「Inner Views」

音楽家として逝こうと思う。

今日はヴァイオリンの日。

2005-07-26 | Violin
 お正月気分も振りきって、通常に戻りました。僕が草薙の剣を必死に研いでいる間、スティーヴンはヴァイオリン作り。フィンガーボードを作って、接着しました。一応、弦を初めて張りました。でも、僕は全く弾けません、悔しいんですけど。一生懸命、心を込めても、黒板を爪で引っ掻いたような音が出る。楽器を弾ける技術が無いからしょうがないんですけど。やはり、心と身体のバランスが大事なんだな、と妙に納得。

 塗装。奥が深すぎるので説明はパス。




 サイドもトップもピカピカ。



 個人的に思うのですが、クラシックの世界における「ヴァイオリン」という楽器、そしてそれを専門に作るヒトは、常に過去の偉大な製作家の亡霊と戦っているように感じます。例えばアーチトップ・ギターの場合、僕らギター製作家も過去の偉人、ダンジェリコやダキストなどから学び、盗み、なんとか次なるレベルに押し上げようと日々格闘していますが、デザイン面ではもう少しスペースがあるように感じます。時代背景もあるのかな。ヴァイオリンが生まれた頃は天才的な数学者や芸術家なんかがたくさんいた時代だし。自然界の「美」を理論化したヒトもいたし、当時の製作家はそういう所からも影響を受けていたのだろうと容易に想像できますが。

 「ヴァイオリン」という楽器のデザインの美しさには、ホントに感動してしまう。

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5 コメント

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キューブリック。 (Taka)
2005-07-27 09:38:39
好きですねぇ、彼の作品。あの映画の無機質な感じの音楽がカッコいいです。「Eyes Wide shut」のあのピアノ、あれも鳥肌が立ちました。ブラッド・メルドーですよね、確か。



「惑星ソラリス」、今度観てみます。バッハは、譜面観てるだけでも「美しい」なと感じてしまいます、まったく弾けないんですけど。



犯人探しは新コーナーになりそうな気配がしています(笑)。







いらっさい、シュウ君。



そのライブ、観たいです!



>お互いタカのことをベタ褒めです

(当然俺はダメだしも忘れなかったが・・・笑)



これね、これこれ。シュウ君のスタイルね。こう、上げるとこまで上げてから突き落とす、みたいな(笑)。ハナっから突き落とすことを前提に持ち上げるのね。懐かしいです(笑)。



>こんな機会に恵まれたのもタカのお陰です

ありがちょん



音楽の神様が惹き逢わせてくれたんだと思いますよ。
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ヒロさんと (周の素@ジャパン)
2005-07-26 22:38:46
初対面!

いやぁ~ なぜかお互い初めてあった気がしない!笑



あさってに一緒に音を出すのですが

俺は必死にみんなについていけるように頑張ります~・・・



3・4時間くらい

ずーーーーっとじゃべっていました

たのしかった~



話題の大半がタカのことだったかもしれない

お互いタカのことをベタ褒めです

(当然俺はダメだしも忘れなかったが・・・笑)



こんな機会に恵まれたのもタカのお陰です

ありがちょん
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キューブリック!! (ayumu)
2005-07-26 17:01:57
実は昨夜「2001年~」は貸してたDVDが帰ってきたので久々に観てました。

キューブリックはすざましいですよね。

映像にしてもあれが69年(だったっけ?)に製作されたとは思えないほど今になっても色あせていないし、何よりもあれほど映像と音楽が一緒になって優雅さをかもし出すSF作品とはないのではないでしょうか?



ところでロシアの映像詩人アンドレイ・タルコフスキーの「惑星ソラリス」はご存知ですか?

(最近ジェームス・キャメロンがリメイクして大ひんしゅくを買っていたようですが)

「2001年~」と同時代年代の作品ですが、ある意味対極に位置する作品です。

「2001年~」が意識が外へ広がっていくのに対し「惑星ソラリス」内面へと深く沈んでいくような作品です。

映像も美しいのですが音楽にはバッハのオルガン曲が使われています。



静かに流れる作品なのでみんな途中で寝ちゃうようですが(笑)たぶんタカさんなら大丈夫だと思いますよ。



>幸いにも自宅の工房には防犯カメラを設置していますので、その写真をアップして犯人を見つけ出すつもりです。



犯人の楽しみにしています。フフフッ。
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実は、、、 (Taka)
2005-07-26 14:28:43
留守中にコソドロが自宅に侵入しまして、家宝の鼻メガネが盗難に遭いました、、、。



幸いにも自宅の工房には防犯カメラを設置していますので、その写真をアップして犯人を見つけ出すつもりです。



皆様のご協力、よろしくお願い致します!







さすがアユムさん、よくご存知ですよね。



>ピュタゴラス学派なんかは惑星の位置の調和と音楽の調和を同じものとみなしてましたし、



この音楽理論、少しだけ習いましたよ。今でも星の位置関係を譜面に起こして音楽を創ってるヒトもいますよね。



宇宙と言えば、キューブリックの「宇宙の旅」のあの音楽はかなりすきですよ。あの「音」の使い方がスゴく好きです。音が全く無い所とか、とても上手い「音」の使い方をしているな、と。



>先人の英知が注ぎ込まれてて大いなる時間が形になっていますよね。



ギターもあのレベルまで押し上げてみたいな、とこのヴァイオリンを観てて思いました。いや、自分なりに出来る所までですけど。
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アユム (変わってる・・・。)
2005-07-26 13:47:58
今お礼もかねて書き込もうと思ったらヴァイオリンの日に変わってる。

せっかくあげた鼻メガネがなくなってる。。。(しゅん)



さてさて、

ヴァイオリンは美しいですよね。

先人の英知が注ぎ込まれてて大いなる時間が形になっていますよね。



ピュタゴラス学派なんかは惑星の位置の調和と音楽の調和を同じものとみなしてましたし、天文学者ガリレオの父親がリュート奏者というのもなるほどと思わず納得してしまします。



しかし先人の知恵は素晴らしいですね。

ワニスにしてもどうやってあの方法にたどり着いたのか。

錬金術師たちの残した知識もあったのか?



いずれにしてもとてつもない試行錯誤と執念の賜物ですよね。



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