taimuのひとり言

毎日の生活の中で感じた事を 徒然なるままに・・・。

「幸せのちから」

2007-01-30 22:36:03 | 映画

 今日は 春のような暖かな一日でした。

 今年1本目の映画は「幸せのちから」です。

 何故 この映画を選んだか・・・。
 ① テレビのCMを見て。
 ② アカデミー賞にノミネートされたので。(主演男優賞)
 ③ たまたま あいている時間に観られる映画がこの作品だった。

 以上の理由からです。

 実話に基づいた サクセスストーリーですが
 単純なアメリカンドリームの映画ではありませんでした。

 最初から極貧の生活が これでもかというほど
 描かれています。
 妻が去り、家も追い出され 駅のトイレに隠れるようにして
 息子と一夜を過ごした時の クリス(ウィル・スミス)の
 涙は 本当に切ない思いでした。

 貧しいが故のつらさ、惨めさを存分に味わっているはずの
 クリスなのに 自棄になることもなく 前向きで
 夢をつかむために 最大の努力を惜しまず・・・
 だからこそ 最後に難関を突破して職を手に入れる場面では
 「良かった」と思うことができたのでしょう。
 
 採用が決まった場面で ウィル・スミスの目が 徐々に赤くなって
 いく演技?に脱帽です。

 「アメリカンドリーム」とは 棚ボタ式にお金持ちになったり
 することではなく、常に 夢を持ち続け それを手に入れるために
 最大限の努力を惜しまないことだと わかりました。

 ちょっと面白いと思ったのは ウィルと息子の会話です。
 ウィル「何色が好き?」
 息子 「みどり」
 ウィル「緑色のものは なにがある?」
 ・・・こういう会話が多く 最低の生活をしていても
 その生活に染まらずに 暮らしていたいという
 父親のプライドのようなものを感じました。

 せっかく 成功者になったのですから
 その後の親子の生活も 見てみたかったと思いました。
 それが 中途半端な終わり方のように感じました。