肥満は本当に健康に悪いのかどうか、ある大学の先生曰く・・・
「肥満が短命である理由はない!アメリカの医学雑誌にも肥満が短命であるとの統計はない・・
だから僕は、飼い主さんに痩せさせなさいなんて言いません!」
これは肥満の程度の問題だと思います。ほどほどな肥満(BCSで3.5から4まででしょうか)はいろいろな条件が許せばいいのかもしれません。
先日、チワワで明らかに5を超えるような体重のワンちゃんで、飼い主さんと一緒に寝ててずり落ちた拍子で 右前足の中指骨を4本全部骨折して来院しました。
これはおそらく重い体重が災いしたのでしょう。その他、体重を減量したら動きがとっても軽やかになった症例は沢山あります。
皮下脂肪がそこそこあったほうが、大病を患ったときの体力減少は痩せている犬と比較すれば確かに違います。食が摂れない時には、まず体脂肪、その次に筋肉の順で使われていくようです。
私のように体脂肪の少ない人間は、山で遭難したらきっとすぐに死んでしまうでしょうね。
でも、足腰に影響が出るような過度な肥満の方は山にも登れないかな・・・。
私は、飼い主さんたちに太りすぎはダメです!と言っています。