福島浜通り復興負けるな・富岡帰還区域を歩く ③

 

４月13日・東日本大震災と原発事故の被災地を巡るスタディーツアー(体験型ツアー)を
行っている湯本温泉・古滝屋館主の案内で避難指示を受けた地域の現状の解説を受けながら
楢葉町、大熊町、双葉町、浪江町などを車で回った。

一週間後の2019年４月20日に開業する常磐線Jヴィレッジ駅を車窓から眺めた～
参加者の要望でサッカー場のあるスポーツ施設"J-VILLAGE"に立ち寄ってもらった。

　

日本サッカー界初のナショナルトレーニングセンターのある施設でホテルも併設している。
2020年・東京五輪の聖火リレーの出発地になるとかで五輪と福島のマスコット人形が仲良く置かれて～

展望台からサッカー場を眺める。煙突は東京電力広野火力発電所～

　

震災時やその後の施設の利用状況などのポスター。復興五輪の出発地にふさわしいのですね!!

　

　

復興途上の町を見ながら、館主の友人が経営していた今は無きホテル跡地の景勝地に降り立った～

　

この後、卒業式前日に悲劇に見まわれた富岡第二中学校の講堂を外から覗いた～

　　

　

窓ガラス越に見た当時のままの様子・卒業式の準備が涙を誘った～

浪江町東日本大震災慰霊碑へ・・・浪江の海を一望でき、浪江町立大平山霊園もある地を見学～

　

 

   

津波に襲われたが全校生徒全員、高台に避難して無事だったという浪江町立請戸小学校を外から見学。
海岸から300m・発電所から6km・発生時刻で止まった時計～～　発生後の復興支援時には中に入って
黒板にいろいろなメッセージが書き込まれたそうだが、今は立ち入り禁止で震災遺産として残されいる。

　

 

 

　漁港は本日休業～

 

　ポツンと廃墟

 

　

 

　

浪江町役場の前ではイベントが開かれていて大勢の人で賑わっていた。
隣接の食堂で海鮮丼の昼食を頂き、お土産をいろいろ買ってほんの少しだけお金を落として貢献?

この後、東京電力廃炉資料館を見学して廃炉作業の状況など勉強?したのでした。
８年経って復興も進んでいるのでしょうが、被災され故郷に帰れない方のことは常に思ってあげないと
いけないのでしょうね。戦争はなかったけど日本中災害だらけだった平成もあと二日で令和になります。

健やかな時代が続きますよう祈ります。　復興負けるなトレイル終わります

 

 

 

 

 

福島浜通り復興負けるな・富岡帰還区域を歩く ②

 

東日本大震災における原発事故被災地・かっての居住制限地域を巡っています。
復興に向けてまだまだ工事が続いているようです。

　資材置き場

　　

苺の水耕栽培をする巨大なビニールハウスが建築中～

　

太陽光ソーラー設備がいたる所に設置してあります～

　

　

歩いていると帰還困難区域の看板や工事のトラックが停まっていたりします～

　

避難されて帰ってこれない住宅の前に除染の土嚢袋が置いてあった～

　

東洋学園の石柱の所を上がっていくと学園の建物は無く資材倉庫になっていた～

　

ここら辺りを歩くと放射線量の数値を示すものが設置してある～

　

　

　

原子力発電所のお陰で町の福祉施設が充実したのだが事故で住めなくなった現実は皮肉だ～

　　

立派な住宅も放置のまま朽ちるのかなあ!!

　　

夕闇せまる夜ノ森方面へ進みます～

　

常磐線不通区間(富岡～浪江)の線路に沿った３６号線を歩いて夜ノ森へ～

　

 

立派な桜並木続く土手の下の方に建設中の常磐線夜ノ森駅が見えてきた～
2020年３月再開へ向けて復旧工事中だとか・・・　　　夜ノ森桜並木ライトアップの中を歩いた～

　

　

未来を創る活動の方達のコーラスが響き渡っていた～

帰還困難区域にある樹齢100年の夜ノ森(よのもり)地区の桜並木・全長2.2km樹齢100年の
ソメイヨシノの見事な桜のトンネルです。たくさんの方達に見てほしいですね～

　

桜並木通り沿いにニュースでも伝えられた卒業式前日のままの講堂の様子が涙を誘った
富岡町立第二中学校があった。校庭が開花行事の会場に使われています～

美しい景色と非常な現実のギャップに打ちのめされながらツアー初日終わりました。続きます～

 

　

 

　　　　　

　

　

 

 

 

　

福島浜通り復興負けるな・富岡帰還区域を歩く ①

２０１１年３月１１日東日本大震災・これに伴う福島第一原子力発電所事故が
発生し避難指示命令が出て多くの地域が住めなくなり、今も帰還困難区域がある。

被災地の内外を隔てる風化は年々進むが、何も終わらぬ現実を「自分事」と受け
止め、伝えてくれる人を増やしたいと被災地を案内するスタディーツアーを
いわき市湯本温泉の経営者が始めたのです。

山旅で利用するクローバートラベルの企画で参加。今迄自然旅ばかりして来たので
この旅はズシッと重く胸に響く体験だった。私は広島の被爆者であるので風評には
怒りを感じていたのだが・・他の参加者は関心深くこの地域の事を心配されていた。

研究管理棟

まず楢葉遠隔技術開発センターの見学をした。東京電力福島第一原子力発電所の廃止処置や
災害対策等のための遠隔操作機器(ロボット等)の開発・実証試験が行える施設。

　

バーチャルリアリティ室に入ってVR(仮想現実)技術を用いて、あたかも原子炉にいる感覚を３D映像で体験をした。
次に試験棟に移動してロボット開発などの実証試験を行っている様子を見学した。

試験棟

　

　

　
ロボット試験用水槽　　　　　　　　　　　　廃炉創造ロボット

　
ロボット開発の実証試験を行うモックアップ階段


高速度カメラにより飛行ロボットの動作を計測する所・ドローンを飛ばしていた～

見学を終えて外を眺めると福島第一・第二原子力発電所の煙突が見えていた。
原子力に頼らなくてもよい世の中になれば良いのだけどと単純に思う文系のタナタカでした～

福島・富岡町の花寺として有名な宝泉寺へ枝垂れ桜を見に行く。本堂は原発事故により
無くなり今はいわき市の別院だそうです。花だけは８年経っても綺麗に咲いている。

　

　

 

次に富岡町・帰還困難区域にある桜の名所夜ノ森(よのもり)の桜並木を見学。
昨年から桜の時期に桜まつりや花見バス・桜のトンネルライトアップを開催している。
多くの人に来場してもらい、桜を楽しみ復興の様子もみてほしいと企画されたとか～

桜は満開で素晴らしい桜並木。ライトアップされた夜の桜並木を歩く予定～

 

　

原発事故で全町避難する大熊町の町役場の新庁舎が完成していて開所式の準備が行われていた。
ここまでは車で移動したが、ここから2011年以来、時が止まったような街並み、かっての居住制限区域を歩いた。

除染は済んでいる宅地や畑だが空しいですね～　　続きます

　　

 

　

 

茨城と福島で春を満喫・花散歩 ③

福島の花見山散策が午前中に終わったので、まだ蕾の情報だったので予定してなかった
有名な三春の滝桜を見に行こうと思い立ち郡山で途中下車。JR磐越東線に乗り換えて
三春駅に降り立った。一時間に一本の列車なので３時頃になったが滝桜行の臨時バスで
現地へ。蕾なのに観光バスのお客さんがいっぱい。今年は４月に入って寒かったので
開花が一週間ずれ込んだようだ。樹齢1000年超の巨木を見るだけでも価値あるかな～

開花宣言?　今年も国の天然記念物三春の滝桜巨樹は凛々しく満開の時を迎えることでしょう!!

茨城の姉を訪ねての旅もあと一日になり、弁当を作って姉の友人と一緒に桜の下で花見宴した。

つくば市高崎自然の森・自然を体感できる素敵な森で四季折々楽しめるようになっている～

見事な枝垂れ桜の芝生広場や八重桜の並木道。のんびり憩う人々。思わず素敵～と声が出た!!

 

 

 

睡蓮の池のある水辺の森～

 

四季の森・木々の淡い芽吹きの色彩に癒されながら・・・

 

　

　

 

　

 

 

桜・芝桜・つつじの花と季節の花が次々と咲く高崎自然の森。ぜひ訪れて下さい～

茨城県は日本一人気のない県らしいが、広々とした平野の中に素敵な森が散在していて
とても良い所だと思った。果物、野菜などの豊富な産地でもあるし何で人気無いのかな?

姉の見舞いに来たのに遊んでばかり。掃除と話相手くらいしたかな　終わります。

　　　　　　　　　　

 

 

 

 

 

茨城と福島で春を満喫・花散歩 ②

４月８日・福島市の花見山公園に出かけました。姉の温泉療養を兼ねて一泊くらいで行く
予定でしたが姉の体調が今一なので一人で行くことに。日帰りなので茨城・牛久からだと
常磐線で一旦東京に出て東北新幹線で福島まで行くのが時間的に一番早いということで
東北新幹線にて福島市へ。福島に近づくと車窓から雪を被った山々が見えてワクワク～

福島駅前では花時計がお出迎え～

花見山公園は春になると山全体が色とりどりの花木で蓋われて素晴らしい景観が広がる。
花木演芸農家の私有地を所有者が公園として無料開放している。写真家の秋山圧太郎氏が
福島に桃源郷ありと称して全国に紹介したことから花の名所として知られるようになった。

花見の時期には駅からシャトルバスが15分～３０分おきに出て大勢の観光客で賑わう!!

バスを降りると鮮やかな黄色のレンギョウ花の道を歩いてに沿って歩く～

どの花も咲き誇っていてきれいで～す。一番良い時期に来たかも(*^。^*)

　

茶店も出ています～

　

チューリップ畑はこれから～　つくしん坊がニョキニョキ～

　

ここから花見山公園で段々山に登って行く感じになった～

　

　

花のトンネルで～す。

　

　

吾妻連峰と福島市を一望できる山頂展望台へ・・・

　

山頂よりまだ上に登る道があったので上がって見ると又一段と山々が広がり感動の眺望～
引き返して花の谷を下って行きました～

　

観光の山ではあるけど一見の価値あり・・・素敵な花の山散歩しました(*^。^*)

　

福島駅に戻る。作曲家の小関裕而の像が～出身地なのですね・・・花見山散歩終わります