仙台市から、北へ25㎞ほど行ったところに、宮城県唯一の大衡村があります。
この村には、平成元年に開園した「昭和万葉の森」という万葉植物が数多く植えられた森があります。遊歩道の沿道に万葉歌碑が48設置されています。
その中から、柿本人麻呂の歌碑を紹介します。「古の人の植ゑけむ 杉が枝に霞たなびく 春は来ぬらし」 (巻10・1814)
昔の人が植えて育てたという、杉木立の枝に霞がたなびいている。確かにもう春は到来したらしい。という意味でした。この森には、万葉集に関わりのある樹木が100種類も植えられているとのことです。ぜひ一度訪ねてみてはいかがでしょうか。