黒地金紋
昨秋こぼれし種の芽を出したるインパチェンス 白色清しく咲きにけり 今朝花を見れば 黒地...
蜂鳥一滴
「森が燃へていたり ここに棲むもの皆我先にと争そひて逃げたり されど栗金泥といふ名の...
一陣の清風
校庭に踊る子等持つ赤布にしみ入る光(かげ)よ秋の風吹く 此歌 今を遡ること二十五年 常...
遠野の友
往昔 岩手県遠野を一人訪ぬ その地にて友となりぬをのこ有り 名を小玉敏といふ 小玉氏等...
紫式部
旧家にありしカキツバタを我庵が庭に移植せるは一昨年のことなり 今夏 カキツバタの株の間...
純恋歌
湘南乃風という流行歌合唱隊のあり 純恋歌と題す歌 この春より流行りたる 昨日夕刻 湾陀...
鰯雲
秋の彼岸に入る 日かたぶきたるとおもふやいなや日の沈みたるのいとはやきに 車を停めて ...
桜葉散り落つ
常陸國野田が小学のをなごをのこみな桜木の隧道を通りて登校したる この桜木の葉 今季 八...
まず義務を果たすべし
義務果たさぬ者に自由を得る権利なし 教職員の中に駄々こねたる者あ...
平磯海岸
青空高く澄み渡るけふ 那珂湊は酒列磯前神社()を詣でる 五穀豊穣への御礼を申奉上 以て国...
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