直径 28cm
素焼きに搾り出しで細かい絵柄を施し、上薬の掛ったバルセロス産の土鍋。
セトゥーバルでは「アロス・デ・マリスコス」「アロス・デ・ポルボ」「マッサ・デ・シェルネ」といった料理に使う。
アロス・デ・マリスコスとは海老、イカ、貝、白身魚などと米を一緒に炊き込んだ言わば雑炊。
上等になるとイセエビが入る。
アロス・デ・ポルボは蛸と米。
マッサ・デ・シェルネはアラという大きな白身魚とマカロニの煮込み。
その他にアンコウの入った「アロス・デ・タンボリル」などもある。
この鍋は特大サイズなので少食の日本人用なら10人前は作れる。
ポルトガル人なら4人前。
我家では白菜、こんにゃく、ネギ、豆腐などを入れて日本式の「寄せ鍋」「鴨鍋」「あんこう鍋」などに使う。
鍋は大人数で囲んで食べるほうが美味しい。
それでついついなんでも大きいのを買ってしまう。
2人には大きすぎるのだが鍋に合わせていつも作りすぎる。
寒くなった今の時期当然出番は多くなる。MUZ
©2018 MUZVIT