(↑ おが屑に包まれて売られていた百合根)
過日、結婚記念日に因み、"なんちゃってフレンチコース"を夫婦で合作したことを、こちらの過去記事で紹介しました。安上がりで達成感があるので、今度は和食コースにチャレンジしようと話しており、読者さんからもエールを送っていただいていたのですが、内容も日程も煮詰まらないままでした。
先週、スーパーでたらの芽を見かけたときに一瞬スイッチが入りかけ…迷いながら周りに目を移すと、百合根(トップ画像↑)が目に入り……そこでスイッチが入ってしまったのです!「これはやるしかない!」と…(^^)v
俄かに、思いつくまま食材を調達しました。生鮮食品以外は、根菜類・乾物・冷凍品など、なるべく手許にある食材を使うこととし、買い物を最小限に抑えました。百合根は大きさと価格の違う2種類があったのですが、小さくて安い方(うろ覚えですが、78円)を求めました(^_^;
翌日決行した、半月盆で供す全11品の夫婦合作和食コース、名づけて「巣ごもり盆懐石」…(#^.^#) 焼き物と天ぷらだけ夫が担当、残りは私が作りました。
じゃ~ん、できあがりはこちら…
「巣ごもり盆懐石」献立(左上から縦方向に…)
1.八寸
▼焼き豆腐の雲丹田楽風 ▼焼き銀杏 ▼胡麻豆腐 ▼菜の花の辛子醤油和え ▼煮南瓜
2.お造り
刺身盛り合わせ(鯛・鮪・鮭・烏賊・北寄貝)
3.焼き物
▼鰤の照り焼き ▼焼き葱 ▼甘酢生姜
4.煮物
野菜の京風煮物(里芋・筍・椎茸・人参・菜の花)
5.揚げ物
野菜の天婦羅(南瓜・蓮根・たらの芽・大葉・色青椒二色(ふたいろ))抹茶塩添え
6.蒸し物
蓮根入り海老真薯の百合根・銀杏あんかけ
7.酢の物
若布・蟹蒲鉾・柚子
8.飯物・椀物・香の物
▼百合根と筍の炊込み飯 大葉あしらい ▼吸い物(はんぺん・花麩・若布・ぶぶあられ)
▼白菜と人参の浅漬け
9.水菓子
果物あんみつ
(※和食献立に因み、なるべく漢字で表記してみました。「烏賊」はイカ、「色青椒」と勝手に書いたのはカラーピーマン(パプリカとは違います)のことです(^^;)
もちろん、すべてを自作したわけではなく、加工品も使いました。焼き豆腐・胡麻豆腐・粒ウニのアルコール漬け・甘酢生姜・レトルトパックの銀杏・みつ豆缶・栗入りぜんざい缶など。焼き豆腐以外は手許にあったものです。刺身は盛り合わせをそのまま移しただけだし…(^^;
また、買い足す物を抑えたため、かぼちゃを煮物と天ぷらに使ったり、エビしんじょのために買ったはんぺんを吸い物に入れるなど、同じ食材を複数回使っています。高級店のコース料理ではあり得ないと思いますが…(^^ゞ
最難関の天ぷらを夫が担当してくれたので、かなり助かりました。私は苦手…(^_^; 我が家のフキノトウも揚げたかったのですが、まだ食べ頃ではなくて残念でした(^^;
私の料理は味が薄くなりがちで、今回もご飯や吸い物が薄めでしたが、総じて美味しくできましたよ(と、自画自賛(^^)v)。ご飯と一緒に炊き込んだ主役?の百合根は、ほくほくしてとっても甘かったです(#^.^#)
ごくありきたりな献立でも、和食コースは品数が多いので大変ですが、普段使わない器を日の目に当てる機会にもなり、たまにはいいですね。輪島塗の夫婦(めおと)箸は初めて出しましたよ(^_^;
こちらは、食卓を彩ってくれていた日本水仙…
先日、近所に住む友人が庭から摘んで持ってきてくれました。いつまでも馥郁(ふくいく)とした香りを漂わせてくれています(#^.^#) Nさん、いつものお心遣いに感謝しますm(__)m
こちらは、コース料理の残り物を、折敷(おしき)代わりのお盆に載せて翌日食した「折敷膳」?!です。
昔々、結婚披露宴の引き出物でいただいたお盆。食器棚の肥しにしておりましたが、コロナ禍でおうち時間が増えて折敷を使う人が増えたと、NHKの「美の壺」という番組で知って思い出し、取り出してきました。上が、40代で亡くなった高校時代の親友にもらった日光彫のお盆。下は、たぶん、実家から持ってきた引き出物の会津塗のお盆。
ですが、料理が載り切らなかった…醜い…(^^; それでも、普段使いのお皿に残り物をよそってお盆に並べただけでも、ご馳走に見えますね(^^)v Jちゃん、これまでなかなか使えなかったけど、これからはこうして使おうと思うから、私たちの食卓を一緒に見守っててね。
懲りない夫婦なので、「次は韓国料理? 中華料理?? ほんとにやっちゃう???」と、冗談交じりに話しております。果たして実現するでしょうか? いくらなんでも今度はどうかな…???
ここからはおまけ…
昨年の3月、あきる野市にある「黒茶屋」でたまたま食すことになった懐石ランチをついでに載せておきます。「檜原(ひのはら)都民の森」を訪れた(こちらの過去記事で見られます)帰途、一般的な店のランチ時間を過ぎていたため、店が見つからずにウロウロしていたとき、ふと目に入った「黒茶屋」の看板…10年以上前に同級生の案内で訪れたこと(こちらの過去記事をご参照ください)を思い出し、寄ってみることにしたのです。
ギリギリで間に合い、平日限定ランチメニュー(4,100円?)なら予約なしでもOKでした。ドライブに出かけた折りのランチとしては贅沢でしたが、味もコスパもよく、古風な建物と風雅な庭や秋川(あきがわ)渓谷を併せて楽しめました。
(※選択できる料理は、夫婦で別の物を選びました。また、違う角度で撮った一つの料理を複数回載せていることがあります。)
おまけついでに…この「黒茶屋」には姉妹店が2店舗あります。同じくあきる野市にある「燈燈(とうとう)庵」と、青梅市にある「かいせき井中居(いちゅうきょ)」です。まだ訪れたことはありません。
なお、今さらですが、トップ画像以外の画像はクリックすると大きくなります。
長くなりました。おつき合いくださり、ありがとうございましたm(__)m ごちそうさまでした(#^.^#)
和食のコース素晴らしいですね😆
盛り付けもメニューもお店を越えていると思います。食べてみたいです。
ご主人の天ぷらお上手ですね、私は天ぷら揚げるの苦手です💦
ご夫婦で合作楽しそうです。仲がよろしいんですね!
bokupen5yearsさんに背中を押していただかなかったら、このコースは作っていなかったかもしれません。bokupenさんのお蔭ですm(__)m
でも、ちょっと褒め過ぎでございますよ~、照れちゃうなぁ(^^ゞ
一つ一つは平凡なメニューでも、雰囲気で変わってくるもの、ということなんですね。
それと、画像の便利?な点は、味がバレないことです(^^)v
私も天ぷらはほんとに苦手です。最初は、失敗の少ない野菜の揚げ浸しにしようかと言っていたのですが、たらの芽を見た途端、天ぷらに切り替わりました(^^ゞ
夫とは、完全分担をすることで、トラブルを回避しております(*^_^*)
行きつけの割烹料理屋さんがあるのですね。いやぁ、なおさらお恥ずかしいです(^^;
でも、お二人で作ってみようかと思ってくださったのは、とても嬉しいです。ぜひぜひチャレンジしてみてください。
言ってしまえば、いつもの料理2食分を一度に作り、いつも使わないような食器に盛りつけるだけ…ですよ(^^)v
父がどこぞでこのやりとりを見ていたら、どんなふうに思うでしょうね。ふふふ(*^_^*)