北海道千歳市支笏湖温泉に有る、食事処寿さんへ行って来ました。
はーい 美味しいお蕎麦と生ちらしでしたー
支笏湖
支笏湖は、恵庭岳・風不死岳・樽前山などの山々に囲まれた、今も原始の姿を残す湖です。
周囲41㎞、面積77.3㎡、水深360.1mの、広く深い湖で、広さは全国で8番目、深さは秋田県の田沢湖に次いで2番目となっております。
また、おなじ国立公園内の湖であっても、女性的でやさしい洞爺湖にくらべて、支笏湖は荒々しく、男性的な感じがします。
そして、原生林に抱かれた湖は、近寄りがたい趣があり、それが支笏湖を、より一層魅力あるものにしております。
この支笏湖は、今から2万年ほど前、火山活動によって土地が陥没し、そこに水がたまったもので、このような湖をカルデラ湖といいます。
カルデラとは、スペイン語で「お鍋」という意味ですから、本当に大きなお鍋です。
不凍湖
この支笏湖は洞爺湖とならんで、日本最北の凍らない湖、不凍湖といわれております。しかし、氷の張った支笏湖を歩く、昔の写真が発見されるなど、支笏湖も、絶対に凍らないとはいいきれないようです。
それにしても、ここからずっと南にある山中湖などが凍るのに、支笏湖や洞爺湖が凍らないのは不思議ですが、どうやらその原因は、湖の大きさに関係しているようです。つまり、湖を凍らせるには、湖全体の水を冷やさなければなりませんので、体積が大きければ、それだけ冷やすのも大変ということになります。
ヒメマス
支笏湖では、ヒメマスという可愛らしい名前のお魚が名産になっております。
ヒメマスは小型で美しい姿をしていて、お刺身・塩焼き・フライ・燻製にと、どのようにいただいても美味しいお魚です。
ヒメマスは、海から上ってくるサケやマスの中で、一番人気のあるベニサケ(ベニマス)と同じ種類で、遠い昔、何かの関係で海へは下らず、淡水湖や沼で暮らすようになったと言われており、これを陸封種といいます。産卵期をむかえると魚体は、みごとな紅色に変わります。
ヒメマスは、アイヌ語で「カパチェップ」または「チップ」(アイヌ語で薄い魚)と呼ばれています。
東北海道の阿寒湖や、ケミチップ湖(道東の津別町)が原産で、明治27年、阿寒湖から支笏湖に移され、和井内貞行氏の手によって、十和田湖にも移されました。
その後、北海道はもちろん、本州の中禅寺湖や芦ノ湖、九州の池田湖まわたっています。