「不思議のダンジョン 風来のシレンＤＳ」

　先週、シレンがついに黄金のコンドルを解放した！

　やったーーー！(感激)

　渓谷の宿場から奇岩谷、テーブルマウンテン、そして太陽の大地まで、
　本当に、本当に、本当に長かった。
　お竜も座頭ケチもペケジも途中で脱落し、やっと辿り着いた黄金都市……。
　最後まで一緒だったのは、相棒である語りイタチのコッパだけ。
　まあ、コッパは語るだけで何もしないんだけど、かわいい。

　これは素直に面白く、好きになってしまった。
　負けたら振り出しに戻るという厳しいルールがいい。
　お金はもちろん、預かり所に置かなかった持ち物は全て消え去り、
　徒手空拳のレベル１となって渓谷の宿場から再出発だなんて……(涙)
　あとン十歳若ければ、ワイヤレス通信で友達に助けを請うているな。

　将棋のように一手ずつ進められるターン制がまたいい。
　こちらが一歩動くと、モンスターも一歩動く。（原則として）
　将棋と違うのは、持ち時間がいくらでもあることか。
　緊張しつつも次の一手をじっくり考えることができる。
　超スロー思考の私には非常に助かるのだ。

　そして、すぎやまこういちさんの音楽がまたいい！
　最初は水戸黄門ばりにのどかだが、難所に進むにつれて悲壮感が増す。
　初めて聞いた時、その叙情性にびっくりしてしまった。
　具体的にどういう音楽を期待していたというわけではなかったのに。
　もしかすると私は、どこかでゲーム音楽を格下のように思っていたのかな？
　今さらだけど、ドラクエを知らないことを残念に思う。

　ダジャレやパロディも楽しい。
　美食の陶芸家ガイバラ先生とか(笑)
　このゲームには「食」というサブテーマがあるらしいと思ったのは、
　スーパーの精肉コーナーで「コッパ」の文字を目にした時だ。
　コッパ……イタリアの生ハム……。
　となると、「ブフー」はフランス語の牛肉っぽい……。
　じゃあ、「ハブーン」は……？
　気になったので検索すると、アフリカに生息するヒヒが出てきた。
　確かに動きはヒヒっぽい。（けど、たぶん保護動物？）
　ほかにもまだありそうな……いや、もう調べないけど(笑)

　クリア後、さらに難しいダンジョンがいくつも増えた。
　三度笠に縞合羽の風来坊シレンの旅は、まだまだ続くのである――。