日々のあわ

悲喜こもごものピアノレッスン風景

絵画のように

2006年04月23日 | レッスン日記
【2006年4月23日 レッスン】
☆フランス組曲3番「ジグ」(バッハ)
☆ベルガマスク組曲より「月の光」(ドビュッシー)
☆映像第1集より「水の反映」(ドビュッシー)


いつものようにバッハから。
先生「3拍子を感じて弾いてますか?」
高菜「いいえ」
先生
「・・・3拍子を感じて弾きましょうねー。それと次回は速く弾いてきて下さい」
また次回~~。


『月の光』は今日が初です。
音取りが終わっただけ、、、といった状態だけど6月までに仕上げないといけないので、取り合えず見て頂くことに。

先生「この曲は、ドビュッシーにしては珍しいメロディーを歌うタイプの曲ですね。なので冒頭の部分(1ページ目)はもっと感情を込めて歌っていいですよ」

えっと、、、冒頭の部分の”これ”がメロディアスなんですか??
歌えと言われても、非常に歌いにくいのですが。。。


先生「(2ページ目)ここはTempo rubatoだけど、インテンポで弾いてみて」
高菜「あ。はい」
*****弾く*****
先生「うん。リズムがボロボロ
高菜「あははははーーー 
先生「最終的には rubatoでいいんだけど、正確に弾けるようになってからね。今はインテンポで練習してきて下さい」


先生「(Un poco mosso のところから)16分音符の内声は粒を揃えて。ここは繊細な表現が求められますから、よく練習しておいて下さい」
高菜「はーい」

などなど。他にも細かい注意が盛りだくさんでした。



最後、『水の反映』。
先生「うん・・・曲らしくなってきましたね」

はい。頑張りましたから。
(成果は薄いけど)

先生「1ページ目は、絵画のイメージで。無地のカンバスに音(色)をのせていく感じですね。途中で消えていく響きもあれば、消えかけたところに上から音を塗り重ねていくことで新たな響き(色合い)を作る部分もあります。消えていく響きにも注意を傾けて、そこにどんな音を混ぜていくのか?どんな色合いにしたいのか?を考えて、自分の耳で聴きながら調節していって下さい」

先生「ここは、白い紙にポタリ・ポタリと水彩絵の具を垂らしていくように。じんわりと紙に色が染み込んで広がっていくイメージの音です」

先生「水墨画のような白黒の世界に、段々と色がついていく感じで。音が鮮やかになっていくのを感じましょう」

今日はこういう種類のことを沢山言われました。
こういう言葉には、俄然張り切ってしまいます。
イメージの世界を音で表現するって、難しいけどワクワクしちゃう(笑)

先生「そろそろ拍を考えて弾きましょう。小節ごとに速さが違う・・・とかないように。それから音の粒も揃えて下さいね(←先週も言われた)」
高菜「はい。。。」

こういうのは、あんまりワクワクしないけど。


***レッスン終了後***

先生「月の光は、暗譜で弾くんですよね?」
高菜「え?」
先生「!!! ひょっとして、楽譜見ながら弾くの
高菜「あ、いえ。楽譜見ながらでもOKのはずですが、一応暗譜で弾くつもりでした」
先生「うん。そうですね。絶対暗譜の方がいいです。楽譜見ながらだと音を聴けませんよ」
高菜「そうですねー。(暗譜しても、緊張で自分の音を聴く余裕はないと思うけど)」
先生「そういえば、もう1曲は決めました?」
高菜「はい。本当は弾いたことのない曲を・・・と思っていたんですけど、譜読みする時間もないので以前に弾いたプーランクのノヴェレッテ1番を弾こうかと」
先生「そうですか」
高菜「というわけで、そっちも練習したら見て頂いていいですか?」
先生「そうですね。もう1回やりましょう。そっちも暗譜しておいて下さいね」
高菜「はい。

ん~~~~~。先生、暗譜にこだわるなぁ。
楽譜見ながらっていうのと、そんなに違うもんなのかしら????


以上、今日のレッスン終了。
次回は5月14日(日)

暫くの間・・・

2006年04月13日 | いろいろ
ブログの更新をお休みしまーす。

最近プライベートが少し忙しいのと、ちょっと真面目にピアノを練習しようと思うのが理由です。

実は前回のレッスンで
「(水の反映は)今までと同じような練習してたんじゃお話にならない」
というニュアンスのことを先生に言われて・・。

そんなに厳しい口調じゃなく、さらりと釘を刺された程度なのですが
自分でも思うところがあったので、暫くは(ん?)真剣に練習しようと思います。

『水の反映』、先生に注意されたことを細かく練習していくと
1ページに1時間くらいかかってしまうんですよ。

おまけに「月の光」もそろそろ譜読みを始めないとヤバイ
(まだやってなかった


というわけで、暫くネットをやる時間を縮小します。

いつも遊びにきていただいている皆様のところへは、多分小分けでチョコチョコご訪問させていただくので、その時には(?)宜しくお願いします。


遁走

2006年04月10日 | おと記録
いつもならレッスン終了後に録音するのですが
別れの曲に関しては、正直もう弾きたくありません。。。
なので、今日レッスンに出かける前に録音したものをアップ。

1ヶ月前に
「どうしましょうか?(終わりにする?)」
と先生に訊かれた時、終わりにしてもらっておけば良かった・・・と思ってしまう程、時間をかけた意味を感じられないこの曲。
だって、1ヶ月前から音楽的にも技術的にも進歩がないんだもん。

「3ヶ月弾いてもこの程度かよ~」とガックリしてしまいます。

ただのお耳汚しなので、本当に暇で退屈で時間をもてあましている方だけ、こちらからどうぞ。

こういう曲を弾くと、「私って本当にセンスないな~」と思います。
もう溜め息しか出ない(笑)
CDとか聴いて、感性を磨かないといけませんね。

あ。「何?この気持ち悪い歌い方!」とかっていう苦情は受け付けませんよ。
そんなの、自分が一番わかってるんだーい!!
(泣きながら走り去る)

難だらけ

2006年04月10日 | レッスン日記
【2006年4月10日 レッスン】
☆フランス組曲3番「ジグ」(バッハ)
☆エチュード10-3「別れの曲」(ショパン)
☆映像第1集より「水の反映」(ドビュッシー)

まずは、バッハから。
少し速めに弾いて来たのですが、ボロボロでした。
「えーっと、装飾音符が・・・」と先生に言われ、主に装飾音の練習を。

先生「速く弾いてきてと言ったけど、ゆっくりでも練習してきて下さいね」
と言われ、また次回。


次、ショパン。
ブログでも弱音を吐きまくったのですが、その後やっぱり弾けないまま今日のレッスンを迎えました。
先生「うん。いいでしょう」
高菜「あ、あはは(笑うしかない)
先生「まぁ、難を言えば中間部の盛り上がりに欠けるのと、46~53小節(6度で移動するところ)が、ちょっと怖い(←危なっかしい)っていうのはありますが・・・」
高菜「あははは、そうですねーー。(難ばっかじゃん)」
先生「でも、綺麗にまとまってたと思いますよ。これは終わりでいいでしょう」
高菜「はーい。(いつも通り、取って付けたようなフォローだ…)」

というわけで、やっと終了。
この曲、気付けば3ヶ月くらいやってましたね。。。
その割りに「この程度の仕上がり??」って感じなのですが、終わったので良しとします。
・・・私、切り替えは早いんです(笑)


最後、ドビュッシー。
こっちは練習不足。
今回はショパンに力を入れた(練習時間とられた)ので。

いつものように1回弾いた後、詳しく見ていただきました。
今日は全体的に『音色』や『響き』などについての指摘事項が満載。
『フランスもの~』って感じのレッスンだったなぁ(笑)

あとは、
「ここは、どういうイメージで弾いていますか?」
とか
「ここの音は、何を表していると思いますか?」

っていう、曲に対する解釈(っていうのかな?)を問われる場面が多かったです。

何にも考えないで弾いていた私は訊かれても、だんまり。。。。
「え? え、ええええーーーーーーと・・・・」

「別に答えがあるわけじゃないから、自分が思うとおりでいいんですよ(笑)」
と言われても、私はそういうのを答えるのが凄く苦手。

う~~~ん。日本人だなぁ。(←間違ったステレオタイプ)

最後に、
「こういう曲は漫然と弾いていても練習になりません。
速く弾くところは正確に揃った音の粒が要求されるので、
そこだけ取り出して厳密に弾けるように練習しなければならないし、音色の変化や弾き分けも必須です。
その場、その場で相応しい響きを自分で考えながら弾いてきて下さい」
と言われました。

んーーー。要は繊細な曲作りをしなければならないようです。

***レッスン終了後***
先生「平均律は持っていますか?」
高菜「いいえ!!」
先生「そうですか(笑)今やっているジグが終わったら、平均律やりましょう」
高菜えっ?!まだ曲が残っているのに、いいんですか?」
先生「うん、全部やってもいいんだけど、、、時間がないから(笑)」
(確かにこのスピードで全部やってたら、平均律が終わる頃にはヨボヨボになってそうだ)
高菜「楽譜は、平均律なら何でもいいですか?」
先生「う~ん。。。。原典版がイイかな~」
高菜「はーい」

・・・ま、今の曲が終わるのに相当時間が掛かりそうなので、楽譜を用意するのはずっと先になるでしょう。


以上、レッスン終了。
次回は4月23日(日)!

イライラ

2006年04月04日 | 練習風景
別れの曲、弾きすぎて最初と最後のテーマ部分を
どう歌ったらいいのか分からなくなってしまいました。。。

最初の頃は「こう歌いたい!」っていうイメージがあったはずなのに
いつの間にかあやふやになって、すっかり崩れちゃったー…。

で、前回レッスンで『歌い方や抑揚のつけ方』を具体的に教えてもらったんですが・・・・・。
先生に言われた通り、緩急つけて抑揚つけて、、、って弾いてもピンときません(笑)

ん~~~~、何て言うか、しっくりこない。
自分の中にない歌い方なので、違和感を感じます。

かといって、自分の今まで弾いてた歌い方がイイと思っているわけではありません。
前の歌い方は自分でも弾いてて「センスないなーー」って思います。
野暮ったいというか、クドイ。

とりあえず、今はメロディー部分だけを抽出して弾いて、緩急のつけ方を自分なりに調整しています。

ふぅ。こういう仕上げ作業って本当に苦手。。。
ミスタッチをなくす練習や指の動きの練習は、黙々と弾き続ければそれなりに効果が出ますが、仕上げの段階ってそうじゃないですよね。

とにかく自分の耳で聴いて、整えていくしかない。
これが厄介なんですよ~~~~。

こういう崩れたものを立て直して、ちゃんと仕上げることで力もつくんだとは思うんだけど。
・・・・・・ムリ。

とりあえず弾いてて
「この歌い方がおかしいのは分かるけど、じゃあどう歌えばいいかわからん!!」
ていう状態なので、ストレスは溜まるわ、イライラもピークに達します。
(そうして、練習を投げ出してしまう・・・)


そんな足踏み状態なのに、今週の木曜日~日曜日まで予定があってピアノ弾けないし、月曜日のレッスンはどうしましょ??

はぁ。次回も終わらなかったら、リタイア宣言しちゃいそうです。


*ごめんなさい。今日のエントリはただの愚痴です。

春だから

2006年04月03日 | おと記録
1年前レッスンで見ていただいた「幻想曲さくらさくら」をお遊びUP。
といっても、この録音は最近のものではなく1年前の合格後に録ったものです。

いつものように同情と憐れみを誘う録音ですが、心と時間に余裕のある方は
こちらからどうぞ。

いちいちイイワケ書くのも面倒なので、今回はイイワケなし。
適当に聞き流してやって下さればありがたいです。

音源は1週間くらいで消去します。