Truth Diary

古典文学読書会

 蔓延防止措置で会場が準備できずに4月は欠講したがこの度は宮城県民会館の教養室を使用して実施した。メンバーは以前は13人ぐらいだったがコロナ禍で今回参加したのは8人、その中でも山形の天童市に引っ越しをしてからも通って来ている人が居る。積雪期以外は自分で車を運転して来ていたがさすがに冬季間は欠席を余儀なくされ、今日はご主人にバス乗り場まで送ってもらいバスで仙台駅前まで来たという。たいへんでしょうと聞いたら「これが息抜きになるの」との事。こうしたメンバーに支えられ25年続いているという。私はそのうち半分ぐらいだが講師は元宮城県図書館職員の方で、仙台市内の2,3の大学で古文講師をやったり、カルチャーセンターで古典文学を教えている方だ。
 今回は引き続き和漢朗詠集の中から白楽天の作詩で源氏物語や枕草子に引用された詩など著名なものについて解説頂いた 白は百より一足りない九十九を意味し、もののおしまい。一巻の終わり、または以下余白の意。白楽天の本名は白居居中国の当時の中唐の代用的詩人で彼の存命中に日本に伝来し平安貴族に愛好された、和漢朗詠集全804句中実に135句も選ばれており最大である。清少納言の漢籍ランキング第一位は白楽天でその理由は、唐においてさかんに行われたこと。平易流暢なこと。白楽天の性格、趣味、人となりなどが好まれたこと。白詩の背景が平安貴族と重なるところがあった。などが挙げられるが日本を始め近隣諸国に大きな影響を与えた偉大な詩人であったことは間違いない。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「学習」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事