Takahiko Shirai Blog

記録「白井喬彦」

李韓国首相訪中、対日・対北朝鮮問題協議

2005-06-22 06:21:06 | 国際
産経新聞(共同配信)
G4決議案採択に反対 北京で中韓外相協議
2005年6月22日 01:28

 韓国の李海瓚首相は21日、初の中国公式訪問のため3日間の日程で北京入りし、温家宝首相と人民大会堂で会談した。韓国の聯合ニュースによると、両首相は、国連安全保障理事会の常任理事国入りを目指す日本やドイツなど4カ国(G4)がまとめた国連改革の「枠組み決議案」採択に反対するとの立場で一致した。韓国首相の訪中は2001年6月以来。

 韓国側の説明などによると、両首相は対話を通じた北朝鮮核問題の平和的解決の原則も確認、6カ国協議の早期再開に向けた努力を続けることでも一致した。

 李首相は特に、鄭東泳統一相が17日に平壌で行った金正日総書記との会談内容を説明。金総書記が前提条件付きながら6カ国協議への7月復帰の可能性に言及したことを受け、北朝鮮の前向きな姿勢を引き出す好機と判断、中国に一層の説得努力を要請したとみられる。

 李首相はまた、盧武鉉大統領がこのほど米国、日本と相次いで行った首脳会談の結果を説明、北朝鮮からの脱出住民問題や、両国で解釈の異なる高句麗史をめぐる位置付けなどの懸案でも意見交換したとみられる。韓国政府筋は会談前、日本の歴史問題や靖国参拝問題は取り上げられる予定はないと述べていた。

 中国中央テレビによると、温首相は韓国との自由貿易協定(FTA)締結交渉の早期開始と中国の西部大開発や東北振興への韓国企業の投資を要請。貿易不均衡での韓国側の配慮も求めた。

 李首相は22日に胡錦涛国家主席を表敬、呉邦国・全国人民代表大会常務委員長(国会議長)とも会談する予定。(共同)

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