変な味がしたのだ

昨夜、いつものスーパーで買ったお造りを食べたら、
カツオとイカとマグロは大丈夫だったのに（全て平らげた）、
アジだけなぜか変な味……(-_-)
夫は「変だ」と言いながら飲み込んでしまったが、
私はティッシュにくるんだ。
傷んだお刺身を食べたという経験は一度もないので、
これがそうなのかどうか、今ひとつ自信がない。
でも、「変な味」と感じたからには、どこかに問題があるのだ。

本当はすぐに苦情を言いたかったけれど、残念ながら営業時間外。
そこで、今朝の開店を待って電話をしてみると、
食品の責任者に繋がり、お詫びと返金に来てくれるとのこと。
でも、別にどこも具合が悪くないし、近所なので、
買物ついでにこちらから出向くことにした。

売り場に行くと、取次ぎから五分と待たずに責任者が登場。
丁重なお詫びの言葉とともに名刺を受け取った。
私はパッケージと現物を渡し、事情を説明したけれど、
味については「変な味」としか言いようがなくて困った。
単なる魚の生臭さとは違う、なんともイヤな味だったのだ。

昨夜のうちに残りのお刺身をラップに包んで冷蔵庫にしまい、
氷入りのビニール袋に入れて持参したところで、
それは返金のための証拠物件というだけにすぎない。
食中毒にならない限り、検査されることはないのだろう。

そうわかっていながら一応聞いてみると、やはりその通りだった。
食中毒でもない限り、通常は現物の検査を行わない。
返金して、品質管理の更なる徹底を図る。
まあ、そうなるかなあ、と思う。
特に今回の場合、お造りは昨日のうちにすべて売れたので、
検査をしたくてもお店には一切れも残っていないというし……。

責任者からは、もしもまたこのようなことがあれば、
すぐに言ってもらいたい、というようなことを言われ、
私は、そうします、と答えた。

もちろん、あらためて言われなくても言うつもり(笑)
なぜなら、消費者としてクレームは当然の権利であり、
また、義務でもあると思うから。

これを書いている今になって気づいたが、
食中毒よりまずい可能性だってあるのだ。
「変だ」と思ったら知らせるに越したことはないと思う。

私は500円玉入りの社用封筒を受け取って売り場を後にした。
なんとなく恥ずかしい思いがしたのはなぜだろう？
やはり小額だからだろうか？