暫く海に行っていないので潮風に吹かれてみたいと懐かしい石巻方面へクルマを走らせた。石巻から雄勝方面に向かう途中、旧大川小震災遺跡に立ち寄った、連休中とあり見学者が比較的多かった。校舎のすぐ前に山があり、なぜ当時この山に非難しなかったのかと思った。
当時としては近代的な建築の校舎は津波に無残にも打ち砕かれ永い年月の風雨により荒れ果てた姿を晒して当時の恐ろしさを物語っていた。津波で何もなくなりはてた雄勝の町並を通り小さな漁村、桑の浜で岸壁に家族ずれを見かけたので近寄ってみた。
真夏のような明るい陽射しと心地よい潮風に吹かれながら、小さな子連れの釣りをする人達で賑わっていた。昔、私らもよく家族揃って海や山に出かけた事を思い出し、自然にふれさせようとする親心は昔も今も変わらないものだ。子供たちは潮風に吹かれ釣りをするもの、はしゃぎまわる者と元気いっぱい跳ね回って楽しんでいた。
外で食べる食事は美味しいに違いない。
雄勝の伝統産業伝承館とふれあい市場に寄って昼食に海ソバを注文、オープンしたばかりの店は若いスタッフばかりで、中学生のような子が休日の手伝いかアルコール液でテーブルを消毒して周っていた。
帆立とムール貝にワカメマツモ等海藻、さらに天婦羅がのった蕎麦は海の香り満喫できる満足の味だった。
