ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

K.071. 17世紀図柄の平皿

2018-12-13 | 飾り棚



直径19cm 高さ2cm Conimbriga

 コインブラの南に位置するコニンブリガの産。17世紀図柄の陶器はいくつか持っているが、この皿の模様がいちばん細かい。
 城の周辺で貴族たちが狩りを楽しんでいた光景が目に浮かぶ。犬に追いかけられている兎は本当は命がけなのだろうが、花咲き乱れる野原でのんきに戯れているような雰囲気だ。

 コニンブリガにはずっと大昔に栄えたローマ時代の大規模な遺跡がある。たぶんポルトガルでは最大級ではないだろうか。発掘された邸宅には色石を敷き詰めたモザイクの床がいくつも残っている。併設の博物館は発掘品の展示が充実して見応えがある。
MUZ  2006/10/14

 

©2018 MUZVIT

 

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