蒲公英の絮

四季折々の花や空の写真と、自己流俳句で日々を綴ります。

一両電車とコスモスフェスタ

2022-10-16 23:05:00 | 日記












       一両列車桜紅葉る駅へ


 























       千万のコスモスと子翼生ゆ








































(三年前。コスモスをバックにソフトクリームを撮る。当時の私にしては、上出来の一枚(笑))










       秋うらら子に手を引かれ一万歩



およそ六年半ぶり…
上の孫娘が、保育園を卒園した三月。春休みに以前から乗りたいと言っていた、レールバス。一両列車(検索すると、一両でも列車と呼んで良いらしい。)で、我が市を挟み、隣の県堺の駅から、福岡県のほぼ中央に位置する、静かな町へ走るローカル線。

毎朝夕、保育園の少し手前の踏切を行き交う、可愛い電車に「あれ乗りたいね。」と車の中から眺め憧れていた。

やっと予定を立てて、実行のその日は、あいにくの空模様。今にも雪が降り出しそう。
三月の中旬だったと思う。
桜がもうちらほら咲き始めるだろうと、楽しみにしていた日。
終点の駅に着いた途端の底冷えときたら。

駅前の桜は、一輪も咲いていなかった。蕾は硬いまま。
曇天の町を、それでも歩いた。
その頃の、娘、孫の母親の勤務地まで。
孫は、この町の雰囲気が好きなよう。
そして、しっかり記憶していた。

ばあば、涼しくなったら、週末一度、レールバスに乗って、ミニ旅しようよ。

残暑が厳しく、そして孫のスケジュールが立て込み(笑)なかなか実現できなかったが、漸く本日決行の時が来た。
天気も予報に反して晴れ!

少し暑いくらいになったが、贅沢は言えない。

我が家から車で10分弱の、レールバスの駅近くの、パーキングに車を停め、駅へ向かう。
少し高台にある、この駅。

案外乗車客が多い。駅少し前のカーブを、ちょっと斜めになりながり入ってくる一両列車。
孫は嬉しそう。

14分で、終点に着く。
駅のコンコースには、この地の名前の石碑を囲んで桜の木が二本。
6年半前、硬い蕾だった桜は本日は、桜紅葉で出迎えてくれた。

ほぼあの日と同じコースを辿る。
孫はやっぱり、この町の雰囲気は大好き!テンション上がる〜と嬉しそう。

ところで本日は、もう一つ行きたい場所がある。

三年ぶりに開催された、コスモスフェスタ。
約7ヘクタールの花ばたけに、一千万本の、色とりどりのコスモスが咲き乱れる。

こちらへは、車でしか訪れた事はなかったが、昨日から開催されてると聞き、このレールバスの駅から徒歩10数分。
久しぶりのコスモスフェスタ、孫は、行ってみたい!大丈夫歩けるよ!と。

しかしばぁばの本音は、草臥れた〜。
駅からコスモス畑を往復、だけじゃない。広いコスモス畑をあるき回る…。ちょっと自信がない。
足取りの重くなってるばあばを、孫はすごい力で引っぱり時に背中を押して、現地まで歩く。

駅からコスモスフェスタ会場までの一本道は、車が渋滞。
やっと到着して、駐車場が満車状態にも驚く。
良かったね、車だったらもっと大変だったかも、
と言いながら、コスモス畑へ。
一千万本のコスモスは、圧巻だった。
孫が思わず声を上げるほど。「綺麗〜!来て良かった!」
愛用のカメラを忘れたのは残念だったけど、スマホで撮りまくる。
一通り撮れば、もう一つの楽しみというか目的の、ソフトクリーム。
コスモス畑から出て、出店のテントへ向かう。
あれーない!
ソフトクリームどころか、飲食店一つもない。
どうやら、コロナ対策で、全ての飲食を禁止にしているようだ。

せっかくの楽しみ、ソフトクリームで本日を締めよう(笑)と決めてたのに、二人がっかり。

私のスマホ、終点駅周りの散策で、写メを撮り過ぎ、コスモス畑で充電が切れてしまった。
少し前に、歩数計をみたら9500歩越え。

さて帰りも、孫娘に、手をひっぱられ最寄り駅へ。

昼過ぎから曇ってきた空、それでも帰宅までは持ちそうだ。
駅のキバナコスモスは、孫のスマホで。

一両列車旅と、コスモスを満喫して家に到着したのは五時すぎ。
孫は、六時には帰らないといけないのだが、ほんの少しでいいから⚪︎⚪︎ちゃんと遊ぶ!と裏の仲良しさんを呼ぶ。
私は早速、スマホを充電。(笑)

孫、帰り際、なんか一日早すぎてばあばんちに泊まってないみたいな感じ!という。
いえいえ泊まりましたとも。
ばあばにとったら、とても中身の濃い二日間。
楽しかったけど、草臥た〜。
良い思い出ができ、トータルで一万歩超え。
久しぶりのことだった。





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団栗

2022-10-16 00:30:00 | 日記








       どんぐりを並べ前頭葉に喝



   団栗やかの日の子らの小さき手












       日の綺羅の桔梗次々解きけり

















       子のおはこだし巻き卵星月夜





この季節、孫達は散歩や遊びに出かけると、必ず沢山の団栗を拾って帰ってきたものだった。

二人で集めた団栗は、数えたことはないけど、箱がいくつもいるくらい大量。
帽子がついてるもの、そうでないもの。
綺麗な色のどんぐりは、見ていて可愛いし、捨てがたい。

でも大量過ぎる。
いつの年か、孫に了解を取り
かなりの数捨てた。

ところが、その後、下の孫も拾って来ない…。いつからだろう。
去年?一昨年かな?

今手元には、帽子付きのおそらく、4、5年前の団栗があるだけ。
去年、キティちゃんの可愛い箱に入れてたもの、孫が知らずに、これ何?とカラカラと勢いよく振ってしまった。
中身が見えないのはダメと気づく。入れた本人も忘れちゃうから。
で、ガラスの小さな容器に、帽子付き正当団栗を入れ替え、あまり開けない引き出しに。

たま〜に思い出す…というか、引き出し開けて、あっと思う(笑)
並べれば、あの頃の孫達が見えてくる。

物忘れもひどくて、何にもやる気が出ないこの頃。
夫の、自分本位で無神経な言動にイライラ。口喧嘩も一回。
結構はげしいのを🥶。
我慢してる分、自分で言うのもなんだが凄い😤
関白亭主もタジタジのやつ、やらかす。

感情の起伏が激しくて、疲れきる。考えるのが嫌になり自己嫌悪の日が定期的に訪れる。

どんぐりを並べ、暫く眺める。
桔梗も、思いの外次々と咲く。
(この桔梗は、不思議。始めの四弁のは一輪だけ。あとは普通の五輪とは。なんでだろ〜?)

土曜恒例の、孫お泊まりの夕飯は、孫が自慢のだし巻き卵を生かした、我が家特製、海苔弁風丼。
きんぴらも、作ってくれた。写メを撮るのをすっかり忘れて😱だし巻き卵だけかろうじて。

盛り付けはちょっと、孫娘的には、美観が悪いらしく、写メ拒否!(笑)


でも美味しかった〜

そんな訳で、なんとか平常心を取り戻した土曜日だった。





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