日常日記

のんびり生きてます

具体策は・・・???

2005年12月13日 | 仕事

東証、誤発注のジェイコム株売買停止に 事態収拾見えず (朝日新聞) - goo ニュース
 
気になったところはここかな・・・・ 
「東証は大規模なシステムの再構築をおこなうまでは
 見直しをしない方針。当面は、警告を見逃した
 証券会社側のチェック態勢の強化を促すことで対応する。」

よくトラブルとか発生したときに対策としてよく使われる言葉です。
自分の職場でも本番稼動する前に議事本番テストで不具合とか
見つかると二度と起こさないようにと報告書等を作成して
発生した現象・対策などを記載しています。
対策欄を見てみると「レビュー(チェックに費やす時間・項目といえば
いいのでしょうか)を強化して対応する」なんて言葉で対策終了と
するチームが以前ありました。(流石に今はこんな書き方している人は
いませんが)
ふと思うのですが・・・・

これ、具体的な対策になってませんよ?

対外に公表するのであればこれでもいいのかもしれませんが、
内部で報告するのであればこれは対策としてはあきらかに
おかしいかと思います。

確かに修正を行った物に対して検証を強化するという行為は
間違っていませんが(むしろやらなければだめだろ・・・)、
不具合の発生方法によっては対策の建て方がまるっきり
違ってくるはずです。
例えば、チェック漏れで漏れた場合ならチェックシートなり
作成して一目でわかるようにするとか、作業手順に誤りが
有ったとしたらそこを改善して同じ事の繰り返しをしないようにする等・・・
それを踏まえないでただ単にチェックを強化するでは、
本来やらなければならない事を行わずに、強化したつもりが
やっていない状態となり同じ事の繰り返しをやって
不具合発生ということになりかねないからです。

自分も不具合起こさないように色々なところを注意しながら
チェックをやっていますが、どうやったら確実に漏れを
防げるかというのに関しては試行錯誤しながらやっています。
自分だけでなくチームとして複数人と作業やったりすると
また違った観点からチェックしなければならないってことが
出てくるのでこれに関しては永遠のテーマなんでしょうね。