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飽食の国の 『フードバンク』 で貧困解決

2009年01月19日 | Weblog
    ◎大量に廃棄される食品のうち、品質や安全性に問題がないものを企業から寄付してもらい、必要としている人のもとに無償で届ける…

    『フードバンク』…

     日本においてNPO法人を立ち上げ、フードバンクの取り組みんでいるアメリカ人…チャールズ・E・マクジルトンさんの活躍が機関紙に紹介されており興味深く読みました。

    そもそも『フードバンク』とは、約40年ほど前からアメリカで始まった試みで、現在、全米約200ヵ所で年間200万トンにも上る食品が再配分されている取組です。

    食品製造業や輸入業者レストランなどの外食産業で取り扱っている食品のうち、品質に問題がないに関わらず、賞味期限が迫っていたり、ラベルが汚れていたりしてやむを得ず市場に出せなかった食品を、施設で暮らす子供たちや母子家庭、ホームレス状態の方々など…

    …様々な理由でその日の食事にも困るような生活を送っている人達に、支援団体を通じて無償で届ける。

    日本では、食の安全について賞味期限の悪質な改ざんなどが社会問題になりました。

    食糧自給率も40%の攻防で、『食』についてもう一度考える大切な時期でもあります。

    もう一つの側面として、現実に…飽食社会と言われる日本では、年間約2000万トンの食べ物が廃棄されます。

    そのうち4分の1がまだ食べられる食品という現実があります。

    マクジルトンさんは、『セカンドハーベスト・ジャパン』というNPO団体活躍されていますが、顔の見える信頼関係を築く事に力を注いでいるとのことです。

     まさに…この…顔の見える信頼が、キーワードのように思います。

    日本にも、1日3食の食事を満足に取れない人が、少なくても65万人いるとされています。

     現段階の取り組みで…食品の廃棄にかかる経費を、08年度分で9200万円削減できる試算もあるようです。

   『もったいない』から…

   食品企業からも…有効利用に…『ありがとう』の声があるとのこと。

   『もったいない』から『ありがとう』…

   大切な視点です。