tan君の後期高齢四方八方帖

先輩諸兄が歩んだのと同じ小径を踏みしめながら、その都度感じたことを綴ります。

「 老人日記 か ら (36) 」

2016-07-19 06:02:40 | Weblog
昭和年代に、旧市内に「終(つい)の家」と思い定めて中古住宅を購入しましたが、そのときはまだ長女長男は独立していなかったので夫婦は1階に寝起きしていました。そして、別に何も不自由さを感じませんでしたが、最近は「地球の温暖化現象による熱帯夜の頻度増加」が原因でしょうか、1階で寝起きするのがたいへん寝苦しく感じられるようになりました。

以前にコメントしたように、2階で寝ていれば、暑い夜は窓を全開すれば夜風が室内を冷ましてくれますが、1階では無用心で思いっ切りガラス戸を開けたままで寝ることも出来ず、困りました。

しかし、タイミングよく、長男が「エアコン」の買い替えを勧めてくれ、機種が「200V」であるのが気になりましたが、「家までは200Vが来ているから大丈夫だ。」と説得してくれるので恐る恐る手配をしてもらいました。そして、寝苦しい夜はリヴィング・ルームとの境の襖障子を開けて室温を下げるようにしています。(新築時に棟梁に「客間にもエアコンが設置出来るように」とお願いしたのですが、いろいろと理由を並べながら顧客の願いを聞き入れなかったということがあります。※棟梁は仕上がりの「見栄え」に力点を置く御性格のようで、我が家に初めて来られる来客のお方は玄関の豪華さに驚かれる確率がかなり高いです。)

なお、エアコン取り付け業者にお伺いしてみると、「200Vのエアコンを購入される御家庭が多いですよ。」とのお答えがあり、歳を重ねていろいろと経験しているtan君ですが、まだ知らないことが多々あることに気づかされました。

「 老人日記 か ら (35) 」

2016-07-05 07:49:35 | Weblog
今回から、退院後の様子について種々コメントしてみようと思い立ちました。

19日ぶりに我が家に戻ってみると老妻一人ではどうしようもありませんが、応援に来てくれた長女夫婦が病人を受け入れるために家屋内の模様替えをしてくれていました。実は、tan君は入院するまでは2階で寝ていましたが、1階の便所のすぐ近くの「新築当初は客間として計画していた部屋」で寝起き出来るように準備してくれていました。

昔、「家は3回建ててみないと、満足したものが出来ない。」と聞いたことがありますが、今住んでいる家はtan君がまだ元気だった60歳代前半に建てたもので、老年期に入ってからのことを全然考慮していなかったことを思い知らされました。

ですから、今後、住宅の新築や購入を計画しておられる方は、【夫婦の寝室は、年老いたら1階にせざるを得なくなる】ことを念頭において御計画されるよう、tan君の失敗を参考にしていただければ幸いです。