けもの道

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サラリーマン一匹狼なんちゃってランナーのつれづれるままの日記です。

簿記講座-第0話②

2006年07月20日 09時50分21秒 | Weblog
いきなりアクセス数あがりました。。。
素人が書いてますので、くれぐれも参考までに願います。

で、前回きちんと簿記をやってると青色申告となり、
申告時にいろいろとメリットがあると言いましたが、
さて、この「きちんと」とはどういう意味か?

それがいわゆる「複式簿記」と言われるもので、
すなわち「青色申告=複式簿記」となります。

一方、単式簿記というものもあります。
これは、これは、お小遣い帳や家計簿のようなもので、
入ってくるお金と出て行くお金を日々記録し、
月末になったら項目ごとに集計し、
入金額と出金額の差額から、月末の現金残高を把握するものです。
単式簿記では青色申告はできません。

言葉だけでは両者がどう違うかあまりわからないと思いますが、
実務的に言ってしまうと、
複式簿記⇒貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)の作成
単式簿記⇒損益計算書(P/L)の作成
ということになります。

貸借対照表と損益計算書を簡単に説明するとすると、
貸借対照表=会社の財務状況(預金や資産、借金など)
損益計算書=会社の経営成績(その年に稼いだ利益・事業所得)
を示すものと言えるかと思います。

一見すると貸借対照表(B/S)が作れるかどうかだけの差に
見えますが、実際単式は家計費的な部分と仕事部分とのお金の流れが
かなりあいまいなことが多く、
損益計算書(P/L)も信用性が低いというのが通念となっております。

そんでもって、事業所得に対して所得税が課税されることになるので、
確定申告時には損益計算書(P/L)が作れればOKなわけですが、
現実問題として、事業を営むうえで、
いろいろと金融機関から融資などが必要な場合があります。

そんなとき、損益計算書(P/L)だけでは会社の状況はよくわかりません。
例えば、売上1,000万-経費400万=利益600万の損益計算書(P/L)だけ
見せられたら、「お、結構儲けてるな!」と誰しも思うでしょう。

しかし、すでにいろんな金融機関から借入が2,000万円あって、
月の返済額が40万もあるかもしれない…
そうしたら年600万=月50万でも手元には10万円しか残っていない状況…
そんなとこにお金貸せますか?
(当然、担保・保証人さえ準備してもらえれば貸すでしょうけど(笑))

このように損益計算書(P/L)だけでは、
会社の財務状況までは把握できないわけで、
会社の健全性を示すには貸借対照表が不可欠です。

今日のまとめ
「複式簿記=貸借対照表(B/S)、損益計算書(P/L)の同時作成」


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