武田じゅうめい 旅人は風に向かって進む

色即是空とは、すべての存在は虚無であると知る。
旗印は日本愛、 日本人にはニッポンが足りない

菅直人の権力の階段。

2010年06月29日 | 国際外交の真実

★菅直人。
この人、何のために権力の階段を昇って来たのだろう。
総理が最終ゴールなのか、そして権力を握る為に権力に擦り寄り、権力にしがみつこうとするのか。まだ総理になって間もないが、「しがみつく」という言葉が出るように、菅直人には総理の風格がない。
3党連立のうち1党首が罷免されたという重い事実、1党首が菅直人にケツをまくって辞任したということ、そして衆院で308議席という単独絶対多数を誇りながら、たった8ヶ月余りで総理が辞任したという事実の意味するところは、今の民主党政権に権力の正統性は無い、ということだ。
今まで菅直人の口から出てきたことは、「普天間、日米合意の履行」と「消費税10%アップ」であるが、国民に約束したマニフェストの姿が見えて来ない。
消費税を増税してバラマキの為の財源を確保することしか見えて来ない。選挙が終わるまでは国民から反発を受ける具体策を示さないズル菅。
現行の消費税5%を10%に上げた場合、金額にして10兆から12兆5千億円になる。それで子供手当てとか高校授業料のバラマキをやるならば、民主党というのはどうしようもない。しかも韓国朝鮮人とか中国人への給付なのだから、誰の為の増税なのか。菅の名前のルーツは韓国の韓から来たものだとする説があるが、実際、韓さんという苗字の韓国人は普通に存在する。そうだとすると市民派の仮面を付け、時の権力者に擦り寄ってきた菅直人の実像が見えてくる。
菅直人。
27日夕、オバマとトロントで初めて会談した。しかし、オバマの会談相手としては菅直人が一番最後であった。これをトリと見るべきか、それとも最後のおまけと見るべきか。
普天間問題について、鳩山が政治生命を失った5月の日米合意を、双方が着実に履行することを確認したという。これで菅直人も政治生命を縮めた。
菅は「日米合意に基づいて真剣に取り組む」と述べたらしいが、「新内閣の誕生により、合意の見直しを行いたい」と言うべきであった。それが国際外交というものだ。
日米同盟の深化は、日本が米国に従属することではない。
菅は9月に訪米し、オバマと首脳会談を持ちたいと述べたが、それまで菅直人が総理の座にいるかどうかは、7・11が終わるまで誰にも分からぬ。
★菅直人の麻生太郎化。
菅直人は、トロント市内で国内外の記者との会見で、言い間違いを連発した。
経済成長が著しい新興国を「エマージング・カントリー」と言うべきところを、「エマージェンシー・カンパニー」(緊急の会社)と言い、「G8」を「G7」と言い、さらに、ロシアのメドベージェフを「メドメージェフ」、韓国のイ・ミョンバクをイ・ミョンビャクと言い間違えた。
おいおい、頭が悪いのか、ボケが進行しているのか、どっちなんだ。

★みんなの党の
渡辺喜美

民主党というのはタチが悪い。消費税では自民党に抱きつき、連立では(みんなの党)に抱きつき、まさにチカン内閣になってきた。
渡辺喜美は、(みんなの党)との連携を発言した民主党の枝野幸男に、「顔を洗って出直して来い」。
渡辺は指摘する、6月22日に閣議決定された「国家公務員の退職基本方針」について「現役の官僚が天下りする場合は天下りとして扱わない」という自民党時代より、もっとひどい天下りシステムだ」と批判した。
さらに「みんなの党と一緒にやりたいのなら、この閣議決定を撤回することと、官公労働組合と縁を切り、官公労出身の候補者を全部切ってからだ」。
また、枝野の発言について、「民主党の、実に賢い党改革のイメージアップ作戦であり、みんなの党からみれば、悪質な選挙妨害にしかみえない」と、枝野を厳しく批判した。この枝野幸男というのは幹事長になった途端、嫌味なタイプに変貌したが、程度が良いと言われる枝野でさえも、この堕落なのだから、あとは推して知るべし。

★日中防衛交流。
本ページは前から批判しているが、日中防衛交流など百害あって一利無し。
仮想敵の中国と交流しても、嫌味な部分が残るだけで、心に響く交流など望むことなどあり得ない。
中国人民解放軍と陸上自衛隊による交流が今月、兵庫県伊丹市で行われた。お互いにピリピリムードが漂い、友好からはほど遠い雰囲気だったそうな。
中国人民解放軍は中国の正規軍であるが、その司令、中将クラスら上級幹部8人が来日し、伊丹の陸上自衛隊を6月15日に公式訪問した。
中国軍の幹部は、日本の戦車や自走りゅう弾砲について「射程距離」の質問をしたが、自衛隊は「お答えできません」と回答を拒否したという。おいおい、そのくらい教えてやれ。それならば最初から軍事情報に関する質疑応答はできない旨の覚書を取り交わすべきだ。その回答拒否に対して中国軍幹部は、仲間内で中国語で不満を言い合ったそうな。それを自衛隊が漏らしたということは、自衛隊は中国語のできるスパイを配置していたということになる。善悪は別にして、これじゃ相互不信が募るだけだ。
民主党というのは何かが致命的にショートサーキットしている。

米国CIA。
米国も大統領を父に持つ世襲セレブのブッシュ・ジュニアが、米国を百年戦争に引きずり込んでしまった。イラクもアフガンも泥沼の地獄の戦線に変貌している。
さて、米国CIAのパネッタ長官は27日、アフガン軍事作戦は「深刻な問題を抱えている」と述べた。
アフガン作戦は「予想したより厳しく、時間がかかる」。作戦の目標は、アルカイダとタリバーンの掃討であり、その後に安定したアフガン国家を建設することだと述べたのだが。
南部カンダハルとヘルマンド州で、タリバーン武装勢力と米軍や多国籍軍(ISAF)の間で激しい戦闘が繰り広げられており、攻撃は激化しているという。
一方、タリバーンに武装解除や和平を呼び掛けても、タリバーンは興味すら示さないと嘆く。
おいおい、それはそうだ。イスラム教の国に異教徒キリスト教の戦車が押し寄せ、石と泥で出来た粗末な家を破壊し、同じ村のアフガン人が殺されていく姿を見れば、誰でも銃を取るだろう。それこそ神が与えた生存権と自衛権だ。

(ムラマサ、鋭く斬る)

 

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