老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

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MOX燃料搬入に抗議★ 11月22日 高浜原発

2022-11-25 16:13:21 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
12・4 老朽原発うごかすな!関電包囲 全国集会 <ご案内>


MOX燃料搬入に抗議! 11月22日
高浜原発





11月22日早朝、福井県高浜町の内浦湾(高浜原発)に、
フランスから2カ月かけて喜望峰回りの船でMOX燃料が搬入されると聞き、
抗議行動に起ちました。

前日から若狭に泊まり込むグループ、京都、大阪、滋賀から
当日未明に出発して駆けつけるグループ、福井、若狭から駆けつけるグループなど、
夜明け前にもかかわらず25人が高浜町の音海地区に結集しました。

「MOX燃料搬入許すな!」「プルサーマル運転反対!」の
12mの横断幕2枚を皆で持ち、日の出とともに音海に入ってきた
MOX燃料を搭載した青い船(運搬船=パシフィック・イーグレット号)に
スピーカーで、「危険なMOX燃料をもちこむな」「MOX燃料は超危険」「プルサーマル運転反対」のシュプレヒコールを怒りを込めて訴え続けました。


湾内に入ってきたMOX輸送船「パシフィック・イーグレット号」
(写真右、青色船体)




写真奥は高浜原発3号機(左)、同4号機


5メートルポールの「反原発」赤旗が、朝焼けの空にたなびき、
24mの横断幕は赤く染まりました。

今回の行動は、多くのマスコミに注目されました。

そして、フランスでMOX燃料が搬出される際に、
抗議行動に起った反原発の市民団体や、
韓国で40年を超える老朽原発に反対する市民団体と、
海を越えて連帯するインターナショナルな抗議行動となりました。

7時、私たちは音海の展望台に車で移動し、そこから高浜原発の北ゲート前まで
デモ行進しました。

展望台からデモで 原発の北ゲートに向かう


ゲート前では高浜原発を目の前にして、
「MOX燃料はウラン燃料の10倍の価格、それは私たちの電気代や税金だ」
「MOX燃料は冷えるまでウラン燃料の4倍の時間がかかる」
「MOX燃料を使っている高浜3、4号機はトラブル続きだ」
「企業倫理のない関電はもう原発やめろ」と参加者全員が2時間かけて訴えました。

ゲート前で、「MOX使うな」の抗議

発言の間にシュプレヒコールが続き、早朝からの抗議行動で体力的に
限界を感じながら、多くの市民や団体の方たちとともに行う行動に
勝利の確信を得ることができました。さらに今後も抗議行動は続きます。

みなさん、過酷事故が起きる前に、
「12・4老朽原発うごかすな!関電包囲全国集会」に集まり、関電本店を包囲し、
老朽原発の廃炉を勝ち取りましょう!
(若狭の原発を考える会・木戸惠子)

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■■ MOX燃料は 格段に危険 ■■

【1】酸化物であるMOX中のプルトニウムが核分裂すれば、酸素と結合し難い
   白金族元素が多く生成し、酸素が余り、余った酸素が燃料被覆管を腐食します。
   また、プルトニウムからは、核分裂生成物ガスとヘリウムガスである
   アルファ線の放出が多く、燃料棒内の圧力が高くなり、被覆管の破損を招きます。

【2】MOX燃料では、プルトニウムの高次化によって、中性子を吸収しやすい
   アメリシウムが生成し、原子炉の運転や停止を行う制御棒やホウ酸の効きが
   低下します。

【3】MOX中のプルトニウムが集まって核燃料が不均質化
   (いわゆるプルトニウムスポットが生成)します。

【4】MOX燃料では、中性子束(中性子密度)が大きく、高出力で、
   過渡時(すなわち出力の増減時)に原子炉の制御がより困難です。

【5】使用済みMOX燃料の発熱量は下がり難く、使用済みウラン燃料の4倍以上も
   長期にわたって燃料プール内で水冷保管しなければ、空冷保管が可能な状態に
   なりません。

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カンパ振り込み先(郵便振替)
口座記号・番号: 00990-4-334563
   加入者名: 老朽原発うごかすな!実行委員会

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