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たけえもん日記 ~竹原ステーションブログ~

広島大学水産実験所竹原ステーションでの出来事と
竹原市周辺の里海ネタを軸に様々な話題を提供します。

豊潮丸 in 奄美大島

2018-06-03 22:10:40 | 調査

こんばんは。

 

先月、5月14~24日にかけてプラ研では豊潮丸の調査航海で奄美大島に行ってきました

 

黒潮流域のプランクトン・ベントス・ネクトンの調査ということで

 

ORIネット、ソリネット、ドレッジを使って様々な生物を採集しながら奄美大島を目指します

 

みんなで協力して生き物をピックアップしていきます

 

 

キンセンガニの仲間

 

セミエビの仲間

 

ORIネットにヒラタカムリクラゲの仲間の跡がクッキリ、なんてことも

 

往路は天気も良く、実に快適なクルージングであっという間に奄美大島に到着

 

おいしいごはんと雄大な自然を満喫しました

 

鶏飯

 

ウンギャル(アオダイ)丼

 

山一面のソテツ

 

復路についてはまた次回

 

こんクラゲ・改壱

 

 

 

 

 

 

 


勢水丸航海

2017-11-18 18:47:14 | 調査

 

なんだかんだ初投稿、よねくらげです

 

14日~17日まで、大塚研総出で三重大学練習船の勢水丸航海に行って参りました

 

1日目

悪天候からのスタート

今回はじめてサンプリング航海に参加した3年生もグロッキーでした

 

2日目

無事晴れました

気さくな船員さん達とお喋りに興じつつ、調査もちゃんとしてますよ

CTD

 

 

3日目

強風警報が出てサンプリング地点の変更を余儀なくされました航海にはつきものですね

明日の分の調査も今日に回して、今日の調査は4地点皆さんお疲れさまでした・・・

ドレッジ

 

ORI ネットで採集した深海の生き物たち

 

4日目

予定より1日早く調査を終えましたが、目的のモノは無事獲れたのでよかったです

 

それにしてもこの航海の間、睡眠時間がめちゃ短かった(主に自己責任)

 

皆さまも体調には気をつけて、寒い冬を乗り越えていきましょ~

 

 

よねくらげ

 


カブトガニ調査(沖合編)

2017-11-10 23:42:52 | 調査

 

アカン

 

ブログの更新が

 

遅い

 

 

 

すみません

 

なかなか時間が取れず、更新が滞っております

 

ちょいと反省です

 

さて、反省はそこそこにして

 

今回は前回の続き、カブトガニ調査(沖合編)をお送りします

 

前回の曽根干潟調査から4日後、今度はプラ研の全員で豊潮丸に乗り込み

 

海から曽根干潟を目指しました

 

 

今回はカブトガニの成体が生活しているであろう干潟の沖合環境を調べるべく

 

CTDやSM採泥器を使って、海洋の物理環境や海底の泥質調査をメインに行いました

 

大型CTD(採水もできるよ)

 

SM採泥器

 

また、今回の調査の一番の売り(?)は水温・塩分の24時間調査

 

丸一日、豊潮丸を停泊させて、1時間おきに海底までの水温と塩分を測定しました

 

さすがに1日中起きておくのはしんどいので、2組に分かれて交代

 

昼の部 

 

夜の部

 

夜間もしっかりと調査しています

 

そーいえば、今回の調査では北九州市立博物館と共催で豊潮丸の一般公開が行われました

 

プラ研のメンバーも豊潮丸の説明をお手伝いさせていただきました

 

 

 

今回の航海でみんなで夜通し測定した結果はきっと曽根のカブトガニを守ることにつながるでしょう

 

カブトガニが見られる豊かな海がいつまでも続くようにしないといけませんね

 

 

こんクラゲ・改

 

 

 


カブトガニ調査(干潟編)

2017-10-05 17:15:12 | 調査

こんにちは。

 

ブログの更新がちょっとご無沙汰してしまいました

 

すみません

 

今回は先々月に行った北九州市でのカブトガニ調査の様子を2回にわたってお伝えします

 

というのも、このカブトガニ調査、干潟で幼体の生態学的データを収集すると同時に

 

成体の生息場所である干潟沖合の海底環境も調査しようと計画された調査なのです

 

ということで、まずはカブトガニ調査(干潟編)始まり始まり~

 

今回の調査メンバーは卒論テーマがカブトガニのカッシーを中心にけんクラゲ、米クラゲ、こんクラゲ・改

 

の4人で出撃しました

 

関門海峡を渡っていざ九州へ

 

 

さて、調査地の北九州市曽根干潟についてびっくり

 

干潟の広いこと、広いこと

 

 

これでも干潟のほんの一部

 

さすがに全体を調査することはできないので、ポイントを絞って調査することに

 

今回の調査はカブトガニ幼体の密度を調査するとともに生息場所の物理環境も調査することになっています

 

密度調査のためにコドラートを使って枠内の幼体数を数えます

 

 

泥に埋まった幼体がいないか丁寧に探していきます

 

 

居ましたね~

 

 

3~4脱皮齢といったところでしょうか

 

生息場所の物理環境は泥を持ち帰って実験室内でいろいろ測定するんですが、

 

現場でも一つ作業がありました

 

 

このT字の金属棒はコーンペネトロメータ

 

鉄の棒を地面に突き刺し、一定の力で押していき、刺さらなくなったところで

 

地盤に差し込んだ鉄棒の長さと加えた力から地盤の貫入抵抗を計算する器具です

 

これを使って幼体生息地の地盤調査をしたんですけど

 

さすがに干潟、抵抗なくどんどん埋まって行く

 

埋まったら次の鉄の棒をつぎ足すんですが、継ぎ足しの仕方がネジ式

 

取っ手の無い鉄の棒を泥で汚れた手で回すもんで、滑ってなかなか回らない

 

しかも見た目以上に一本が重たい

 

こんなん握力なくなるわ

 

これを7地点で調査したんでめちゃくちゃ大変でしたね

 

いかんせん写真ではこの苦労が伝わりづらいですけどね

 

 

 

日中は幼体密度と物理環境を調査して、夜にはカブトガニの産卵を観察しました

 

曽根干潟はカブトガニがまだ数多く残っている非常に貴重な干潟なので

 

調査中も多くのつがいが産卵しに砂浜へやってきていました

 

はじめてこの目で産卵行動を確認できて、調査メンバーのテンションはMAX

 

日中の調査後で疲れているにも関わらず、写真や動画に記録するなど大いに盛り上がりました

 

 

限られた調査日程の中、現地で調査の案内をしてくださった林さん、高橋さんのおかげで

 

予定していたすべての項目を調査することができ、大変、満足のいく調査となりました

 

ありがとうございました

 

さて次回は、カブトガニ調査(沖合編)に突入予定

 

乞うご期待

 

こんクラゲ・改

 

 

 

 

 


定期サンプリング+α

2017-06-20 01:22:44 | 調査

こんばんは。

 

梅雨に入ったのに晴れた日が続きますね

 

そんな今日は竹原ステーションで月に1度行っている定期サンプリングの様子をお伝えします

 

今回はこんクラゲ・改を含めて5人で出港

 

竹原ステーション前のイカダと阿波島沖で水温・塩分を測定します

 

イカダ前準備中

 

 

阿波島沖

 

 

写真はないけどこんクラゲ・改も働いています

 

今日は定期サンプリングに加えて、プランクトン採集もしましたよ

 

プランクトンネットを水深50mぐらいまで落としてカイアシ類を狙います

 

 

50mもロープを引き上げるのはなかなか大変でした

 

 

写真奥のけんえもんはクラゲを探していますね

 

この後は少しクラゲを探して、本日のサンプリングは終了

 

だいたいサンプリング時間はトータル1時間ぐらいでしょうかね

 

最近はデスクワークが多いですけど、たまには波に揺られるのもいいですね

 

これからの季節、どんどん海に出ていきたいところです

 

こんクラゲ・改