老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

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連日、各地で申し入れ行動(ニュース 第25号)2020.11.20

2020-11-20 18:57:42 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
リレーデモの案内は → コチラ

■■福井県と高浜町、美浜町に 議員・市民連盟が申し入れ行動■■

11月13日、反原発自治体議員・市民連盟による、
福井県、高浜町、美浜町への請願書などの提出に同行した。
議員関連の方は関西から4名が参加された。前日の高浜町臨時議会への
抗議行動に続く連日行動となった。

午前10時半に高浜町と同議会へ請願書を提出したが、防災安全課の
村松課長補佐が「打ち合わせで、忙しいので受けとるだけ」と
鬱陶しそうな態度で、玄関ロビーで受け取った。
同席してもらった同町渡辺議員が「部屋も用意せず、失礼だろう。」と
苦言を呈してくださった。


高浜町へ申し入れ(11月13日)

午後1時に美浜町と同議会へ。紹介議員の河本、松下、寺田の3議員が
同席された。たまたま、名古屋から我々と同趣旨の請願に来られていた
「40年廃炉訴訟市民の会」の安楽さんと一緒に提出することになった。
安楽さんの請願書の読み上げが長かったのは確かだが、受け取った議長が
「ここは裁判所ではないので、そんな長々とした専門用語の請願は考え物だ」
と苛立っていた。しかし、裁判の中で追及している関電の嘘や欺瞞を
わかりやすく暴露したよい文章だった。

午後4時に福井県と同議会へ。ぎりぎりの時間の到着となったが、同日、
福井の3市民団体が我々と同様に請願を提出されており、ロビーで
感激の対面をした。いつもの狭い部屋に通され、要請書を提出した。
提出後の意見交換で、木原さんが、早ければ二十数年後に福井県の原発が
廃炉になるが、その後の県の地域振興は考えているのかとの問いに、
再エネ等の開発も含めた「嶺南Eコースト計画推進会議」の話が出た。
原発なき後を考えざるを得ないという思いは感じ取れた。私も、
「国策だから」と責任逃れは止めて、県として原発政策について独自の
考えをしっかり持ってほしいと訴えた。

今回の請願で、渡辺、松下両議員から、使用済み核燃料の中間貯蔵地として
青森県のむつ市を考えているのではとの話が出ていたので、そのような
動きがあるのかもしれない。

その後、県庁前の金曜日アクションに合流し、マイクで道行く人に訴え、
帰路についた。
(若狭の原発を考える会 橋田秀美)


■■大阪市、大阪府に申し入れ 「老朽原発再稼働を認めるな」と■■


11月16日(月)晴天の中、大阪市・府に対して、
「関西電力と協議をおこない、40年超え老朽原発の稼働をあきらめ、
すべての原発を廃炉にするよう申し入れてください」と
計11人で訴えてきました。


大阪市へ申し入れ(11月16日)

大阪市へは11時半から天王寺ルシアス13階の大阪市環境局へ。
応対は環境局の脇坂さん、西村さんの2人。初めに実行委員会を代表して、
秋野恭子さんが申入れ書を読み上げ手渡しました。
その間、参加者は、老朽原発うごかすな!のポテッカーを掲げ、
その熱を伝えました。参加者から「もし若狭の原発が大事故を起こせば、
びわ湖が放射能汚染され1450万人の飲み水が飲めなくなるが、
それだけでは済まない。びわ湖の水は大阪湾に流れ込み、
瀬戸内海に達する。被害の大きさは膨大なものになる。
老朽原発を動かさないよう大阪市は関電に強く申入れるよう要請する」と
発言がありました。脇坂さんは、「部署内で共有させて頂きます。」
との事でした。

大阪府への申入れは午後2時半からのため、WTCビル1階のロビーで
昼食を取りながら暫し小休止。すると、1時半頃、非常ベルが鳴り響き、
いつまでたっても鳴り止まない。訓練かなと思い、そのままそこに
いましたが、やがて「10階が燃えているらしい」との情報。
41階はもぬけの殻。その階のホワイトボードには「全員1階に避難中」
と書いてあり、慌てて1階におりると、WTCビル玄関の外は
スーツ姿の府職員で溢れていました。
この時一般の方に対する避難情報が一切ない事が分かり愕然としました。

連絡がつかないので、玄関ホールで待機していると、エネルギー政策課の
田中さんが私たちを捜してそこに来てくれました。鎮火するも、職場復帰の
目処が立たなかった事から、この場で申入れをする事に。
ほぼ予定通りの2時40分開始。実行委員会を代表して松尾祐嗣さんが
申入れ書を読み上げ、手渡し。ここでも参加者がポテッカーを掲げましたが、
外に避難待機中の多くの人々が見ていたので良いアピールになったのではと思います。

以上、一部トラブルがありましたが、無事申入れ行動を終える事が出来ました。
参加くださった皆さん、ありがとうございました。
(全交関電前プロジェクト 安井賢二)


■■明石市で、木原壯林さんの講演会(11.11)■■

若狭の関電の原発は美浜、高浜、大飯の順に増設され、廃炉原発を除くと、
老朽化した原発は、高浜1号(46年)、高浜2号(45年)、
美浜3号(44年)の順になります。

福島第1原発事故後の2012年に「原子炉等規制法」が改正され、
原発運転期間を使用前検査に合格した日から40年」とするルールが出来ましたが、
1回に限り20年を超えない限り期間延長ができました。
そのため、40年超えの危険な老朽原発を動かすことが可能になりました。

11月11日(水)明石にてコープ自然派兵庫主催の学習会に
木原壯林さん(若狭の原発を考える会)を招いて『危険すぎる老朽原発』と
題するおはなしがあるというので参加しました。


ZOOMで講演する木原壯林さん(左/11月11日)

原子力とは何かの初歩から(原爆は爆発が一回だけ。原発は何十年も
稼働するので原爆より「死の灰」を多く出す)直近の動きまで学ぶことが
できました。原発の構造的な欠陥、老朽化による脆化・腐食・減肉・配管破断。
20年~30年も経てば各地の原発で事故が起きた事実。
加圧水型原発のアキレス腱は「蒸気発生器」で、取り換えられたばかりでも破損。
関西圏は若狭の原発群から100キロ圏内に大津も京都も大阪も神戸も
含まれるので、重大事故時に被害は甚大。高浜3号、4号はプルトニウムを含む
MOX燃料を使うのでなお危険。政府の「エネルギー基本計画」で
2030年原発比率20~22%にしているから、老朽原発再稼働が必要
になるのだと。老朽原発の運転と原発新設を阻止すれば、最悪でも
2033年に若狭から、2049年には全国から、稼働する原発は
なくなると強調。

最後に、11月23日関電本店包囲全国集会からリレーデモがスタート、
12月9日美浜町役場、関電原子力事業本部包囲大集会をゴールとする
連続アクションへの参加を呼びかけられた。

学習会は、明石の会場とZoom中継でおこなわれ、講演後の質疑も活発でした。
私は呼びかけに応じ、学習会翌日の11月12日、高浜町役場前での抗議行動
(臨時議会が再稼働請願を採択した)に参加しました。

個々人ができることからまずは始めてみましょう。
(神戸 高橋武三)


リレーデモの案内は → コチラ

★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第25号』
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