ポルトガルのえんとつブログ

画家の夫と1990年からポルトガルに住み続け、見たり聞いたり感じたことや旅などのエッセイです。

K.033. 片手徳利 Cantaro

2018-11-05 | 飾り棚

高さ17cm

 勝手に「片手徳利」と名前を付けてみた。
 底が平らで見るからに安定感がある。
 ポルトガル北部バルセロスの陶器。

 焼酎やお酒を入れて燗をつけるには良い形だが 650ml が入ってしまう。
 ワインならボトル一本が 750ml だから、少し入りきらない。
 余った分はグラスに注いで、じゃまだからひと足先に飲んでしまおうかな…。

 取っ手のねじった形がポルトガル的。

 古い教会の内部にもこれとそっくりの、ねじれた柱が使われていたりする。
 セトゥーバルのイエスの教会 Igreja de jesus(1491年建立)の内部の柱も、アラビダ大理石で作られた、ねじれた柱(マニュエル様式)で有名である。
 キリスト教の三位一体を表わしているという。

 このカンタロのねじれた取っ手のデザインの基はそのあたりからきているかもしれない。MUZ

©2018 MUZVIT


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