タナタカさんの山と絵便り

趣味の山登りと水彩画を中心に日々のつれづれをお便りします

北アルプス秘境・最終日 黒部湖畔を歩いて黒部ダムへ

2016-08-29 13:41:33 | 日記

5日目 奥黒部ヒュッテ~平ノ渡場~渡船~黒部湖畔~黒部ダム~トロリーバス~
    扇沢(貸切バスに乗換)~入浴~名古屋駅(新幹線にて広島へ)

 6時始発の渡し船に乗るためヒュッテをまだ暗い3時45分出発です。読売新道が終わったので
今日は少しは楽かなと思いきや、木橋や梯子場 の連続でヘッドランプの灯りが頼りの歩行は
怖かった。急斜のアップダウンも延々と続く上、渡し船の時間に間に合わそうと、ガイドの足の
速いこと・・・・充分間に合い5時40分には渡し場に着いた。

奥黒部ヒュッテ・昨日到着した時は疲れて撮ってなかったので出発前に撮る。
ヒュッテには家族風呂があって読売新道の疲れが少しでも取れて良かった~

 

こんな木道や梯子が50ヶ所くらいあるのだから厳しい道のりです~

 

 

黒部湖の奥の部分あたり~

 

少し歩きやすい山道に出たと思ったら渡し場らしき所に着き、長い長い階段を下りて湖畔の渡船場へ

定時に来なくて少し待った。船がやって来てホッとする~

降りてくる人もいて、これからあの厳しい道を行くのだなあ~

船より平の渡を眺める~

 

約10分で対岸の渡船場へ

又長い階段を上って行く~

上がった所に分岐あり~私達は黒部ダム方面へ
黒部湖畔の道だから今度こそは少し楽かなと思ったが 、やっぱり梯子ありの急な
上り下りの連続、河原に出たり、沢を渡ったり険しく長い道のり・・・ 

 

 

 

 

黒部ダムの姿がやっと現れた~

この橋を渡ると黒部ダム~

10年くらい前に下の廊下を歩いたが、その時はダムの手前を降りたのでダムを渡るのは初めて~
今年から始まった山の日の休日だったので観光客もトレッキングの人達も大勢いた。

放流も見れて良かった!!

登ってきた赤石岳の姿が見えて~疲れていたが感激!!

赤石岳

 

ダムに架かる虹も見たし、過酷な登山だったが良い思い出になることでしょう~
何度も滑ったりしたけど、皆さんに付いて行けて迷惑かけなかったので良かったです。

その後、当分足の筋肉痛が治らずヨチヨチ歩きしてました   終わり

 

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北アルプスの秘境・赤牛岳から読売新道へ

2016-08-27 08:55:06 | 日記

4日目 高天原山荘(2120m)~温泉沢~温泉沢ノ頭(2870m)~赤牛岳(2864m)~ 読売新道~
           奥黒部ヒュッテ(1500m)泊  今回一番のロングコースです。歩行11~12時間の予定

昨日入った高天原温泉の側を通り抜け温泉沢を遡る。飛び石で渡渉を繰り返しながら進む。ガイドさん
誰かが落っこちるのを期待しておもしろがっていたけど、それどころじゃないよ~と思いながら渡る~ 

水の多い所など渡る様子を撮る余裕なし・・・

沢が済んでいよいよ登山道分岐点(2350m)から500mの急登に取り付く。樹林帯~ハイマツの
急登を重いリュックを背負っての登山、これほど辛かったこと今迄になかった。もうこの年齢になると
荷物を軽くしないと歩けないと実感した!!

山並みに朝日が当たってきて良い天気で嬉しい~

 

 

やっと稜線に出る~

 
温泉沢ノ頭

 

遥か槍ヶ岳・穂高連峰が見えてきて感激~

 

 

北アルプスの山々が360度の眺望で見渡せる稜線を赤牛岳に向かう~

 

赤牛岳山頂到着 ~万歳~10:35着 赤牛岳は飛騨山脈中部にある北アルプス最奥の山で
赤茶けた山肌と牛が寝そべっているような穏やかな山容が山名の由来とか・・・

 

四周を北アルプスの山々に囲まれた絶好の展望台・・・ 水晶岳・真砂岳・鷲羽岳・薬師岳~
槍ヶ岳・穂高連峰・剣岳・立山連峰・黒部湖~白馬岳といっぱいあの山この山と見たが写真を
見てどれがどの山とはっきり言えないもどかしさ・・・ただただ快晴この景色に感激するのみ~

 

 

 

いよいよ読売新道へ、東沢出合への高低差1400m下る~

読売新道の登山道は過酷だつた。疲れすぎて写真を撮る余裕など全くなくて8/8から0/8の道標が
目安なのだが3ヶ所しか撮っていなかった(ー_ー)!! 木の根と大岩が入り組んだジャングル道
滑りやすい土や苔岩、梯子やロープが続き、行けども行けども着かない道を自分の足のみ信じて
歩いたような気がする。若い登山者達はスイスイ歩いていたけど~

読売新道は1901年富山県高岡市に読売新聞社北陸支部ができたのを記念して開拓された
登山道で登山部が地元ガイド等の協力を得て5年後に開通したとか・・・

宿泊した奥黒部ヒュッテの人の話によると読売が全然整備してくれないので荒れ放題!!
遭難やけが人も結構あるので、ヒュッテの人がいつも駆けつけて処理するとかで大変らしい~

 

大変な読売新道だったが花や実や苔などに癒されたんですよ~  続きます!!

 

 

 

 

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北アルプスの秘境。高天原温泉へ

2016-08-26 12:32:28 | 日記

3日目 いよいよ高天原に向います。高天原温泉は日本一遠い温泉一日でたどり着くことは困難で
 最速でも途中の山小屋に一泊 を要するとか。黒部川源流付近・水晶岳の麓2100mの所にあります。

 早朝まだ薄暗い中、黒部川沿いに作られた大東新道を経て行くコースをたどります~

薬師沢小屋を後に吊橋を渡り、黒部川の岩ゴロ河原にハシゴで下る~

河原に下りるとすぐ雲の平への分岐がある~

 

大きな岩に方向を示すがあるが、このルートの状況は一度の増水であっけなく変わるらしい~

滑りやすい川岸の岩や崖をハシゴや鎖・ロープを使って横に這ったり河原に下りたり上ったりの
連続で緊張して歩いたせいか以前から少し痛かった足首の下の痛みがひどくなり休憩時急いで
湿布してテープで固定してしのぐ。テープは参加女性が親切に貸して下さり非常に助かった。

大東新道は河原を離れて森に入りA沢からE沢まで5つの沢を越えて行く~ 

 

 

 

 
B沢の滝かな? 川を離れて森の中へ入ると上ったり下ったりの連続で余裕ナシ~

 

 

 

お花畑もあります~

 

 

 

 E沢かな~

木の根っこのはびこる山道を上り下りしてやっと2250mの高天原峠に~

アルプスを知り尽くした頼もしくて強いガイドのTさんが"ここからは楽だよ"と言われたが・・・

木道が出てきてホッとした~

 

池塘のある素敵な草原の風景に今までの疲れがちょっと薄れたかな~

 

やっと昼前に高天原山荘(2120m)に着いた。一休みして温泉に行く前でもビールは飲まなくちゃ~

山荘前に水晶岳の雄姿がそびえる~

準備をして高天原温泉へ・・・歩いて20分くらい

 

水晶岳を眺めながらの温泉道~

囲いがしてあり男湯と女湯は別々です~が河原にある露天風呂は開放的(*^。^*)

 

秘境の女湯は美人の湯らしい・・・疲れを取って少し若返ろう!!

白濁の湯は少し熱めだったが良い湯だった。参加した3人の女性で独り占めしてのんびりつかった~

明日はこの河原を渡渉して赤松岳へ~   続きます~

 

 

 

 

 

 

 

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北アルプスの秘境・高天原温泉と赤牛岳から読売新道を歩く

2016-08-25 16:00:26 | 日記

8月7日から11日までの5日間・北アルプスの秘境と呼ばれているコースをひろでん中トラのツアーで
登山しましたが私の登山人生で一番過酷な登山でした。5、6年前くらいに同じコースがあったので
参加予定にしていたけど、膝の調子が悪くなりキャンセルしました。その後このコースは計画されず
 残念に思っていたら今年計画され催行されるというので、以前と違い体力も落ちていることだし不安で
いっぱいだったが友人も一緒なので何とかなるだろうと参加したけど しんどかった~~

一日目  名古屋まで新幹線~貸切バスで北陸道など通って有峰へ・有峰ハウス(泊)

 有峰湖畔 

木の香の薫る有峰ハウスは風呂もあり夕食もご馳走だった!!

2日目 有峰からバスで登山口の折立(1350m)~三角点~五光岩ベンチ~太郎平小屋(2330m)~
    薬師沢~薬師沢小屋(1900m)泊 

  折立登山口 6:15出

 

 三角点8:15

 

太郎平への道~ゆるやかそうでも岩ゴロで案外きつい!!

太郎兵衛平・各山々への分岐の標識  太郎平小屋11:00 小屋にてカレーライスの昼食の後
雲ノ平方面に向かう~ 

薬師沢に向って下って行く~

 

 

薬師岳が見える~

 

 

平成25年8月・4人の山友と立山~五色ガ原~薬師岳登山後、日程と体調の都合で2人と太郎平で
別れ、2人で雲の平に向かってこの道を歩いた事を思い出した。

雲の平が目の前に現れると、薬師沢はもうすぐ~

 薬師沢小屋到着 14:40

薬師沢小屋前、黒部川に架かる吊橋。明日はこの橋を渡って高天原へ~


下を見ると足がすくむ~

 

清流・黒部川源流にて冷たい水浴びをしたのは良い思い出。一分も浸かっておれなかったけど~

薬師沢までの道のりでした。 続きます~

 


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ピレネー山脈トレッキング 7月26日の続き~7月27日のオルデサ渓谷へ

2016-08-19 09:40:37 | 日記

7月26日草原の中、2泊目の山小屋・ゴリッツ小屋へ向かいます。

 

草原の中歩いているとワタスゲの大群落です~

 

 

花畑はずっとあり目を楽しませてくれた!!花の名前も教えてもらったが覚えられないで~す。

ゴリッツ小屋(2200m)へは午後2時頃着いたが、部屋には入れないので前庭でくつろぐ。
小屋の設備はロッカー・シャワー室(湯は出ない)トイレ(水洗)などもあって、水は豊富なようだ。
各国からの登山者で満員だったので三段ベッドの部屋にぎっしり詰め込まれたが
料理も弁当もとても美味しかった。量は半端でなく多かったが・・・・

スペインではレストランの料理も美味しく、無料でワインやビール飲み放題の所もあり、
酒好きにはこたえられない!! 私もいっぱい頂きました(*^。^*)

7月27日 早朝のゴリッツ小屋・出発前にて。今日は小屋から急な斜面を下り、世界遺産の
オルデサ谷を見下ろす大パノラマを楽しみながらオルデサ渓谷の登山口(1320m)へ下山です。

 

 岩の隙間の花畑・・・

 

 
ワァ-!!前方の谷の壁面が黄色の花で埋まっている~

 

 

今回一番の難所、急な鎖場の崖を谷まで下る。一人ずつ慎重に慎重に~

余り岩場の経験のなかった人も、ガイドの手助けにて何とか無事下りました~

岩場を下ると素敵な滝が迎えてくれた~

 

牛さん達の水場のようだ~

これから後は渓谷に沿って、いくつもの滝を眺めながら下って行く~

 

 

他の国のおじさま達も元気いっぱい!! 家族連れも多かった~

 

 

 

 

涼しいブナの森の中を歩く所もあるが、ずっと下の渓谷迄下ると~又滝が・・・

 

 

 

 

 

この林を抜けるとオルデサ渓谷も終点。シャトルバスで山麓の静かな街トルラへ~
トルラは昔からの石造りの街並を残した素敵なたたずまいの小さな街でした。 

ずっと晴天に恵まれ、大いなる自然を満喫しました!!

明日7月28日はバルセロナに移動。有名な建築家アントニ・ガウディ設計の
世界遺産・大聖堂サクラダ・ファミリア見学。夜はフラメンコ・ショーを楽しみます。 

 

 

 

 

 

 

 

 

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