太白荘近く野山の草木たち （ヤブカンゾウ）

　山でのニッコウキスゲ、里ではノカンゾウの親戚筋にあたります。花を八重（おしべが花弁に変化～よく見ると一部花弁におしべがついています）にするのと、花の時期をずらして、ノカンゾウとバッティングしないようにする（ノカンゾウより３～４週間遅い）を選択することで生き延びと繁栄を勝ち得ています。ヤブと名付くくらい、ノカンゾウよりは大分たくましい花茎葉をしています。近くで見るよりは、遠くから群れたオレンジ色の風景を楽しむといった見方が自分は好きです。

太白荘近く野山の草木たち （ウツボグサ）

　海のウツボではありません。花（実際は小さな花の集合体）の形が、昔々のお侍さんの時代から使われていた弓の矢を収める入れ物～打保～に似ていることから名付けられた由。

太白荘近く野山の草木たち （オカトラノオ）

　虎は孤高に生きますが、「トラノオ～虎の尾」は群れて暮らします。上の写真中央やや上のところ、トラの尾っぽの直ぐ近くにトンボが止まっているの、見えますか？　どうぞ、トラや童子どもに取られて喰われませんように・・・

太白荘近く野山の草木たち （オオハンゴンソウ）

　ざっと昔、アメリカから連れて来られました。今では“日本人”に成りきって、しっかりと土着しました。

太白山と近く野山の草木たち （ヤマユリ）

　夏の知らせ、プーンと香りを漂わせながらヤマユリが咲きだしました。遠くからも分かるヤマユリの“大きな白い花”と“甘い匂い”は遠い日の「夏休み」を郷愁させてくれます。