日頃溜まった疲れを取るために久しぶり近くの温泉施設に行った。クルマでなく自転車だといろんなモノが見える。しばらくジメジメした日が続いたので道端にキノコが一杯。また道にはカマキリが這いだして久しぶりに日光浴していたり、高速の跨線橋から見下すと稲刈り終わった田んぼ。昨日行った古川では生垣に薄紫色のアケビが美味しそうに鈴なりだった。皮を脂炒めにするとほろ苦く珍味だそうだ。
今日は岩盤浴よりも青空のもと甲羅干しの方が好いかもと、露天風呂脇の畳に大の字に転がり、焼サンマのように裏表丹念に焼いた。真夏を思わせるまぶしい太陽もと、生まれたままの姿で爽やかな秋風に吹かれていると自由な原始人になったような錯覚に陥り開放感がハンパない。
皆さん隠しもせずに日頃陽にあてない場所をさらけ出しゴロゴロと居並ぶ姿は動物園に来たようだ。
あと気づいたのはお相撲さんのような立派な体格の人がタオルで前をカクシながら歩くのに反して、カマキリのような貧相な人が隠しもせずに堂々と闊歩する。何故相撲取りのような立派な身体の人は、身体に釣り合わないから恥ずかしがって隠すのだろうかなどとくだらない事を考えていたらウエルダンに焼けてしまった。
帰りは自転車を転がして帰るつもりだったので、本を読みながら、せいろ蕎麦を食いながら冷酒を呷る。温泉あがりはカンロ甘露土曜の休みだ。
前を隠さない人ではありません、ホンモノのカマキリです。
食用にはならないような?キノコ
刈った跡がきれい高速の橋から
天然温泉 龍泉寺の湯、此処の日本蕎麦が安くて旨いから不思議