「母」 高田好胤著 ~父母恩重経を語る~ 元薬師寺管主(故) 2012年10月24日 18時14分52秒 | 読書 10月24日 水曜日 晴れ 三々五々…のご先祖様 私たちはみんな、お父様、お母様から生まれてきました。お父様、お母様もまた、ご両親から生まれてこられました。 こうして25代(仮に一世代を30年として750年)さかのぼりますと、私たちのご先祖の数は3千3百54万4千4百32人になります。それが28代さかのぼりますと、何と2億6千8百万人になります。 (25代さかのぼると・3千3百54万を三々五々と覚え54万4千4百32人と覚える) ですから、自分の生命は自分だけの生命だと思うのは現在人のとんでもない思い上がりであります。 私たちの生命はこんなに大変な数のご先祖さまが、今私たち一人一人の生命になってくださっているのであると言う事を自覚せねばなりませぬ。・・・・略・・・・ 大変な数のご先祖さまの喜び、悲しみ,その他…私たち一人一人の血の中に流れて、そのお蔭で生かしていただいているのです。 こうしたご先祖に対する私たちの先祖孝行の道が「まつりごと」であります。そこで一番身近な先祖であるお父様、お母様に感謝の誠を捧げる姿、が親孝行であります。 父母も またその父母も 我なりき 我を愛せよ 我を敬せよ 二宮尊徳翁 此の歌のように、ご先祖を敬愛することは、実は自分自身を敬愛することになるのです。 父母恩重経の一部抜粋 元奈良薬師寺管主(故)ゆっくり何回も読んで自分の家の先祖の供養に少しでも役立てばと・・・・・