日々のあわ

悲喜こもごものピアノレッスン風景

夜叉になれってことですか?

2008年05月18日 | レッスン日記
【2008年5月18日 レッスン】
☆楽興の時 Op.16-4 (ラフマニノフ)
☆映像第1集より「水の反映」(ドビュッシー)


先生「暗譜は?」
高菜「してきました。……ドビュッシーはちょっと後半怪しいですけど(笑)」
先生「6月の本番では、どちらを先に弾くんですか?」
高菜「未定です。続けて弾くのか、分けて弾くのかもまだわかりませ~ん」
先生「そうですか(苦笑) じゃあ、好きなほうからどうぞ」


というわけで、ラフマニノフから弾くことに。

前回のレッスンで先生に
「もう一度ゆっくりからやり直し」と言われていたので
家ではゆっくり確実に弾く練習をしてきました。

でも、そういう練習ばかりしてたら
今度は速く弾いた時にもメトロノームに合わせたような無味乾燥な弾き方になってしまって……。

どうしたもんかと困っていたんですが
「まぁ、先生も聴けばお気づきになるでしょ」と特に申告せずに弾き始めました。

そして、いつものように「しっくり来ない」と思いながらそのまま弾き終えてしまいます。。。

続けてドビュッシー。
こちらは、何とか暗譜は飛ばずに最後まで辿り着くことが出来たので一安心。
(そういうレベルなんです…)


先生「ラフマニノフの方は、もっと思い切り良く弾き始めましょう。カチッカチッカチッと刻むんじゃなくて」

あー、やっぱり??
何か良くわかんないけど、メトロノームに合わせて弾いてるみたいですよね~。

先生「もっと『溜めるところは溜める』『速いところは速くする』で、緩急つけて弾かないと」

というわけで、具体的に部分部分でアドバイスをいただきました。

他にも先生から
「この曲で、そんなほっと一息つくような箇所はありません」と言われて苦笑。

うん、なんかね。
私が弾くと、どうも気を抜いて弾いているように聴こえるらしいんです。

実際その通りなんだけどさ(笑)

最近、ようやく必死にならなくてもそこそこ指が動くようになってきたので
全体的にあんまり頑張らずに弾いてるんですよね。
(ラク~~な感じで)

先生「この曲を弾く時はもっと髪の毛振り乱して、形相変えて弾くくらいの(必死さ?)が欲しい


………マジ??(笑)

私、ただでさえピアノ弾くと「危ない人」になるのに(曲に入り込むタイプだから)
そんな弾き方してたら更に人を遠ざけてしまうと思うんですが……。アイタタ

ドビュッシーの方は注意点はそんなになかったものの
全体的に精度が低すぎるので、音の粒を揃えたり
音抜けをなくしたり……という地道な練習が必要かなぁ、と思います。


***レッスン終了***

先生「ラフマニノフの方がちょっと………(言葉に詰まる先生)」
高菜「あはーーーー」
先生「まだ曲に慣れてないのかな?って感じ」
高菜「え!? (もう3ヶ月近く弾いてますが)」
先生「ドビュッシーの方は、、、この曲好き??」
高菜「はい
先生「うん、そんな感じがします。表現しようっていう『意欲』は伝わってくるから」
高菜「…………。」(それって『意欲』だけで肝心の『中身』は伝わってないってことよね??)
先生「ラフマニノフの方は(そういう姿勢がないから)ヘタしたら『何か良く分からないけど頑張ってるなぁ』で終わりそう」

ぎゃふん。

高菜「……それって、それって、、私にはこの曲は向いてないってことですか?」(恨めしそうに)
先生「いや、そんなことないと思いますよ。こちらで指示を出して2回、3回と弾いていくと曲の感じを掴んで弾けるようになるみたいだし。ただ、なかなか1発目でそれを決められないのがね。本番は1発勝負だから厳しいですよね」
高菜「う~~~。はい」
先生「まぁ、重要なのは『出だし』かな。ここで勢いにのって曲を弾き始められれば大丈夫でしょう」

うーーん、出だしかぁ。

この出だしの左手伴奏。
最初の頃は先生に「もっと出して!荒れ狂って!うねるように!」と言われていたので
ガツガツ音をぶつけて弾いてたんですが
前回あたりに
「音、割れてる。。。ペダル踏んでも音が割れない程度に調整して弾いて」と言われたので
あんまり頑張らずに弾くようになったんですよね。

そしたら今度は、何とも気の抜けたようなつまらないものになってしまって……。

あぁ、加減って難しい。


以上、本日のレッスン終了。
次回は6月1日(日)

ドビュッシー慣れ?

2008年05月04日 | レッスン日記
【2008年5月4日 レッスン】
☆楽興の時 Op.16-4 (ラフマニノフ)
☆映像第1集より「水の反映」(ドビュッシー)


美浜での本番が終わった後、初めてのレッスンでした。

先生から「(本番)どうでした?」と聞かれて
「いや~~。それが、まぁ本当に散々で……(苦笑)」って話をしたら
非常に沈痛な面持ちを向けられてしまいました。

いや。大丈夫。私は別に落ち込んでないし
ショックも受けてませんから。
(ちょっとは気にしろよ……ってな)

4番の失敗もさることながら、リハ時に3番の暗譜が飛んだ話をしたら
「それは、やっぱり時間が足りなったってことですね」と言われました。

はい。私もそう思います。

というわけで4番はもう少し続けることに。

ちょうど6月に人前で弾かせていただく機会があるので
それに向けて練習続行です!

ちなみに6月はラフマニノフ以外にも
ドビュッシーの「水の反映」を弾かせていただきます。

「水の反映」は一度レッスンを受けた曲なので、自力で練習しても良かったのですが
どうせラフマニノフ1曲ではレッスン時間が余るだろうし…ということで
こちらも再レッスンしていただくことにしました。

まずはラフマニノフから。
1度弾いた後「もう一度ゆっくりから練習し直した方がいい」と。

そんなわけで今日のレッスンはゆっくり

曲のまとめ方も、先生のアドバイスでいくつか変更しました。
……っていうか、毎回レッスン行くたびに変わるんですけどね(笑)
どこまでスピード出せるか?ってことや、他の箇所とのバランスで
まとめ方が変わってくるので
当初先生から提案された弾き方からは、かなり変わっています。


続いてドビュッシー。
先生「もう暗譜でいけますか?」
高菜「No!! 暗譜どころか、最後の2ページはまだ思い出してないので、今日はその手前まででお願いします」

この曲は去年の8月に少し弾いたのですけど
今ではもうすっかり忘れてて
それでも数回練習したらいくらかは手に戻ってきましたが
戻ってきたのは5ページ目までなんです(笑)

取り合えず5ページ目まで弾き終わると
……意外にも先生の反応は悪くないものでした。

先生「……以前と比べてどうですか?」
高菜「……弾きやすいです」
先生「うん、ですよね~」

そうなんです。
以前は苦労していた右手のアルペジオなども弾きやすくなってて
全体的にラクに弾けるようになってるんです。
(かといってノーミスで弾けるわけじゃないんだけど)

頑張らなくても手が自然と動く感じ~。

水の反映をレッスンしていただいたのは2年前。
あれからドビュッシーも何曲かやったし
少しは慣れてきたってことかしら。

今日のレッスンでは曲の最初の右手の和音の弾き方から始まって
リズムや拍についてなど、色々教えていただきました。


以上、本日のレッスン終了。

次回は5月18日(日)。