●あーもーパンクとは何かと考えたくなるレベル(笑)
ジャケットがコンセプトを分り易すぎるぐらいに表現してるとは思うのですが、
私が感じているもので合っているかどうか不安になりますわ。
●本家↓
●オープニングからAメロに入るまでの1カット長回しが、やっぱ何度観てもいい。
ギター(名前失念。用務員だった人だっけ?)のおっさんの歩き方がもう最高だ。
懐かしいなぁもう。
いっとき、会社の中がオフスプリング一色だったことがあって、どのMacのCDトレイを開けてもこいつのCDが出てきて気が狂いそうになった覚えがある(笑)
●さて、歌詞がなかなか面白くッテ、こちらの解説が大変素晴らしくて勉強させて頂きました。
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ホテル・ジワタネホの洋楽訳詞ブログThe Cinema Show - プリティ・フライ/オフスプリング -
●90年代末期、HIPHOPカルチャー全盛の中、パンク?ロッカーである“白人”のおっちゃん達(こんときもう30代後半のはずだからね)は、
仇敵であるはずのヒップホッパー、DJ(あーもーこ・く・じ・ん)達に直接向かうでなく、
流行りに飛びつくアタマ空っぽの白人のガキを揶揄することで、
本来のターゲット達に対して、
「オメーらも大変だな。あんなアホガキにかまわれてよー」
ヴァニラ・アイス聴いてラップ知った気になってるヤツをよ。
なんて、
同情を向けるスタンスで皮肉込めて余裕ぶっこいてるんである。
●だがもって、そのような、ある種の周到さは
直前まで在籍していたバンドでジャズ・ロックなんてやってたくせに、
当時のパンクムーブメントに乗るためにスリーコードの曲を書きまくり、
短髪にして訛りを直し、
レーベルとの所属交渉時に、契約金でなく楽曲のロイヤリティーのパーセンテージを上げさせ、
名前が売れてから独自のスタイルを提示していった、
ポリス、いやさスティングに共通するものがある。
要するにインテリだ。いんてりげんちゃだ。
(実際にデクスターは高校の卒業生総代で生物学かなんかの博士号取るとこまでいくようなやつだ)
その賢しさには憧れると同時に、なにがしかの違和感を覚えたりもする。
●だからといってパンクの精神がどうのこうのといったところで、
ピストルズが完全に“仕掛け”られたプロジェクト、ムーブメントであるということは現在の人間なら誰しも知っていることだし、
そのことを悪く言うつもりはない。
提示されたものを適当に判断して踊ってやればいい。
ただ『パンコレ』の、
なんかよーわからんけど、声優の声使って極限までピーキーにチューンしてアサッテの方向にハジけちまえって考えているような音源のほうが、
なんだが、自分の中の【パンク】感にしっくりきちゃうんである。
おかしーか?
●とはいっても、パンコレ音源、
イントロのギロの音とかシンセのリフとか、、
Aメロのギターのカッティングとか、
サビに入って突然増えてく音数とか、
結構しっかりした作りで一聴したときに受ける「なんだこりゃ笑」って印象より一転、
かなりしっかり作りこんでると思いますた。
いや、面白い。
●さて、余談ついでに言わせてもらえば、
そうだな、この歌詞に出てくる白人のガキみてーなことをボクはもっとするべきだったと思ってる。
詳しく知らないまま、
周り見えないまま、
周囲にバカにされながら、
ノリだけで突っ込んで痛い目みるべきだったと思う。
みうらじゅん病に罹ってる場合じゃなかった。
「かっこいいことは、なんてかっこ悪いんだろう」
なんて思ってる場合じゃなかった。
『かっこわりぃ』失敗を、
何度も何度も何度も何度も繰り返すべきだった。
このPVの白人のガキみてーに、ずぶ濡れになるべきだった。
小賢しさは、後悔しか生まない。
黒歴史は、経験を残してくれる。
●更におまけに、ホテル・ジワタネホの洋楽訳詞ブログThe Cinema Showのネタを拝借すれば、
ドアタマの意味不明の掛け声、『Gunter glieben glauten globen』ってデフ・レパードでカウントで使ってるんだ。知らんかった。
今度使ってみよっかな(笑)
デフ・レパードのドラマー、リック・アレン。
事故で左腕を失った後も「じゃあ左足でスネアやりゃあいいじゃん」と
ドラマーであり続ける男。
かっけーす。
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