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花・昆虫との田舎暮らし暦

田舎暮らしも13年目、木々・草花・鳥・昆虫等々、自然は初めて知ることが多く楽しい。色々な経験を紹介していきたい

冬景色 夷草(エビス草) 生薬決明子

2023年01月14日 | 田舎生活

 冬場は花が少ない。そのこともありどうしても風景写真が多くなる。その中で日の出は7時過ぎと言うこともあり目覚めとマッチし格好の的になる。明るくなりつつある頃、50km先の恵那山がくっきりと見える。冬ならばこそだ。そして、日の出前、先ず雲雲が朱く染まり始めている。

  

 北の方角、福井県との県境に横たわる山々。今朝も冠雪が美しい。手前の電柱にはカラスが1羽見える。北の方角の山々は急峻だがこの山は手前側が削られたように見える。

  

 冬の風景は遠くまで見える。何時も見る山の向こうにもう一嶺、雪を被る山々の姿が見える、南アルプスではないかと思っている。そしてちょこっと山頂だけの御岳山も。これらも冬なればの景観だ。

  

 こちらは何度目かだが我が家の冬の風物詩、シモバシラの茎に出来た霜柱だ。シモバシラの花は10月12日のブログにあるが白い小さな花が連なる。このシモバシラの霜柱は今冬、4回目。寒い朝の楽しみだ。

  

 今年は薬草も紹介したいと思っている。これは晩秋に収穫したエビス草の種子だ。一般にはこの種子袋を叩いて中の身を取り出すのだろうが我が家では手作業で袋を割り、種子を取り出す。これは毎年、我が家で年末から冬季の寒い時期、外で作業が出来ない時の仕事。これも我が家の冬の風物詩だ。

  

 エビス草の花から種が出来る様は9月1日のブログに掲載した。エビス草は漢名で恵比寿草・夷草の字が当てられる。北アフリカ原産の植物のようだ。種子は生薬”決明子”となる。緩やかに便通を良くする緩下作用が有る他、目の充血を取る作用も見られると言われてきた。他に、利尿作用もあるようだ(ウィキペディア参照)。また、本来はハブソウの種子を用いるハブ茶の代用品としても知られている。我が家はこれを煎った後、ドクダミ・ハト麦などと一緒に煎じお茶として飲む。我が家のお茶はいつもこれ。初めての時”何、これっ!”と思ったことを思い出す。今ではこれでないと物足りない気もする。

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6月11日 芒種次候 腐草為蛍 (くされたるくさ ほたるとなる)ロウバイの実 ヒメイワダレソウ ホタルブクロ

2022年06月10日 | 田舎生活

 今年は飛ぶ蝶が多い気がする。ジャコウアゲハの餌になるウマノスズクサの他、モンシロチョウのために菜の花・キャベツ・白菜を抜かずにいて花が咲き、葉をモンシロチョウの幼虫青虫が食いつくすまで置いていることが幸いしているように思う。こんな蝶も見つけた。が、名前が分からない。白い羽に紋のような印が見える。そして、ヒョウモンチョウの1種ミドリヒョウモンではないかと思っている蝶だ。

  

 招かざる客も来る。ベランダの屋根下の軒に巣を作り始めていた。スズメバチの1種だと思っている。2枚の写真。実は違う巣作りの写真だ。1度作り始めたので殺虫剤で追い払って巣を撤去したがまた来て作り始めた。蜂もなかなか頑張る。言うまでもない、また殺虫剤で追い払った。

  

 そして蛾。2匹ともスズメガ属の蛾のようだ。緑色の蛾はウンモンスズメ、そしてジェット機のような蛾はキイロスズメの名ではないかと思っている。蛾と言うと何故か近寄りがたい。キレイ・オモシロイと思うのだが。その蛾は近寄っても全く逃げない。

  

 大津谷の道沿いに数年前に街路樹としてロウバイが植えられた。春先に黄色い花を付けるがちょっと地味な花を何故?と思っていたが間違いに気づいた。今の時期に見ると橙色の多くの実が緑の葉の間に見える。我が家のロウバイが全く実を付けないので不思議に思い調べて見た。ロウバイは雄しべと雌しべを持つ両性花のようだが近親交配を避けるため、雄しべと雌しべで成熟する時期をずらす雌雄異熟のやり方を編み出したとのこと。また一つ、植物の凄さを知らされた。我が家のロウバイは1本だけなので実が生らないと言うことのようだ。

  

 ヒメイワダレソウが前の道に広がって久しい。今年もキレイな光景を作ってくれた。もう少し、下に行くとお隣の家になる。”早く我が家まで来てくれないかなー”と、お隣の奥さんの声が。

  

 6月に入り、近所のホタル観賞地では蛍が飛び始めたと聞こえてくる。我が家と隣家の間の水路、水が枯れることが2,3回あり、今年も数匹が飛ぶに留まっている。驚くことに去年はまだ少なかった近くの大津谷で今年は乱舞が見えた。100m以上に渡り飛んでいる。子供が昔、ホタルを入れて遊んだと言うホタルブクロが時期を合わせたように咲いている。

  

 明日11日(旧5月13日)は芒種次候 腐草為蛍 (くされたるくさ ほたるとなる)だ。ホタルが飛ぶ頃のことだが昔の人は腐った草や竹の根が蛍になると信じていたようだ。ホタルの光は人を戸惑わせる何かが昔からあったのではないかと思わせる逸話だ。現代においては、蛍は多くの人を童心に返らせる。先日、孫が来たとき、我が家の近くの飛ぶか飛ばないかの地、それから大津谷更には近くの高校横を流れる水路と見て回った。家の近くでは1匹、見つけると、”どこ、どこ”の言葉が飛び交い、多くの蛍がいた場所で近くへ寄って来ると誰も彼もが手のひらに迎えようとする。♫”ほーほーほたる来い、あっちの水はにがいぞ こっちの水はあまいぞ ほーほーほたる来い”、口には出さないまでも誰もがそう思いながら手を差し伸べる。ホタルの前ではみんな同じ年に戻るようだ。

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大雪 ヒヨドリ 虹 スズメの団体 ネコヤナギ2種 クリスマスローズ  オーレン 木瓜(ボケ)の狂い咲き

2021年02月23日 | 田舎生活

 ホンマによく降りまんねん、今年の雪。またまた30センチ超の積雪。雪が積もるとヒヨドリも餌がないか、近くのカツラの木に止まり鳴くのです”エサ、エサ、餌―”と。とにかく、よく食べる。感心する。ところでヒヨドリ、漢字で書くと鵯、鳥編に”卑しい”と言う字。今はあまり聞かないが子供の時に食べ物をねだると”卑しいな”と言われた。ヒヨドリの仲間だったのだ。

  

 雪の日の出。平時に比べ明るくなるのが早いように感じる。そして薄っすら雲がかかる日の出、手前の木は蕾が膨らんできた山茱萸(サンシュユ)の木だ。

  

 時雨れていた午後遅く、北東の空に大きな虹が架かった。その横の電気の引き込み線に鳥が見える。スズメだ。スズメは子供の頃に比べて少なくなったような気がする。時々、団体で電線そして木に止まり、賑やかに鳴く。合唱として聞けるのも山間なればこそか。

  

 今年は雪で葉が傷み、枯れたかと心配したネコヤナギ。数は少ないがしっかり花を付けた。

  

 一昨日・昨日は暖かかった。風もなく、まるで春の陽気。融けた雪の後の庭・畑を見回る。木々はこれまでの雪でかなり折れ、その後の対策もあり今回は無事。雪の下から現れたクリスマスローズが咲いていた。

  

 遅いと心配していたオーレンも咲いていた。これから、多くの花茎が出て花を増やす。おやっと思う花がある。木瓜(ボケ)の花だ。4月後半から5月の花。流石に早過ぎる。動物は飼い主に似る、と聞くがまさか植物も???名前が名前だけにちょっと心配。

  

昨日の春陽気、気温は21度を超えた。が、今日は一転、10度近く下がる予報だ。それでもまだ10度は超えるなと、外での作業を計画していたが荒れ狂う風、外に出るのも躊躇するほどだ。

晴耕雨読と言う言葉がある。田舎暮らし、確かに晴れていれば外に出て、畑作業そして棚造りなど工作も多い。後ろの2文字も”~雨読”だけではない。雨に加えて雪そして風も辛い。”読”も色々変化する。最も多いのはPCだろうか、そしてテレビも。代表する言葉で私の場合を考えた。真似て造ると、”晴工雨眠(セイコウウミン)”、何をやろうとしても直ぐに寝落ちZzzz・・・。

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雪の年明け 熊野神社(岐阜県池田町)8日また雪 ヒヨドリの餌と行水 キジバト 梅の開花 ロウバイ 椿 

2021年01月08日 | 田舎生活

大晦日から元日と、雪が降り続く中での年変わりだった。大晦日・元旦は”しんしんと降る雪”が似合いそうに思う。が、大きな牡丹雪・フワフワと舞い降りる雪だった。あっと言う間に20cm以上の積雪になった。写真は2日の早朝、束の間の日差しに光る山々だ。

  

 例年は31日の夜、1日に変わる頃に初詣をする。が今年は取り止め、2日の朝に近くの熊野神社にお詣りした。昨年の12月中頃、役員さん・班長さん等が集まって作られた注連縄・門松が飾られていた。よく出来ている。

  

 熊野神社は欲張った(?)神社で熊野神社を真ん中に春日大社を始め多くの神々が祀られている。また少し離れた所に山の神・お稲荷さんも祀られている。これらの反対の位置にはお地蔵さんも祠におられる。更には明治時代の”神仏分離令”まではお寺も境内にあったようで先の鳥居の傍には鐘楼もある。中国から伝わっとされる鐘、除夜の鐘はここで突いている。

  

 明けて8日目、今冬3度目の積雪である。が、今朝は20cmの積雪予報よりは少ない2,3cmだった。今日も雪が降り続く予報だったが青空が広がった。こんな嬉しい予報の狂いは大歓迎だ。今夜も降りませんように。

  

 暮れからずっとヒヨドリが来る。山盛りになっている餌は何かの実(多分、山茱萸)を干したものだ。山盛りだったが昨日まで10日間余りで無くなった。

  

 ”寒いだろうに”と思うのだが水浴びも時々している。

  

 雪の日、鳥たちは寒さをしのぐためだと思うが毛を立てて丸くなっている。あちこちの木で丸くなっているキジバトが多く見られる。

  

 秋の暖かさの影響か。今年は梅の開花が非常に早い。梅の中でも小梅が早いと聞く。散歩道、年末から咲き始めた小梅だ。もうこんなに咲いている。ここの梅畑、10本ぐらいの木があるが4,5本咲いている。そして我が家の小梅も咲き始めた。

  

山茱萸(サンシュユ)そして椿だ。今、我が家では山茱萸・ツバキそしてサザンカが咲いている。

  

 例年なら紅白歌合戦を見て、NHK”ゆく年くる年”で各地の鐘の音が聞こえてくる頃、近くの熊野神社に初詣に出掛ける。が、今年は雪で2日に。雪は関係ないが紅白歌合戦を見なかった。紅白を見なかったのは見始めたと思える中学時代から2回目である。2回目の今回は何となく他のチャンネルを見たのだが初めて見なかった年は?・・・40年ぐらい前になる。その時は安八町に住んでいたが隣の人から”麻雀をしようかの話が出ているのだが出来る?”と誘われ、7時ぐらいから始めたように記憶する。隣の奥さんが作ってくれたソバを食べながら”ポン!”、”チー!”、”ロン!”と言い合いながら年を越した。勝った?って、実はあまり覚えていない、何となく勝ったような記憶だが・・・。あれから40年、今では大晦日に何を食べたかさえ覚えていない・・・。

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秋から冬へ カラスの巣 ミノムシ 蠟梅・梅の開花 ヒヨドリ

2020年12月31日 | 田舎生活

 晩秋になり木々の葉が落ちる。いままで隠れていたものが見える。神社の入り口にある大きな欅の木である。カラスの巣のようだ。カラス、春先の作品だと思う。見ての通り大きな枝を組み合わせて上手に作っている。巣作りの時、我が家では金魚の水を濾すために使用している棕櫚が最も狙われる。それから農作業に使用している縄類・針金なども持ち去る。

  

 冬の風物詩の一つ、ミノムシだ。虫により作り方がかなり異なるようだ。先ずは普通の作り方でぶら下がるように作られている、これは梅の枝である。そして縦・横自由に作る虫もいる。ザクロの木だがたくさんのミノムシが色んな方向を向いている。

  

 今日は大晦日、まだ年内である。椿も多くの種類が早く咲いているように感じていたのだがこちらも早い。蠟梅(ロウバイ)だ。初春、最初に咲く花の一つだが今年はいかにも早い。

  

 昨日の時雨時、虹が出来ていた。冬に虹は少ないように思うが。手前の木は梅。まだ蕾は固い。と思っていたら散歩道で梅の花を見つけた。比較的、小梅の花は早いように思うが早過ぎる。もう1度、言いたくなる。今日は未だ大晦日だ。

  

 雪が積もるとヒヨドリが必ず来るようになった。毎朝、リンゴの芯の部分をベランダに置いておくと躊躇なく食べていく。

  

 31日大晦日が明ける。薄っすらと積雪している。近くの茶畑の光景だ。

  

 間もなく大晦日も3時になる。雪は午後になり本格的な降り方になった。大きな牡丹雪があっという間に家々・田畑を覆っていく。木々にも牡丹雪ならばこその光景が創られる。正に”雪の華”だ。蛇足だが”雪の花”は雪が降る様子を言うようだ。

  

 現役時代、カラオケ事業に20年携わった。お陰で、と言うのも変だが飲んでないと歌えなかったカラオケが、アルコールなしでも歌えるようになった。今年はカラオケにもあまり行けなかった。カラオケに行き、帰る直前は”宗右衛門町ブルース”と決めている。♫・・・さよなら さよなら また来る日まで・・・のフレーズが気に入っている。年の暮の歌は?と考えて見る、やっぱり”雪国”だろうか。♫・・・今年も終わりですね・・・。今年はよく歌わせてもらった多くの作詞・作曲家が亡くなった、淋しい限りだ。中村泰司氏・なかにし礼氏そして筒美京平氏も。今年のお別れの歌は尾崎紀世彦氏が歌った”また会う日まで”か。阿久悠作詞・筒美京平作曲のレコード大賞曲である。ー合掌ー

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