「永年勤続ご褒美海外旅行」シリーズの26回目は、カンブリア州(Cambria)の湖水地方(the Lake District)の最も西側にある2つの湖をご紹介します。(★この記事は現地時間での2008年6月11日のことです。★画像をクリックすると大きい画像や別の画像が見られます。)
なお、湖水地方の地図はこちらをご参照ください。
旅行6日目のこの日は北東部の湖を5つ巡りました。前半3つの湖については、過去記事:「永年勤続ご褒美海外旅行(24) ~湖水巡り(2)~」・「永年勤続ご褒美海外旅行(25) ~湖水巡り(3)~」をご参照ください。
ロウウェス湖(Loweswater)を出てホニスター・パス(Honister Pass)を走り続けます。30分も行かないうちに、湖水地方最西端にあるエナーデール湖(Ennerdale Water)に着きました。
シダが一面に茂る丘を少し昇ると、湖面と周辺が見渡せる見事な景観が広がっていました。
全長2.5マイルの湖の周りには木々が多く、この日巡った湖の中では最も明るいイメージです。それもそのはず、the Forestry Commission(日本の林野庁のような政府の機関)が周辺の土地を所有、管理し、周りの山はコニファーに覆われているようです。湖の外周を巡る道路がない唯一の湖だそうです。
さらに湖面に近づいて行きます。
心地よい風に煽られながら水辺の散策を楽しみ、爽やかな気分でこの湖を後にしました。
次はエナーデール湖の南にあるワスト湖(Wastwater)に向かいます。
途中の景色です。
1時間ほどでワスト湖に着きました。3マイル長さの細長い湖で、水深は湖水地方の湖の中で最深です。
イングランドの最高峰(Scafell Pike 977m)が湖岸にそびえ、荒涼とした山肌が湖岸に迫り、今までの湖の中で一番荒涼としていてクールな印象です。エナーデール湖とは対照的ですね。
中央の車はお世話になっているレンタカー。
ピンク色の花はジギタリス。荒涼とした風景に文字通り花?華?を添えています。前にもご紹介しましたが、日本では立派な園芸花ですが、イギリスでは雑草なのですね。
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白く点在しているのはワタスゲ。心が和みます。
何の鳥でしょうか? 人も少ないので、生き物がいるとほっとするようです。
一番奥まで来ました。
水辺は穏やかですね。
カメラの視野に何が動くものが......何かと思っていると......(右裏画像をご覧ください)
飼い主さんは20代の男性で、人懐こいと思いきや、近くに住むアメリカ人でした。ワンちゃんがここで泳ぐのが大好きだとか! 気持ちいいでしょうね、きれいな湖を一人占め、いえ、一匹占めして泳ぐのですもの...。
心和むひとときでした。
さて、この日巡る予定の湖全部を回り終え、宿泊地に向かいます。
(左)♪あらあら、羊さ~ん! 危ないよ~~~!♪ 白い羊の赤ちゃんなのに、黒いのですね。
(右)途中の景色です。
次回は、湖水地方最大の湖をご紹介します。お楽しみに!