僕のつぶやき

服や音楽が好きな、現代の夢見るフリーターsanboさんがお送りする戯言やイラストなどなどです。

お詫び

2007年01月16日 21時56分26秒 | つぶやき










すいませんでした。














これ以上の言葉はありません。いや、すいません。
















桜庭選手、すいませんでした。


















覚えていない人もいるかもしれませんが、以前K-1 dynamateの試合について書きました。








〔以下、1月2日のブログ~須藤元気引退からの引用〕


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大晦日のK-1だったが、最後のメインイベントは「秋山V.S.桜庭」という格闘技ファン垂涎の試合だった。僕は格闘技を観るようになったのがつい1~2年なので正直言ってその桜庭一志という存在にあまり関心がない。僕がみるようになってから試合をしていないというところだけれど、世間は桜庭を総合格闘技の父といわんばかりに盛り立てている。そしてHERO'S ミドルヘビー初代王者の秋山と比べ「新旧世代交代」と謳う試合だった。結局のところ僕は専門家でもないから試合の内容はわからないけれど、結局は秋山の圧勝だった。秋山は桜庭をとても尊敬しているようで、以前から試合をしたいとオファーしていたようだが、前回の対戦(半年前)では桜庭が負傷したということで試合は延期になって、今日に至っていたわけだが、その試合はとても残念なものだった。途中から秋山が一方的に桜庭に殴りかかった。桜庭は何度かタックルなどで寝技に持ちこもうとするも秋山に一蹴、最終的にはたこ殴りにあい、耳と鼻から流血しレフェリーストップでのTKOとなった。秋山は憧れの存在に勝ち、とても誇らしげにマイクを握ったがその横ではその対象であったはずの桜庭が「ワセリン(油)塗りすぎだ。掴めない。あんなの反則だ」と文句を言っていた。















えっ!?
















とてもがっかりする光景だった。新旧世代交代と言われ、新しい世代に負けた桜庭は潔く喝采を贈るかと思いきや、相手が反則していたと言い張ったのだ。その後レフェリーやセコンドが秋山のボディーチェックをするも判定は覆らず、秋山の勝利となった。桜庭は「秋山は反則だ」と言い残し、試合後のインタビューにも答えなかった。なんとも醜い。これがみんなを奮い立たせていたヒーローなのかと目を疑った。なぜそんなことをするのか、まったくもってわからない。桜庭に対して怒りを通り越して、軽蔑の念だけが残った。正直、早くいなくなればいいと思った。秋山を擁護するわけではないが、やはり試合に関してそんな悪いイメージをもたれるような発言をするのはどうか。しかもそれが自分を尊敬している次世代の格闘家に対してすることなのか?くだらない…ネットなどでも「これを解決するには再戦しかない」と言う人もいたけれど、もうあんなやつと試合する必要はない。






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…というわけで、僕は桜庭選手をとても攻め立てるような表現をした。しかし、このたび、その対戦相手秋山選手が全身にクリームを塗っていたことが判明。試合は無効となり、1000万円を超えるファイトマネーも没収。さらに試合出場停止などの罰則も考えているとの事だった。秋山選手は普段からクリームを全身に塗っていて、試合前にもカメラの前で堂々と塗っていた。しかし試合前のチェックでは認められたし、試合中に桜庭選手が抗議してもレフェリーはチェックしなかった。というわけでレフェリーも報酬の50%カットされた。よく事実も知らずに、桜庭選手を悪者と決め付けて勝手に駄文に載せてしまったことをとても反省している。














試合後、桜庭選手のファンたちは「あんな抗議をしたのははじめて」「レフェリーも大会主催者もぐるになって秋山の勝利に傾向していた」などネットでの書き込みもたくさんあった。僕は桜庭選手なんてあんまり知らないし、そんなことが本当なのかわからなかったわけで。でも結局、秋山選手が全身に塗ったクリームによって滑っただろうことが判明した。正当なことを言ったのに、認められず、一方的に殴られ、負けに追い込まれた桜庭選手の心境を考えると自分がしたことの愚かさを嘆くことすらできない。
















すいませんでした。














桜庭選手がこんなブログをみているわけもないけれど、桜庭選手のファンの方、身内の方、友達、知人の方がみたらとても悪い気を持たれただろう。とても申し訳なく思っています。















秋山選手はこんなことになり、しばらく試合には出ないでしょう。もしかしたらこのまま大舞台からいなくなるかも。という話です。いつも塗っていたということでカメラの前でも気にせずクリームをつけたということだったが、試合の規則ではいかなるものも身体に塗布してはいけないということになっていたし、プロの格闘家として当たり前のことだっただけに、秋山選手の選手生命も終わりかもしれない。秋山選手は「桜庭選手に会って謝りたい」と言った。だったらなぜあの試合のときに止めてくれなかったのか。顔が血まみれになるまで殴られた桜庭選手がかわいそう。なんて僕が言えた義理じゃないけれど。おかしな格闘技が大晦日に行われたが、秋山選手が会見したことだってあまりニュースで取り上げられることもなく、何もなかったかのように過ぎ去ってしまう。この事件でたくさんの人が傷ついた。だれも喜びはしなかった。悲しい結果だ。もうこんなことが起こりませんように。僕も確証のないことで人を批難することはやめます。本当にすいませんでした。