「Inner Views」

音楽家として逝こうと思う。

日焼けサロン。

2006-10-06 | Electric Guitar
 別格ネックスルー。塗装前に下準備。この作業によって、塗装後の光の反射加減が違ってくる。で、個人的な話。最近、ピカピカしすぎてるのはチープに感じてきた。ファクトリー・メイドっぽいかな、と。美術館にあった、ものスゴく古い家具を観て感動してから、アンティークっぽい塗装に興味が出てきて。あの質感がでないかな、と。二~三世紀もの間、毎日使われてきて、人の手の”脂”で自然に、少しづつフレンチポリッシュされてきた、あの感じ。スゲーカッコいい。

 塗装に限らず、いきなり新しいアイディアをギターに採用すると、受ける側がまだ慣れてないので、受け入れられなかったりする。後期のダキストのギターとか、まさにこれ。あのアイディアはずっと昔にあったと思うのですよ。でも、それを一気に出すのではなくて、少しづつ出して、まわりの人を”慣らして”いってたし。ブリッジを変えて、で、インレイしなくなって、プラスティックを使わなくなって、Fホールを変えて、って。彼の最後の作品「アバンガード」は有名ですよね。完成を目前にして亡くなってしまったのですが、後を引き継いでモンテリオーネが完成させたってヤツ。新聞で読んだ。

 というワケで。

 特殊な方法で陽にあてるとこうなる。アンティーク仕上げ。いきなり二百年経っちゃった、みたいな。



 塗装前にすでにカッコいい。





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3 コメント

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きてますね! (Hiro)
2006-10-06 11:20:57
いやいや、とても素晴らしいですね!

きてます。きまくりやがってます!



先日、渋谷の“魚金”でザイドラーのJazz Deluxeを発見!!

なんとセラック塗装でした。

もちろん非売品!
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進化! (Ryo)
2006-10-06 20:54:11
塗装前でこれですか!

どんなスンゲー色になるか楽しみです!

このままでもいいのでは?(笑)

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キてます。 (Taka)
2006-10-07 13:55:13
ザイドラー、弾きました?あれもヤバいです。フラット・トップも弾いたことあるんですけど、ヤバかった。フィラデルフィアにいた頃、わりと近所だったんです。結局、怖くてお会いしなかったのが心残りです、、、。共通の知人がいて、その人から聞いたんですけど、ギターをオーダーしに直接工房へ顔を出したら、追い返されたそうですよ(笑)。理由は、「このギターにはピックアップは載ない。」だそうです。これじゃギグ出来ません、載せて下さい、って言っても「マイクで拾うべきだ。」ってまったく取り合ってくれなかったそうですよ。



先日、ジョンの奥様からスタジオへお電話がありました、、、。







量産へ。



塗装前でこれなんですよ。ホント、このままでも良さそうですよね(笑)。
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