先日、ご高齢の男性が飼っていた北海道犬が離れてしまい、近所の人を咬み飼い主の男性にも噛みつき、取り押さえる事が出来ず警官にも向かって来たため、何発もの弾を撃ち込まれて射殺された事件がありました。犬に向けて沢山撃ち込んで射殺するなんて、もし逸れて近くで見ていた人に当たったら、と思うとゾッとします。
周辺の塀や民家にもタマが当たった跡が映っていましたが、警棒では対応出来なかったんだろうか。昔は野犬を捕獲するベテランがいました。取りあえずは捕獲出来なかったのでしょうか。映像をみていたら、最初は飼い主に尾を降りながら戻ってきて、その後いきなり飼い主に咬みつきはじめました。飼い主さんが必死に押さえようとしていましたが、とうとう押さえきれなくなったようです。逃げ惑う警官の後をトコトコついて行くような追っかけ方でした。これは、猛獣が猪突猛進する姿ではありません。こんな犬に銃を向けて射殺しなければならなかったのかと、家族中で疑問に思って見ていました。
多分、立ち会った警官の方々はあまりこんな咬み付き犬を見た事がなかったのでしょうね。勿論、仮に無事捕獲されても最終的には殺処分になったかも知れませんが、もしかすると訓練しなおして人間社会に戻れたかもしれません。我が儘にしてしまった結果が起こした悲劇ですね。相手が犬だったので、その後あまりニュースで話題にしてもらえなかったようです。犬たちがこのニュースを見ていたら、なんと言うのかな！
