こんなの出来ちゃった、って感じです。見ての通り、お魚バッグ。
ことの発端は、革教室のくま先生に、「今度うろこのパッチワークしてくださいませんか?」とちらっと言ったら本当に作ってくれたこと。
ぺろっとうろこだけ渡されて、さてどうしたものか?とジーッと見ていたら、なーんかひらめいちゃったんですね。
大きな魚を釣り上げて背負って歩いているイメージが。だから、ワンショルダー。ミニリュックの感覚です。(ぶら下げたイメージは写真下)
裏は、カラフルな端革(はがわ)が残っていなかったので、紺色で統一。パッチワークをするのは面倒だから全部ステッチにしちゃえ!と思ったものの、紺色の革も足りなくて1枚では魚の形にならず、ステッチとパッチワークが混在した形になりました。でも、そのほうが立体感がでて良かったし、1色もまた革に絵を描いているみたいな感じに仕上がり、二つの顔をもつショルダーになりました。
自分で描いておいてなんですが、この顔を見てると、つい、ニコニコしてしまうんですよね。
知人に頼まれて、初めてカチッとした眼鏡ケースを制作しました。
老眼鏡を入れたいので、細身でかさばらず、型くずれしないというのがご本人の希望。
うーん、どうかな?気に入ってくれるかな?
手元の細身の眼鏡を参考に型を起こしてみたけれど、ちまたで売っている老眼鏡のほそーいコンパクトなケースをイメージされていたら、少し希望と違うものになってしまったかもしれません。
でも、ゼロから型紙を起こすので、作っている途中でフタが閉まらないことがわかって型紙を作り直したり、側面は縫い目が綺麗にでるように、縫い目をつけた後にずれないように一つ一つ穴をあけて行きながら、斜めに針を刺していったり(これも何度かやり直した)と、かなり手間をかけたつもりです。(ふちはこれからゴミをとって綺麗にするけど)
練習のために引き受けたようなものだし、試作品に近いし、これでまた少し技術が向上したと思えばいいかなと思いつつ、快く貰ってもらえると嬉しいな。
2008年にアップしている(PBバッグ)から、かれこれ5年前? 年月が経つのって早いですね。
その5年前に作成したバッグ。ヌメ側部分がかなり飴色になって気に入ってたのですが、底をかなり正円に近い楕円にしたことで、肩にかけた時に幅をとってしまい、なんとなく使いづらかったんですよね。
それから、ヌメ側の縁取りなどが堅くて、間口の留め金のマグネットがすぐ外れてしまうことや、肩にかける紐が長すぎたのも気になっていたので、もっと持ちやすいものに仕立て直しました。
本体のパッチワーク部分は生かして、底と持ち手を作り直し、ベルトっぽくしたかぶせをつけました。
底は楕円形をやめて舟形に。持ち手は、ものをたくさん入れても重さを感じないように短くし、少しデザインを入れようと思って、ヒモを通してアレンジしてみました。(これは工房で評判が良かった!)
今度は、混んだ電車で幅をとることもなく、快適。たくさんモノが入るので、さっそく大活躍。あわやタンスの肥やしになるところだったけど、華麗な復活を遂げました。