本日のフリータイムは両国の東京江戸博物館を観て上野の鈴本演芸場で日本の伝統芸能を観る事とホテルを出発して山手線に乗る、とにかく寒い、昨日は春を思わせる陽差しだったが、節分の翌日、節句とは名だけの寒さだ。
みぞれの中、傘をさして両国駅から博物館まで歩く。先生に引卒された中学生の団体が殆どで一般客は少ない。特別展は催していなくて常設展のみ、それでもここに来なければ見られない江戸時代の資料がたくさん展示され、当時のイメージを幾分なりとも垣間見る事が出来た。両国の地に来て此処の空気を吸い、こうした展示を観ると、いなせな江戸火消しのお兄さん方の衣装や、粋な姐さん方が、小説の世界から現実味を帯て生き返ってくるようだ。
そんな気分に浸りながら次は江戸文化を継承している寄席へ向かう上野鈴本演芸場は上野公園のすぐ近く、上座と言われるお昼からの演芸を観たが、前座と言われる駆け出しの芸人が登場、落語を一席。この前座さん、めくりと言われる出し物を書いた紙をめくったり、次の先輩が使う座布団を裏返して直したり、出囃子と言われる太鼓を叩いたりと雑用が多くここで先輩たちのお世話をしながら芸人としての礼儀や心構えを学ぶのだとか、今日の前座は林屋正蔵(元三平の長男)の息子だとか。落語が多いが傘回し、お椀や扇子を使った江戸から伝統の曲芸(通称色物というらしいが)奴さん踊り等江戸伝統のおどり、各名人と言われた師匠達の三味線の出囃子、声帯模写の江戸家子猫(初代猫八の孫)など多岐にわたる。流石に演芸場で鍛えられた芸人さんたちの芸は真剣そのもので木戸銭を十分に上回る満足した芸だった。次いで雨となった悪天候をものともせずにアメや横丁へと足を延ばし下町風情溢れる東京を観て帰りの新幹線に乗る。
肥え桶の天秤を珍しそうに担ぐ女子中生、体験館で
上野鈴本演芸場の木戸銭売り場
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