母や母は、幸せだった。
自然に囲まれたこの地は、きっと世界で一番居心地の良い場所…だったに違いない。

母も伯母も、もう居ない地ではあるけど、今帰省する場所は、この地。
故郷はここ。

ガバオさんの記事で、望郷の念が強くなった。

バタバタと過ぎていく毎日。
12月になり、なんとなくこれまでを振り返る。
そして随分帰省していないことに気づいた。
来春には、帰りたいな。と思う。


一番上のイラストは、母の一周忌の時の思い出。 
弟と、二時間、12,000歩、早春の青梅路を散策した。

後半の写真は、2019年、伯母102歳の誕生日を迎えた歳末。
高齢の伯母の元気なうちに、ぜひ会ってと、弟の言葉に、孫たちの世話や、正月準備をあらかた済ませ、たった四日ほどの帰省を果たした。
日向和田駅ではなく、青梅駅からバスで。
以前に、ガバオさんが青梅の記事も、書いておられたけど、だいぶ様子が違うみたい。

青梅の駅前も、今変わってきているらしい。(弟、談。)



忘れるところだった。

ガバオさんへ。
吉野梅郷の梅がまだ病気になる前、伯母は随分観たと思います。

なにしろ元気で、よく歩く伯母でしたから。80歳を過ぎてから、奥多摩の山にも登ったようですよ。

ガバオさんがおっしゃるように来春には、随分復活しているでしょうね。




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冬麗

2023-12-05 01:00:00 | 日記








































       クッキーを 焼く子 セーター袖捲り

























       リボン結ぶ 指なめらかや 冬麗


















       赤い実の 熟れて冬天 澄むばかり







中2の孫、日曜日は午後から、一番の仲良しさんと、クッキー作り。
ばあばは、なんの口出し手出しをせず。

オーブンのセットの仕方の説明と、新しく買ったクッキングスケールを出して、後はあちこち開けて見れば、わかるね?と言うと、なんだか嬉しそう。

クッキーは、小さい頃から何度か一緒に作っている。
レシピは、スマホを見れば間違いなく教えてくれる。
材料も怠りなく。
友だちと二人、自由に気ままに楽しく…

ばあばは2階で、まったり過ごす。
一時間あまり経った頃、そぉっと階下に降りて、キッチンを覗く。
まさに型を抜いてるところ。
「まだ写真撮っちゃ駄目だよねー?」
「駄目!焼き上がったら呼ぶから。」

それから三、四十分後。
いい匂い〜。甘い香ばしい匂いが微かに。
「ばあば、もういいよー。」
ドアを開けると、美味しい香り。「わぁ、クッキーのにおいだっ!」に、二人嬉しそう。

「まだこれから、トッピング、今日はあまりいろいろはしないんだ。」

本日のクッキー作りのメインは、チョコペンなどのトッピングじゃなくて、可愛いラッピングらしい。

セリアで買った、紙コップや、紙ナプキン、透明の袋…
赤いリボンは、思ったのがなかったけど、とりあえずの赤い紙紐。

次回は、更にグレードアップをするつもりらしい。

ばあばにも、少しだけどと、小さな紙コップに入れてくれたクッキー。ばあばが好きなスヌーピーの顔クッキー。紙ナプキンに置いてみた。

使った用具はキチンと洗い(バターなどが着いたボールや型抜きは、さぞ洗いずらかったろうけど、全て綺麗に洗ってあった。)

バタバタと過ぎた、土曜、日曜。
疲れたやろ?(特に土曜の夜の博多行きは、ばあば急な思いつきの強行軍。)に、「ううん、充実した二日間だった。楽しかった!ばあば、ありがとう。」と笑う。
若いって良いなぁ、凄いなぁ、としみじみ思う。

そして、本日午後。
買い物帰りに、気がついた。
ブログのお知らせがひとつ付いてる。

〈goo blog-staffさんが「いいね」を押しました〉
えっ?と思い開けてみると、あらら。
初めてのことにびっくり。
今日のおすすめ記事に、我が駄ブログが、載ってる!

へぇっ
ちょっと嬉しい…いや、凄く嬉しい。
goo blog-staffさん、ありがとう!






























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博多、クリスマスイルミネーション

2023-12-03 15:14:00 | 日記






















       さんざめく 人、人 十二月の街





































       寒昴 地上あまたの イルミネーション




















       マフラーが すぐ邪魔になり ずっと邪魔




























       寒き夜や 小籠包の 肉汁あつっ









「2023 光の街・博多」へ、昨日中2の孫と行ってきた。

孫の書道教室が終わったのが、4時半少し前。
そのまま、JRの駅へ直行。
駐車場でちょいもたつき、それでも、快速に間に合う。
博多に着いたら辺りは、はや薄暗く、イルミネーションの綺麗なこと。約62万球あるという。
人の多さにも驚く。
今年は一段と、人出も増えた。

この孫と、一緒に博多のイルミネーションを観るのは、6年ぶり。
孫は、あの時と変わらぬ…あの頃より更にはしゃぎ、クリスマスムードで賑わう街を楽しんだ。
「楽しい〜。嬉しい〜。ばあばと来れた。」

孫はこの後も、来週は友だちと、クリスマスマーケットをメインにして楽しむらしい。

クリスマス前あたりは、家族で、去年同様の、クリスマスディナーを予定しているそう。

なので、今日は、長蛇の列のクリスマスマーケットも、横目で見るだけ。
ディナーなんて良いよ、スタバでも良いとか、言いながら、KITTE博多の9階の中華レストランで、大好きな、ネギラーメンや春巻き、ワンタン、小籠包…(高カロリー、高脂肪、高炭水化物💦)
それでも今日は、胡麻団子はいいや、とちょっと遠慮した(笑)

(マフラーの句は、我がこと。
あまりマフラーが好きではないのだが、防寒のため、持ってきていた。ちょっとつけたがやはり、気持ち悪い、結局バックに無理矢理押し込む。
…荷物になっただけ😢

孫は、食事以外では、ずっとつけっぱなし。暑すぎる電車内でも。
取れば?に
「いい。これはアクセサリーなんだから。」
若さって、凄い)

















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堂籠り

2023-12-01 19:36:00 | 日記



















       道標は 子らの灯籠 神還る















       迎え火の 火の粉激しき 神迎















       実南天 少し重たき 今朝の空














       朝時雨 杜はいつもの 閑けさに





昨日11月30日は、この地方の風習、「堂籠り」だった。

出雲に出かけていた、氏神さまをお迎えする行事。
村の神社で、お籠りをし、神さまの目印となるように、境内で火を焚く。

今年は初めて、この地区の小学生が、和紙に描いた絵を貼った灯籠を、道の両側に並べた。
氏神さまは、迷うことなく、鎮守社に帰りついた事だろう。

毎年、この堂籠りの日は、底冷えの寒さになるが、今年も前日までの暖かさから一変、寒い一日となった。

そして今日は、さらに冷え込み時雨模様。

神社のお世話役や、地区の役員さんは、冷たい時雨の中、昨夜の後片付けは、さぞ大変だったかと思う。

一週間後には、神主さんのお祓い、その後の会食で、この行事は終わる。

師走は、地区の行事も多い。
「家」の中は更に慌しく…。
いつものことだけど、12月は駆け足で過ぎてゆく。






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