老朽原発うごかすな!実行委員会Blog

原発うごかすな!実行委員会のblogをお借りしています。
連絡先:saikadouyamete@yahoo.co.jp

私のデモ 体験記「3・20」(ニュース 41号)2021.03.24

2021-03-24 20:44:04 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
3.20 関電よ☆老朽原発うごかすな!高浜全国集会
報告文は → コチラ


YouTube「高浜原発への抗議行動3・20」 → コチラ

YouTube「3.20 関電よ☆老朽原発うごかすな!高浜全国集会」 → コチラ


■■私のデモ体験記■■  
■原発後の若狭の人々のくらしについても■ 
■考えさせられた行動でした■


去年11月25日の朝日新聞朝刊で「高浜再稼働老朽原発 初の地元同意」
の見出しの記事を目にした時、居てもたってもいられなくなり、ネットで
デモの情報を探し「老朽原発うごかすな!実行委員会」が、京都市役所前集合で
リレーデモをすることを知り、それが私にとって最初のデモの参加になりました。

前夜、家にあったハギレに抗議の言葉と琵琶湖の絵を書いて、翌朝慌てて
集合時間を間違えてしまいましたが、その日は2万5千歩歩ききりました。 

とにかく行かなければとその翌月12月9日には美浜町に集合し、
関電原子力事業本部包囲抗議行動に参加ました。

デモで歩くだけでなく、勉強しなければならないと思い至り、スクラップを
始めました。新聞には毎日のように原発に関する記事が載り、言葉の意味、
裁判の経過などを知らなければ、本当の意味で理解出来ていません。

3月20日「関電よ☆老朽原発うごかすな!高浜全国集会」の帰りのバスで、
参加者の方の感想の後、世話人の方が話をされました。原発を無くして終わり
ではなくて、原発を終わらせた後の若狭の人たちの暮らしをどう構築するか
までを考えなければならないのだ、それが一番難しいことだ、という趣旨の話
をされたことが印象的でした。


高浜原発の北門で、関電への申入れ (3月20日)

原発の安全神話が崩れ、遅かれ早かれ廃炉へと向かっていくでしょう。しかし
それで終わりではなく、その後のこともみんなで考えるべき大変重要なテーマです。
そのためにも、原発廃炉を少しでも早く実現させるよう根気強く行動を続けて
いかなければ、と思います。

(12月9日のときは)コロナ感染が心配で、美浜町まで単独で電車を
5回も乗り換えて、交通費もばかにならなかったので、3月20日は、
初めて新大阪駅からのバス乗車を申し込みました。天気にも恵まれて
最高のデモ日和でした。全国から400人集まったということも本当に嬉しいです。


集会後、街中をデモ (3月20日)

以上が私のこれまでの4カ月足らずの拙いデモ体験です。
コロナが早く終息して、もっともっとたくさんの人の参加が広がっていくことを
心より祈っています。
(大阪 K・R)


■■お金といのち、どっちが大事?■■ 
■目の前に差し迫っている  
 高浜原発の再稼働に反対します■


2011年3月に起きた東京電力福島第1原子力発電所の原発事故により、
健康被害が生じ、滋賀県に避難してきました。当時私が住んでいたのは、
事故のあった原発から205㎞離れた千葉県北西部です。

この地域は2011年3月21日朝、大量の放射性物質を含んだ雨が大量落下
したことにより、膨大に汚染され、汚染状況重点調査地域に該当する
「ホットスポット」となりました。

自宅玄関前にある花だんは、毎時0・3マイクロシーベルトを超え、
いつ測ってもガイガーカウンターからは警報音が鳴り響きました。

土壌調査にも奮闘した結果、この地域の多くはチェルノブイリの際の汚染区分
が当てはまる、「放射性管理区域」、場所によっては「移住権利対象区域」に該当する
ことが分かりました。

放射性管理区域とは原発事故以前であれば、関係者以外一般の人々は立ち入り禁止の区域で、
子どもが入ることは到底許されない場所です。

原発事故による汚染は福島にとどまらず、東北、関東と広範囲にわたっています。
私は原発から205㎞のところから避難してきましたが、高浜原発からびわ湖までは
50㎞です。原発に何かあれば福井県のみならず、広域にわたって汚染されてしまいます。
それはイコール被曝を強いられるということです。

若狭湾沿岸には10数基の原発がひしめいていて、それらはたとえ稼動していなくても
存在だけで怖く、使用済み核燃料がどうなっているのかを想像し、何かあったら・・・と
日々おびやかされています。核燃料取り出し中の高速増殖炉もんじゅのことも頭から離れません。


老朽原発うごかすな! (3月20日 高浜町文化センター)

そのうえ原発の再稼働、恐ろしいとしか言いようがありません。
「稼動している原発を直ちに停止してください。」
「危険極まりない老朽原発、高浜1号機、2号機、美浜3号機の再稼働に反対します。」 
賛成とか反対とか言うより、そもそも原発はこの世にあってはならないものなのです。
核のゴミをつくることでしか動かせない原発は要りません。かかえてしまった
核のごみにどう対処していくのか、未来の人たちに対して今を生きる私たちが
負うべき責任だと思います。

今を生きる、そしてこれからを生きる未来のすべてのいのちのために、
この豊かな大地を、命の水がめを何が何でも守りたい。
「豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり、
これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」という、
樋口元裁判長のことばをいまいちどかみしめたいと思います。
(滋賀県在住 山﨑圭子)




「3.11」で、千葉から滋賀に避難した山﨑朋くん(9歳)が、3.20高浜集会で読みたいと準備してくれた文章と絵

★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 41号』
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3.20(土休) 関電よ☆ 老朽原発うごかすな! 高浜全国集会へ

2021-03-20 01:10:39 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
◆1.15大飯4号機の再稼働に抗議 (ニュース 第34号)
◆1.24大集会 報告とお礼
◆1.24 関電前大集会 に参加して (ニュース 第35号)
◆1年ぶりのアメーバデモ (ニュース 第36号)
◆約束やぶりの関電ゆるすな!2.15緊急行動に参加して(ニュース 37号)


3・20(土休)関電よ☆老朽原発うごかすな!高浜全国集会

■■ 集会要項 ■■

◇高浜町文化会館で集会
   14:00~15:00すぎ 約1時間強
◇集会後、町内デモ
   16:30解散

◇集会前段/高浜原発への抗議行動
11:45 原発北ゲートの300m先にある「音海展望台」集合
    →デモで北ゲートに向かい、北ゲート前で抗議行動



福島原発事故から10年になりますが、避難者の多くが今でも故郷を失い、
苦難の生活を続けておられます。事故炉内部は未だに不明で、増え続ける
放射性汚染水は太平洋に垂れ流されようとしています。

原発は、現在科学の手に負える装置でないことは明らかです。
その原発が老朽化すれば、原子炉や配管の脆化、金属疲労、腐食などによって、
危険度が急増します。

それでも、関電は、運転開始後46年、45年になり、超危険な
老朽原発・高浜1、2号機の本年3月、5月再稼働を画策しています。

原子力規制委員会(規制委)が、老朽原発の運転を認可したのは2016年ですが、
認可以降に、関電の原発に関して、蒸気発生器配管の減肉・損傷、
再稼働準備工事中の人身事故、原発関連工事費の不正還流など、
トラブル、事故、不祥事が頻発しています。

一方、関電は、使用済み核燃料中間貯蔵候補地を福井県外に探すとした約束を
2度(2018年、2020年)もホゴにしています。原発の40年超え運転が理不尽であり、
関電が原発の安全運転に足る資質、体制、企業倫理を持たず、また、
新規制基準が極めて不完全で、規制委の審査がいい加減であることを示しています。

なお、去る12月4日の大阪地裁判決は、規制委審査のいい加減さを端的に
指摘しています。規制委は、原発敷地で起こり得る地震の規模について、
「過去の地震規模の平均値でなく、バラツキを考慮せよ」と規定していましたが、
原発運転の認定にあたっては平均値を採用し、原発の耐震性は、平均値に
見合ったもので可としています。大阪地裁は、これが過小評価であるとして、
大飯原発3、4号機の設置許可の取り消しを命じたのです。
同様な方法で推定された老朽原発敷地の基準地震動も過小評価していることになります。

ところで、高浜原発から100 km 圏内には、福井県のみならず、
京都府、滋賀県のほぼ全域、大阪府、兵庫県の一部が含まれます。

このことと、福島原発事故では事故炉から約50 km 離れた飯舘村も
全村避難であったことを考え合わせれば、高浜原発で重大事故が起これば、
何100万人もの人々が避難対象になりかねないことになります。
避難は不可能です。

しかも、今、新型コロナウイルスの感染が拡大し、終息の兆しも見えません。
この中で、超危険な老朽原発が稼働され、重大事故を起こしたら、
集団避難のバスの中で、長期にわたる避難生活の中で、ウイルスの感染を
防ぐことは不可能です。

老朽原発廃炉を勝ち取り、原発のない、人の命と尊厳が大切にされる社会を
実現しましょう!

●● カンパのお願い ●●

3・20全国集会へのご支援をお願いします

カンパ振り込み先(郵便振替)
口座記号・番号: 00990-4-334563
   加入者名: 老朽原発うごかすな!実行委員会

チラシのダウンロードは → コチラ

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「3.11」10周年 各地で集会 -その3-(ニュース  40号)2021.03.19

2021-03-19 15:48:13 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
◆3.20高浜全国集会 案内

■■あれから十年 傷は癒されず■■

東日本大震災と福島原発事故から10年、
私達「原発ゼロ-被災者支援奈良のつどい実行委員会」は、3・11プレ企画を
1月30日「あれから10年 傷は癒やされず」というタイトルで、
福島現地から千葉様をお招きして講演会をおこないました。
奈良市中部公民館に120人余の参加者を得、来県が叶わなかった石丸小四郎様の
「過酷事故から10年・・・泥沼に入り込んだ福島第一原発」の核心に迫る
パワーポイントと千葉様の「小児甲状腺がん患者・家族と共に」
~原発事故とは関係しないと言われ続けて~のお話しに改めて憤りを覚えました。

そして、迎えた「奈良のつどい」本番の3月14日、川口真由美&一二三礼さんの
圧倒する歌声と奈良駅前を埋め尽くす人々!

2部の、基調講演と、木原さんの「老朽原発うごかすな」アピール、
引き続く5人のリレートーク。


3.14原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい(JR奈良駅前広場)

この日は「若狭」の水を運んでおこなわれる「お水取り」最終日でした。
奈良市は高浜、大飯原発から100キロ圏内。放射能は北西の偏西風に乗って
降り注ぎます。他人ごとではありません。

『「原発ゼロ」は圧倒的多数の国民の願いです。私たちは、奈良での運動を
もっと豊かで、持続的に発展させるため、脱原発運動に取り組んできた様々な
団体が「実行委員会」を起ち上げ、コロナ禍の困難な中、
「老朽原発うごかすな!」や1・30「あれから10年傷は癒されず」講演会などを
成功させてきました。

12月の大飯原発3、4号機の設置許可取消の大阪地裁判決をばねに、
1日も早く原発ゼロ基本法を成立させ、自然エネルギー中心の社会を作りましょう。』(集会アピール抜粋)

両集会で12万円を超える会場カンパをいただきました。
福島の方々を始め脱原発運動のために有意義に使わせていただきます。
そして、3・20「関電よ☆老朽原発うごかすな!高浜全国集会」へ
奈良からも20人余がマイクロバスで駆けつけます。
( 原発ゼロ・被災者支援奈良のつどい実行委員会 榎本恭一郎)

  
■■10年目、原発事故を風化させない■■
 ■ 老朽原発うごかすな ■


東日本大震災と悲惨な原発事故を風化させない「イレブンアクション」は
毎月11日兵庫労連と原発なくす兵庫の会がとりくんでいます。
この日は10年目、神戸地裁ではちょうど福島から兵庫へ避難している
84人が原告となっている損害賠償訴訟の法廷日、満席の傍聴席も含め
裁判官も含め全員で午後2時46分黙祷がおこなわれました。

午後5時から神戸大丸前で6団体から23人が参加、
「老朽原発うごかすな・原発ゼロ基本法案を」のチラシ配布や署名をおこないました。


神戸でのイレブンアクション(3月11日)

リレースピーチで最初に「福島からのメッセージ」を紹介、
事務局から「ふるさとを剥奪された避難者の過酷な実態、現地の汚染水海洋放出、
40年ルールを踏みにじって老朽原発をさらに3基も動かそうとしている関電と政府」
などを具体的に解説しました。

次いで保険医協会、原発ゼロ西宮、新日本婦人の会、商工団体連合会の代表
様々な観点から原発問題でうったえ、最後に原発なくす会・成山代表が締めくくりました。

大丸前スクランブル交差点の2分間信号待ちでチラシを読みスピーチに聴き入る人、
署名に来る人、わかものグループとの対話などチラシは約100枚が手渡されました。
(原発をなくし自然エネルギーを推進する兵庫の会 速水二郎)


■■日韓オンライン学習会■■
■すべての核の廃棄のために■


日韓オンライン学習会「すべての核の廃棄のために」第1回が3月10日におこなわれた。
コロナで行き来ができない状況だが、韓国の「核廃棄のための全国ネットワーク」の
呼びかけで、日韓がそれぞれ実行委員会を作って準備をしてきた。

オンライン学習会の開催は初めてだったが、韓国が思ったより近く感じられる。
京都会場に足を運んでくれた方々も多かった。日韓双方で11の地域・35カ所以上
とつながり、参加者は全部で7~80名ほどか。

今回は、日本側からの報告がメインだった。一つは木原壯林さんの「怖ーい老朽原発」、
もう一つは吉田明生さんの「日本の脱原発裁判について」である。
韓国や世界の原発の寿命延長につながる老朽原発の再稼働を、
インターナショナリズムで阻止しよう。日本の脱原発裁判の力と、それが明らかにしている
内容を韓国の反原発運動に伝えたい。そんな熱い願いを込めて、すぐには反応の見えない
インターネット空間に語りかけた木原さん・吉田さんの報告は、同時通訳で
韓国側に伝わり、いくつもの質問になって返ってきた。

「韓国では新規原発建設が相次いでいるが日本はどうか? 使用済み核燃料の
保管場所はどうなっているか? 日本には運動に協力してくれる弁護士が
どれくらいいるか?」といった切実な質疑応答が交わされた。

そのあと、東京、福島、山口などから発言を受けた。福島の黒田節子さんは、
「3・11で日本も変わるかと思ったが今の有様は何だろう。
もう希望を持つまいと思うこともあったが、子どもたちを思うと闘わずには
おれない」という10年目の闘いの決意を伝えた。

今回、韓国側からも詳細な経緯や問題意識をまとめたプレゼン資料が出され、
質問も交わされたが時間が足りず、詳しい説明は以降に回された。
第2回、第3回と、日韓双方で参加者が増えていき、日韓の反原発運動、
反核運動の相互の理解と、国境を越えた共同闘争の前進の契機になっていくことを
強く願う。
(AWC 永谷ゆき子)


■■コロナ仮処分、不当決定 大衆運動の力で押し返そう■■

福井、京都、大阪、兵庫4府県の住民6人が申し立てた
「コロナ禍における原発運転差し止め仮処分」で、大阪地裁は、
3月17日、不当にも却下を言い渡した。

コロナ禍においては、密を避けねばならない、原発事故時では、
避難先で、原発内で、密は避けられない。この矛盾に対して、司法は
正面から向き合わず、判断を避けて逃げたのだ。

原告でもある木原さんは、報告会で、「人の命にかかわる裁判においては、
司法は判断を避ける傾向にある。裁判に勝つためには、市民運動の後押しが必須だ」
と語った。マスコミのアンケート結果でも、今や8割の人が「脱原発」だ。
一人一人が臆せず、行動を呼びかけ、大きな大衆運動を作ることが、
一番の課題であり、大切なのだと、改めて思った。

3月20日の「関電よ老朽原発うごかすな!高浜全国集会」の圧倒的な参加者で、
集会とデモを成功させ、老朽原発再稼働を阻止しよう。
コロナ原発差し止め仮処分に負けても、私達の力で跳ね返そう!   
(橋田)

申し立て人を先頭に入廷行進


★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 40号』
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「3.11」10周年 各地で集会 -その2-(ニュース 第39号)2021.03.15

2021-03-15 15:13:00 | 老朽原発うごかすな!実行委員会
◆3.20高浜全国集会 案内

■■バイバイ原発3・6きょうと 850人が参加■■  

福島原発事故から10年目にあたり、集会は、全員の黙とうから始まりました。
武藤類子さんを迎え、「福島原発事故の責任を誰がとるのか」と題しての講演を
メインスピーチとして、その他4人から各分野の報告がおこなわれました。

武藤さんのお話は、「原発裁判・福島原発の現状・新たな放射性物質の
拡散・小児性甲状腺ガン・伝承と教育・原子力勢力の復活・本当の復興について」と
7つのテーマで構成され、現状の分析と抱える問題点が網羅された内容でした。

「原発賠償京都訴訟原告団」から避難者の生活と健康を守る闘いの報告が、
「日本科学者会議京都支部」の市川さんから、原発事故から住民を守る対策の
相次ぐ撤退について、
「気候ネットワーク」の延藤さんから、脱炭素社会に向けたエネルギー政策について、
「若狭の原発を考える会」橋田さんから、「老朽原発うごかすな!」行動について
報告がありました。


祇園石段下に出てきたデモ隊(3月6日)京都フォトニュース提供

この集会で、唯一の行動提起の発言となったのは、橋田さんの
「老朽原発うごかすな!実行委員会」のこれまでの数々の行動の報告と、
これからの老朽原発再稼働阻止に向けた行動、主に3・20「関電よ☆老朽原発
うごかすな!高浜全国集会」への呼びかけでした。「何としても老朽原発を
うごかしてはならない!」という強固な思いが会場を包みました。

昨年は、コロナ禍で、人が集まることが叶わなかったのですが、
今年の「バイバイ原発きょうと」は850人が参加され、八坂神社から
京都市役所までのデモも、元気よく貫徹されました。

四条通り、河原町通りは、土曜日ということもあり人出も多く、沿道の人たちからは、
手を振ったり、「がんばれ!」の声援も受けました。若者2人が途中で
デモの隊列に入り、「原発はダメですよね。頑張ってください。」と言ってくれる
場面もありました。


■■第10回さよなら原発福井県集会 in ふくい■■
 ■ ~原発のない新しい福井へ~ ■


東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の発生から10年になるのを前に、
さよなら原発福井県集会(個人と団体で構成する実行委員会)が7日、
福井市フェニックスプラザ大ホールなど県内3カ所で開催され
合計230名を超える人が参加しました。当日はYouTubeで配信されて、
集会のライブ視聴も230カ所以上でありました。


さよなら原発福井県集会2021 in ふくい

共同代表で小浜市の明通寺住職の中嶌哲演さんが主催のあいさつで
「フクシマ10年間の痛みと今後の切実な希望に真に連帯するために、
大きくは地球環境の危機をのりこえていく一環として、原発のない 福井への歩みを」
と呼びかけました。

「ふくしま復興共同センター」代表委員の斎藤富春さんが
未だに3万6千人以上の避難者が戻れていない現状をビデオメッセージで語り、
「核の中間貯蔵施設はいらない!下北の会」代表の野坂庸子さんが
メッセージ(代読)を寄せました。
大阪地裁判決の画期的意義について語った島田広弁護士は、
「原発の安全審査の信頼性が揺らいだ」と強調しました。
 
最後に共同代表で福井大学名誉教授の山本富士夫さんが集会アピールを
読みあげました。集会後、フェニックスプラザ前から福井地裁前までを
約100人が「原発のない新しい福井へ」「老朽原発の再稼働反対」などと
書かれたプラカードを掲げてパレード行進しました。
(福井 林広員)

■■関電よ☆老朽原発うごかすな! 高浜現地全国集会に結集を■■

あの福島の大惨事から10年がたった今この時、震度6の余震が福島を襲いました。
にもかかわらず原発への影響などに対する新聞、テレビなどは
「原発への影響はない」との報道一辺倒。しかも地震後1、2時間後の報道。
そんな短い時間で検証もせず原発内部がわかるんかい、ええ加減にせんかい。

その後、デブリを冷やす1次冷却水の水位低下が見つかり冷却水を注入し
何とか持ちこたえていると。流れ出た汚染水は海洋へダダもれではないのか。
余震に対する検証報道は少なく「復興の足跡」の報道がばかりが蔓延しています。

新設の原発が我々の運動を前に断念すると思いきや、原発に固執する電力会社は、
政府と一体となって温暖化対策・CO2削減を名目に原発再稼働を推進しています。
これに対し我々はコロナ蔓延で延期を余儀なくされたが、
昨年9・6関電本店に向けた「老朽原発うごかすな!大集会」を1600名の
結集で成功させた。

そんな中12月には大阪地裁で「原発直下の基準地震動」を平均値で認可するのは
おかしい、起こりうる最大値での判断が求められると、誰もが納得できる判決を
得て運動の前進を勝ち取った。関電はすぐさま控訴し、他方で高浜3号機を
3月7日に再稼働させるという暴挙に出てきたが、この動きが報道されるや、
我々はすぐさま現地正門前へ駆けつけ抗議行動を展開した。

美浜、高浜町の議会・町長一体となった再稼働の要請。さらに、福井県知事が、
関電の「3年後を目途に県外への使用済み核燃料の中間貯蔵地を検討する」
という表明を受けて、県議会に再稼働同意に向けた議論を要請した。

一方で、今(3月12日)の情報によると県議会は「国かの福井県に対する
約束事もはっきりしない現時点においては審議できない」と、知事とも膠着状態が
続いている。

老朽原発の再稼働を取り巻く情勢が緊迫しています。この間、我々が取り組んでいる、
舞鶴から福井市へと続く若狭湾一体の市町村各戸への「老朽原発うごかすな」
ポステイング行動や関西一円の様々な取り組みの拡がりを政府や関西電力は
恐れています。また4月には高浜4号機の再稼働が目論まれています。
電力会社に惑わされてはなりません。

3月20日の高浜現地での「関電よ☆老朽原発うごかすな!全国集会」の大結集
でもって政府・関西電力の野望を打ち砕きましょう。
(若狭の原発を考える会 小林正明)


★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第39号』
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「3.11」10周年 各地で集会 -その1-(ニュース 第38号)2021.03.11

2021-03-11 14:24:58 | 老朽原発うごかすな!実行委員会

◆3.20高浜全国集会 案内

■■3.6原発のない社会へ 2021びわこ集会■■  

3・11以降10年が経過した。原子力緊急事態宣言はもちろん解除されていない。
3月7日、肌寒いびわ湖畔に原子力発電は許さないと500名の市民が集まった。

午前中は大津市生涯学習センターで、朝10時から末田一秀さんの
「関西電力原発マネーの不正還流事件」講演会や、
福田章典医師による「安定ヨウ素材の使用説明会」、
福島から避難された青田恵子さんによる布絵展示会が開かれた。

午後は、場所を変え屋外の膳所城址公園でせやろがいおじさんのトークショーで
始まった。あっというまの1時間で、特にオリンピック組織委・森元会長の
発言など人権に鋭く切り込んだ熱弁だった。

続く決起集会の開催。嘉田由紀子参議と米原市長の来賓挨拶を受け
井戸謙一弁護士の基調報告。トリチウム水の海洋投棄、フレコンバッグ等の
汚染土の自治体での使用などの更なる被害の拡大の流れ。
一方裁判所の流れも、昨年の12・4大阪地裁判決は、閑職的裁判官から
現職エリート裁判官の判決ということで、反原発のうねりが大きくなって
きたことを物語ってきている。関電不正マネー問題も原発がこのような
不正利権構造を持つものであることが益々明らかになってきた。

また、原発賠償関西訴訟原告団の佐藤勝十志さんは、「トリチウムなどの
海洋放出は国際条約で禁じられている」と報告。ますます、福島の状況を
広げていくと報告された。


関電滋賀支社前をデモ

最後に関電滋賀支社ビル前を通過するデモ行進がおこなわれ、道行く人の
注目を集めた。
(さいなら原発・びわこネットワーク  井沢 清)

 
■■3・7福島原発事故から10年のつどい(兵庫県加古川市)■■
 ■誰もが故被害者に・・・なるかも知れない■


3月7日、私たち脱原発はりまアクションは、
「福島原発事故から10年のつどい」を加古川にて開催しました。
私たちは、毎年3月11日前後に「福島原発事故から●年のつどい」として
開催しています。

久しぶりの集会で、参加者数も全くわからない状況でしたが、
ふたを開けてみると、会場への参加者が87名、初めて取り組んだ
オンライン参加者が18名と合計105名もの参加者を得ることが出来ました。

今回の講演は、福島県浪江町から兵庫県三木市に避難されている
菅野(かんの)みずえさんでした。
菅野さんからは、「もう10年 まだ10年」と題してはなしてもらいました。
「自分の家が獣に荒らされていること、更に泥棒までもが自宅を好き放題に
している現状を考えられますか?」「故郷を返して欲しいという言葉があるが、
故郷を返してではなく『私たちが住んでいた家を帰して欲しい』と言うことです」
と言われました。

そして、彼女がいつも言われる言葉が
「今参加されている皆さんが、明日にでも私のような原発事故被害者になる
かもわからない」ということでした。そして、「原発賛成者に私の現実を
受け止められますか?と問いたい」とも話されました。


講演する菅野みずえさん

もう1つの報告は、「『子ども脱被ばく裁判』が問いかけるもの」
と題しての報告でした。この裁判は、子どもが原告になって
「安全な環境下で教育を受けさせよ!」等を求め、国・東電を2015年夏に訴え、
以来6年半余り闘ってきたものです。この裁判を支える会・西日本事務局を
脱原発はりまの後藤由美子さんが担い、裁判のたびに福島への傍聴行動や
会員の拡大で支えて来ました。裁判支援署名も8万6千余名にものぼり
「勝利判決」を期待したのですが、血も涙もない「不当判決」そのものでした。
裁判長も気おくれしたのか「判決主文」のみを読むと1分前後で出てしまった
とのことです。

裁判は、控訴が決まりました。更なる支援で不当判決を覆さなければなりません。
(脱原発はりまアクション 菅野逸雄)


■■「本ができました」 福島からの避難者・菅野みずえさん■■

いつもお世話になっております。機会をいただき、福島の現状をと思いましたが
長くなりますので、グリーンアクションから発行された、
アイリーン・美緒子・スミスさんのインタビューの本の紹介をさせてください。

2016年にインタビューを受けて、事故後10年経つ今、アジェンダのFさんが
一手に音声を文字化してくださり、ようやく本になりました。

この本を売り切って、資金とし、それだけでは足りないので、カンパの訴えも
しながら抜粋版を作り、福井の原発立地やその周辺に全戸配布したいという、
壮大な目標を立てたのです。それで福井の方々にもご意見を伺い、
活動家の本と見向きもされないのを避けるために、普通の何処にでもいる
住人を伝えるために、職業をとのことでとても長い題名になりました。

「福祉の仕事で35年働き東電の原発事故で人生が変わってしまった
菅野みずえさんのお話」です。アジェンダかグリーンアクションで
申し込み受け付けています。

原発賛成の方々に、こんなことになる覚悟はおありですかと伝えたいのです。
他人ごとでない未来が待ってはいませんか、今ならまだ間に合いますよ
と伝えなければと。

木原壯林さんとご一緒に6人で申し立てたコロナ禍での原発の運転は
やめよ仮処分の決定書交付が17日午後からと決まりました。
どんな決定が出るやら。却下で終わらないか、不安になりますが、
どんな決定があろうとも、今から、ここからと頑張るしかありませんね。
(コロナ禍での運転差し止め仮処分債務者 菅野みずえ)
[注]
債務者=申し立て人


■■ 高浜原発3号機 再稼働に ■■  
 ■街宣車&ひとりデモで緊急抗議行動■


3月7日(日)、関電が高浜3号機の特重施設工事を終了し再稼動するので、
急きょ8人が福井県高浜町に向かった。

高浜原発北門では朝6時半からⅠさんが抗議行動をされていた。
街宣車は大音響で「蒸気発生器伝熱管事故の原因は究明されていない!」
「政府・関電・福井県知事は原発をうごかすために、使用済み核燃料の
保管候補地を2度も反故にし、更に3年延長は許さないぞ!」
「関電は、私たちが支払った電気代を、美浜町長に競争入札せず工事費に
垂れ流す確約をした。原発マネーの還流体質は変わっていないぞ!」と訴えた。

北門と正門前では、警察が2人見守る?なか、「反原発」「老朽原発うごかすな」
の旗や幟を持ち、間隔をとりながらゲート前を回るひとりデモをおこない、
「関電は高浜3号機をうごかすな!」「関電は原発を安全にうごかす資格を
持っていない!」とそれぞれが訴えた。


緊急抗議にかけつけた面々

その後、西隣の京都府舞鶴市に移動し「3・20高浜全国集会」
「危険すぎる老朽原発」のチラシを各戸配布。
さらに舞鶴で開催された「さよなら原発舞鶴集会」に連帯するため、
スタンディングアピールに参加した。

デモ申請が出来ない中での緊急行動だったが、創意工夫をしながら
再稼動反対抗議行動を貫徹した。
(K・K)


★紙版の『老朽原発うごかすな!ニュース 第38号』
 ダウンロードは → コチラ

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