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積丹半島神威岬に今年も沢山の蝦夷カンゾウが咲いております。


エゾカンゾウ(ユリ科)6月~7月・多年草
エゾカンゾウ漢字では「蝦夷萱草」と書きますが、萱草とは憂いを忘れる草という意味で、食用にもされましたが食べ過ぎると物忘れするといあわれています。
アイヌの人達は「カッコクノンノ」すなわち、カッコウの鳴く頃咲く花として親しんでいたようです。
エゾカンゾウは湿原の花として有名ですが、ダイダイ色(オレンジ)の背が高い花を付けて群生するため季節になると非常に目立つ美しいい花です。
花の命は短くて、朝咲いた花はその夕方にはもう尽きてしまいます。
積丹神威岩の伝説、積丹神威岬にまつわる悲しい恋の伝説です。
兄頼朝の追手をのがれて、蝦夷地にわたった義経は、日高のアイヌコタンに滞在し、いつしかコタンの娘、チャレンカと恋仲になりました。
しかし、大きな望みをいだく義経のこと、別れも告げず、ひそかに旅立ってしまったのです。
これを知って驚いたチャレンカは、あとを追って、ようやく積丹神威岬まで来ましたが、ときすでに遅く、義経一行は帆をあげて船出したあとでした。
チャレンカは遠ざかる船に、声の限り叫び続けましたが、むなしく波の音に打ち消されるばかり・・・。
ついに悲しみと恨みを残して、崖の上から身をおどらせてしまい、積丹神威岩になったといい、それ以来、和人の船が、女性を乗せてこの岬を通ろうと、暴風雨がおこり、船の進むのを邪魔しますので、これはアイヌ娘の恨みと呪いによるものだろうと、語り伝えられています。
積丹神威岩の伝説をご紹介しましたが、これは、和人の奥地定住をきらった松前藩が、女人禁制の政策を進めるために作った物語だろうと言われております。