直径 13.5cm
ポルト・コーボと地名の入ったヴィアナ・ド・アレンテージョ製のオリーヴ入れ。
ポルトガルのアズレージョ(タイル絵)のアズール(青)の一色で細かい柄が描かれているが筆使いはいかにも素朴である。
私がオリーヴ入れが好きな理由の一つに、一旦ろくろで丸い形を成型した後、種入れの部分を作るために仕切りを入れる。
その時に手で捻る、そのためにどうしても歪みがでる。
そしてひとつひとつに趣が加わる。
そんなところを楽しんでいる。
今の時期オリーヴ漬けのNOVO(新しいの)が市場などに出まわりはじめる。
古漬けも良いがNOVOも渋みが残っていて歯応えもありそれなりに旨い。
ボージョレヌーボーではないが「どれどれ今年の出来具合は…?」などと言って買ってみる。
アゼイトナ(オリーヴ)の出来は?
ヴィーニョ(ワイン)の出来は?
クェージョ(チーズ)の出来は?
プレスント(生ハム)の出来は?
チョリソ(サラミ)の出来は?
アローシュ(米)の出来は?
アグアデンテ(焼酎)の出来は?
とあらゆる物のNOVOが出揃う。
利き味に忙しい時期である。MUZ
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