日々のあわ

悲喜こもごものピアノレッスン風景

我慢できない!

2008年03月31日 | レッスン日記
【2008年3月30日 レッスン】
☆楽興の時 Op.16-3 , Op.16-4 (ラフマニノフ)

今日も3番から。

1回通して弾いたあと先生からは
「1度メトロノームに合わせて弾いた方がいい」と言われました。

「はみだし過ぎ……」だってさ。

前回のレッスンで
「ぎこちない。もっと歌って」って言われていたので
頑張って揺らしてきたつもりなんですけど、揺らす云々以前に
私の弾き方は拍子感がおかしいらしい(笑)

・休符の間も音楽の流れを止めてしまわないこと
・大切な音は長めに
・繋がったフレーズの中で急に音色を変えない。変えるときはグラデーションをかけるように

その他、具体的な音の出し方(手首の使い方・打鍵の速度など)なども教えていただきました。

そうそう。
「大切な音は長めに」って前回も教えていただいていたので
自分では「長くー引っ張ってーーー」と、弾いてるつもりだったのですが
まだまだ足りなかったようで……。

「もっと我慢して。もっと……!!」と先生から何度も言われてしまいました。

次の音に行きたくても行けないっていうのは
なかなか苦しいですね。

………我慢できない(笑)

他に左手が10度の和音を弾くところでいつも音が濁ってしまうのを指摘されました。
高菜「いや、自分でも汚いって分かってるんですけど、ここ難しいんですよ!上手にペダル入れるの」
先生「左手アルペジオにしてるから、難しいんじゃない?同時に弾けば?」
高菜「届かないんですっ!!!(うがーーー!!)」

届くんだったら、最初からわざわざアルペジオで弾いたりなんかしませんよ。
10度の和音なんて土台ムリ!!!

って思ったんだけど
家に帰って楽譜を読み返してみたら、和音の一番上を右手で取れば
アルペジオにしなくても弾ける和音が結構あることに気づきました。
(すげー今更)

やっぱり分散させない方が安定感があるし、外しにくいし
何よりペダルに音を入れやすいんですよね。

………なので、ここは弾き方を変えることに。


続いて4番。
こちらは暗譜してあったので楽譜を先生にお渡しして弾きます。

1箇所、完璧に止まって音が分からなくなってしまった場所がありました。

家で練習している時も
「ここは(暗譜)怪しいなぁ」と思いながら弾いていたところだったので
危なげなところは練習で丁寧に潰していかなくてはいけませんね。

先生から最初に言われたのは
「左手の伴奏、もっと音出せませんか?」ということ。

特に左手の伴奏フレーズの最初3音は
スタッカートで弾いていいので(ペダル踏んでるから)
「もっと荒れ狂った波のように、うねって」と。

ショパンの革命のエチュードと同じで、左手の伴奏は
右手のメロディーから独立した流れで弾くのだそうです。

んー。なるほど。

その他、今日は
「どう弾いたら、速度感のある演奏に聴こえるか?」ということを中心に
教えていただきました。

あはは。この曲、楽譜の指定速度では到底弾けっこないので
小細工でカバー ごほん、ごほん。
速く聴こえるような工夫が必要です。

先生曰く
「速く弾けるなら特別に緩急をつける必要もないし、そのまま弾けばいいんだけど
それが無理なら、その分いろいろ工夫して弾かないと…」


そういう小細工 工夫が多くなればなる分、弾くのも難しくなると言われました。

だから最終的にどれくらいの速さで弾くのか(弾けるのか)も併せて
録音してみて速さのバランスを確認するように、とのこと。

……う~ん。本当は何の小細工もなしに、CDで聴いたイメージ通り
自分が出せる精一杯ギリギリの速さで、最初から最後まで突っ走りたい
(あんまり緩急つけずに)のが本音なんですけど
先生からは
「よほど鮮やかに弾けるなら別だけど、そうじゃないと、、、苦しい」と言われました。

「それだと聴いてる人も『何か大変そうだな……』っていうので終わっちゃいますからね。
それは目指すところと違うでしょ?」
と言われ、納得。

余裕のない苦しい演奏よりは、少しでも何か
(曲の良さでも、自分がこの曲を好きだと思う気持ちでも何でもいいので)
聴いてる人に伝えられるような演奏を目指したいです。

ん? あぁ。
……結果的に伝わらなくても伝えようという努力くらいは、しておきたいって意味でね(笑)


レッスンの終わり間際。

先生「じゃあ、次回は3番も暗譜ですね」

えーーーー?! 
3番は『暗譜するつもりはない』って最初に言いましたよ、私。

だって3番は短い曲だから譜めくり不要なんだもの。
だから視奏でも何ら問題ないんだもの。

……って思ったんですけど折角だから暗譜してみることに。
あーーー。間に合うかなぁ。もう本番の3週間前だよ。


以上、レッスン終了。

次回のレッスンは4月5日(土)

スタインウェイ2台で練習会

2008年03月25日 | オフ
去る3月23日はブログのお友達のyokoさんが主催して下さった
2台ピアノ&ソロのオフ会にお邪魔してきました。

スタジオを借りての練習会は14時からだったのですが
その前に皆さんで美味しいランチをいただきました。

落ち着いた雰囲気の素敵なお店で
美味しいイタリアンをいただき至福のひと時です。

写真は撮っていないけれど
特にデザートがとっても美味しかった~♪
思わず頬っぺたに手を当てて「はぁ~」と溜息をついちゃいました。

ブログの話や習っているピアノの先生のお話など
同じテーブルを囲んだ皆さんと楽しくお喋りさせていただいて
あっという間の1時間半!

そうそう。余談ですが私が習っている先生のお話をしている時に
(↑このブログにレッスン日記を書いている先生)
「先生は男性です」ということをお話したら
ブログを読んでくださっているお友達に驚かれました。

確かにあえて「私の習ってる先生は男性です」とは書いていなかったですからね(笑)
女性だと思われていても不思議じゃないかも。


ランチの後は皆さんでスタジオへ移動。
駅から徒歩12分。閑静な住宅地の中にそのスタジオはありました。

スタインウェイが2台とフォルテピアノが1台置いてあるお部屋で
今回はスタインウェイを2台お借りしました。

karura


手前はフルコン。
奥は115年前に作られた年代物のニューヨーク・スタインウェイ。

karura2


上の写真を見ると分かるように鍵盤が85鍵しかありません。
鍵盤が多いピアノ(ベーゼン)は弾いたことがあるけれど足りないやつは初めて見ました(笑)
今では使用不可能な材料を使って作られている貴重なピアノだそうです。


さて。まずは2台8手のシャンペントッカータを初合わせ。
(piano1…primo:YUさん、secondo:yokoさん
piano2… primo:高菜、 secondo:ぴあさん)

このシャンペントッカータはギロック作曲。
ちょっとジャズっぽい和音が入っていたりしてオシャレな雰囲気の
楽しい曲です。

そんなに複雑な曲ではないのですけれど
それでも1発で合わせるのは難しいですね。

もっとちゃんと練習しておけば良かったのですが
練習不足でミス連発でした。。。反省。

それでも合わせものは、やっぱり楽しい!!

弾きながら
「へ~~、こんな風に音が入ってくるんだ~~」と
他の方が奏でる音との掛け合いや重なりを楽しめました。

お相手して下さった皆様、ありがとうございました。

それからお遊びでブルグミュラーの2台ピアノを初見で
弾いたり…あ、いや違う。嘘だ。弾けなかったんだ(笑)
(挑戦して撃沈)

軍隊行進曲の2台8手をぶっつけで合わせてみたり、
色々と遊んでいただきました。

2台ピアノの後はソロ演奏&連弾です。

皆さんの素敵なピアノを、たっぷり堪能させていただき
幸せな時間でした。

で、自分の演奏(とも言えない騒音&雑音)については
……今年はイイワケしないと決めたので書かないでおくことに致しましょう。

ただ、演奏とは別に後になって「あー、失敗した…」と思ったことが。

人前で緊張して弾くと、一人で練習していても弾けない箇所は勿論のこと
いつも弾けているところでもミスしたり
フレーズの終わりを省略(誤魔化して弾き急ぐ)してしまうことが多いんですよね。

そんな時は弾きながら
「あー、ここも指がもつれるな…」
「そうか緊張するとここは弾けなくなるのか。よし、家に帰ったら練習しよう」等、色々考えているのですが
時間が経つとその苦手箇所がどこだったのか忘れてしまうんです。

人前でわざわざ恥かいた意味なし。。。


というわけで今度人前で弾く時はエンピツ用意しておいて
自分が弾いたらすぐに楽譜に書き込もうかと。

……かなり怪しい人だけど。


さて。ピアノを弾いた後は、お酒ですよね……!!
というわけで2次会に突入。

2次会までお付き合いいただけた方は自分を含めて5名だったのですけど
和気藹々とした雰囲気でとっても楽しかったです。

美味しい食事とお酒、それから際どい(?)お話に、知らぬ間に時間が過ぎていました。

ご一緒いただいた皆さん、そして楽しいオフ会を企画して下さったyokoさん
ありがとうございました。

また皆様とご一緒できることを願って。

焦らずゆっくり

2008年03月16日 | レッスン日記
【2008年3月16日 レッスン】
☆楽興の時 Op.16-3 , Op.16-4 (ラフマニノフ)

・Op.16-3
⇒ぎこちない。もっと歌いましょう。

・Op.16-4
⇒まずはゆっくり練習して。左手は強い鋭いスタッカートで1音1音はっきり、ゆっくり弾く練習を。

本番まで後5週間。

この曲(Op.16-4)を始めたときには
こんな難しい曲をたったの2ヶ月の練習期間で人前で(しかもホールで!)弾いちゃおうなんて
我ながら無茶するなーと思ってたのですが、それでも
「たまには無謀な挑戦するのも悪くない」なんて気楽に考えてました。

しかーーし!!
「やっぱり絶対的に間に合わない」となってきたら何だかブルーに。


うぅぅぅ。無謀な挑戦は精神的に良くないわね。と思う今日この頃です。

以上。
次回のレッスンは3月30日(日)。

初ラフマ

2008年03月02日 | レッスン日記
【2008年3月2日 レッスン】
☆楽興の時 Op.16-3 , Op.16-4 (ラフマニノフ)


ついに初ラフマ!
初めましての作曲家の曲だと妙にわくわくするから不思議。

4月にホールで弾く機会をいただき、その時に楽興の時の3番と4番を弾くことにしました。

2曲ともつい先日ようやく譜読みを始めたばかりで
しかも分不相応な背伸び曲を弾こうっていうクレイジーな試みですが
『たまには無謀な挑戦するのも悪くない』をテーマに(?)頑張ろうかと。

まずは3番から。
フレーズの持っていき方(どこに向かってなのか)や、音の入れる&抜く箇所などについて教えていただきました。
それから緩急の付け方についても。

つづいて4番。
こちらは左手が荒れ狂う波のように動く曲。
「左手は伴奏だけれども抑え過ぎずに出してよい」とのこと。
私は大きい音を出そうとすると疲れちゃうので
(写真にある)左手のフレーズについて無意識のうちに最後は惰性でサラサラと流してしまっていたのですが
先生からは「決して小さくしようとは思わないで」と。

まだ、つっかえながら弾いているので「早く覚えちゃって下さいね」と言われました。

「レッスンするのはそれから」ってことらしいです……(薄笑)


以上、本日のレッスン終了。
次回は3月16日(日)です。

いつも長々書いているので久しぶりにショートver.でした♪