ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

K.078. 雄鶏型小皿

2018-12-24 | 飾り棚

横 17cm  縦 15cm

なんとたくましい表情。
これは雄鶏に違いない!
農家の庭先には、放し飼いの鶏たちがしきりに餌をつつきながら歩き回っている。
たいていは雌鳥が数羽と雄鶏が一羽。
雄鶏は身体も大きく、歩き方もどうどうと威厳がある。
雌鳥たちを後ろに従えてじつに威張っている。

この雄鶏は華やかな祭りの衣装で着飾って、パレードの先頭を歩いているのだろう。

食器として作られた焼き物だろうが、我が家では玄関の靴箱の上に置かれて、クルマの鍵入れとして使っている。
出掛ける時に鍵を持ち「行って来ます。」と呟き、帰ってきたら「ただいま」とこの皿に戻す。
何となく交通安全のお守りの様な役割で、道に迷うこともなさそうに思う。
又、出掛けている時も家を守っていてくれている様な気もする。

とにかく我が家の物は気持の持ちようでガラクタにもなり神にもなるのだ。
MUZ 2007/07/20

 

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