まだ揺れてる

すごい揺れでした。
あんなのは初めてです。

今日は早めに仕事が片付いて、
ほとんど終わろうとしていたとき…。

「揺れてる？」

慌ててガスの元栓を閉めて、外への通路を確保して
戻ってきたら、視界がぐらっと揺れ出して、
足元からぐらぐらきた。

立てかけてあったワゴンが「ゴ―ン」「ゴーン」と
大きな音を立てて倒れていく。

水を貯めた大きな水槽から水がザンザン溢れてる。

「外に出よう」

外もミシミシと不吉な音がする。
何かのパイプがいやな音を立ててる。

立っていると不安定で、しゃがみ込んでた。

揺れがやんだとき、お手洗いに行ってた人が戻ってきて
「便器がぐらぐら揺れてこわくて座っていられなかった」

どこかで警報ブザーが鳴ってる。

「みんな、大丈夫？とりあえず、子どもたちと一緒に
校庭に避難して！」（職場は小学校）

大人はヘルメットを、子どもは防災ずきんをかぶり、
物々しい雰囲気で並んでる。

担任の先生は名簿を持って、むかえに来た保護者の
チェックをしてる。

手持ちの拡声器で保護者への注意を話してる。

ヘリコプターが巡回し、警戒を促してる。

引き取りの保護者が一段落して、あとの子どもたちは
冷えてしまうので、体育館へ移動。

私たちは校舎内外の被害状況をチェック。

校庭の真ん中に亀裂が走ってる。
どのくらいの深さかわからないけど
調べるのはあとにして、そこからは非難。

1階の廊下がでこぼこしてる。
離れてみてもわかるくらい。

玄関出たところでつまずいた。
タイル張りの地面にひびが入り、
一部が盛り上がってる。
階段の角は砕けて落ちてた。

他にどれくらい被害があるんだろう？

校内全体のガスが大元から停まってる。
と思ったら、地域一帯のガスが停まっているらしい。

それでは、火を使わなくても食べられるものを
買って帰らなくちゃ。レンチンでもいいのか。

最初の揺れが収まってすぐ、長男からメールが来た。

外への通路確保、水も貯めた。
娘と私にメールし、私の実家に電話。

普段はポヤンなのに、なんという仕事ぶり。
感動！！

娘とは連絡が取れない。メールが滞ってるのか？
部活に出てるはずだからみんなと一緒だよね？

とりあえず、パンを買い込み、猛ダッシュで
自転車をこぐ。

家のエレベーターが停まってる。
５階までダッシュ。

長男、落ち着いてる。
にゃんこ、ベッドの奥深くにもぐって小さくなってる。

「妹からメール来たよ」と長男。
おぉ～、これからは彼が扇の要か！？
頼もしいのう。

電車は全滅で帰れそうにないけど、
お気楽にしているらしい。よかった、よかった。

TVはすべて地震のニュース。

津波の映像、恐ろしすぎる。
千葉の工業地帯での火事もひどい。
天井が落ちて亡くなるなんて…。

これから冷え込んでくるのに、
電気もガスも停まってる地域がある。

どうか皆さんご無事で。

これ以上被害がひどくなりませんように。