甲子園きっぷ  yama’s stadium☆彡

~球児たちの あしあと~

巣立ちの時

2011-12-12 | 中学野球



昨日、私の日々の力や元気の素、5人の巣立ちの時を見届けて来ました。
久しぶりにみんなに会え楽しいひと時を過ごしました。

久しぶりに会ったお~ちゃん・・・早く足治ると良いね。
浜ちゃんは体調が悪くなってしまい・・・元気になったかな。
大事な時期。怪我や体調にくれぐれも気を付けて・・・。


卒団式のお話しの前に。

フィギュアスケート 浅田真央選手のお母様がお亡くなりになられましたこと、謹んで哀悼の意を表します。
21歳の真央選手と同じ歳に母を亡くした私には、自分のことのように悲しい気持ちになり、彼女の悲しみが伝わってきます。
がんばって・・・と言うのは簡単だけど、時間が掛っても時にはいいと思います。
真央選手がリンクに戻ってくる日を静かに見守りたいと思います。


自分自身だけのためじゃなく誰かのためにがんばれる力は大きいもので、
真央選手には一番応援してくれていたお母様や、たくさんの応援者のためにも、
また笑顔の華麗な姿を見せて欲しいなと思います。


人は誰かに応援してもらったり、支えてもらったりしながら生きる生き物で、
そこにはやはり『感謝』の気持ちを持つことが本当に大事であり、
人と人との出逢いや繋がりを大事にすることが自分を大きく成長させてもらえるのだと思います。


昨日の卒団式でも、剛、綾人、浜ちゃん、さとし、お~ちゃん、卒団生5人の卒団の言葉の中に『感謝』という言葉がありました。

普段、指導者の皆さんや御両親、周りで支えてくれる人たちへ、言葉に出して「ありがとう」と言う機会は少ないと思います。
自分たちの節目の時「ありがとう」の気持ちを伝えることができたこと、そういう場を作ってもらい感謝、ありがとうですね。

その「ありがとう」の気持ちは今だけじゃなくこれからも持ち続け、応援してくれる人たちのためにも、
野球だけではなく何事も全力でこれからの人生を歩んでもらいたいと思います。


そして剛の父のお話しの中には『出逢いを大切に、出逢いに感謝』という言葉がありました。

「子供が野球をしていなければ、ここに立っていなかったと思います。
 皆さんにお会いすることもなかったと思います。
 子供と野球というスポーツに感謝して、この出逢いを大切に生きて行きたいと思います」

と、父の言葉は、私が常に意識し大事に思っていることそのもので胸熱くなる物がありました。

お~ちゃんの言葉の中に、「僕たちが野球だけに集中して取り組める環境を作ってもらったことに感謝しています
という言葉があり、この言葉の通り、剛父の子供たちへ向ける気持ちの大きさや、
子供たちが大好きな野球が安心してできる環境作りをしようという気持ちや行動は、
思っていても色々な考えの人の集りの中、徹することはなかなか難しいことなのかもしれません。
ずっと間近でそれを見てきて、人一倍強く持って居られる方で、頭が下がる思いです。


そして、きちんとその気持ちが子供へ伝わり、子供が言葉として現わしてくれたことも、私にはとても嬉しいことでした。
感謝しなさいと言われなくても、子供たちは普段口にこそ出さないですがちゃんとそういう気持ちを感じているんですよね。

こういうお互いの言葉のやり取りを聞いて、大人と子供という関係ですが、子供たちはちゃんと「人として」を
大人の行動や言動から学び感じているんだな、私たち大人も子供たちから学んでいるんだな、
まず大人が「人として」の行動をしないといけないなと思います。


この5人とは本当に色々な思い出があります。
彼らと過ごした2年間、土日にみんなと会えること、みんなの野球を見ることが私の楽しみであり、
それが楽しみで平日の仕事も頑張れる。
活力源、元気の源ですね。

秋の大会が終了し、日一日と巣立ちの時が近づいてくるにつれ、寂しくないかと言うと嘘になりますが、
寂しいというより、これから私の大好きな高校野球の仲間入りをする彼らのことが、
楽しみという気持ちの方が大きく迎えた卒団式でした。

お別れではなく、ここからスタートなんです。

そして、5人とは野球を観に行ったり、一緒に食事に行ったりと、たくさん充実した時間を持ってきたので
チームとの節目で私には、さよならではなく、また会うしね!と、寂しい気持ちより楽しみの方が大きいのだと思います。


昨日はたくさんのサプライズもあり、彼らのカラー、5人らしいとても楽しい卒団式、時間を共有させて戴きました。
卒団の言葉にもありましたが、自分たちのために力を尽くして下さったご父兄の皆さんに感謝ですね。

みんなの門出をより楽しい素晴らしい物にするために大勢の人たちが、
たくさんの時間を費やし準備して下さったこと、5人は忘れてはいけないことだと思います。


そして、彼ら5人の巣立ちに伝えたい私の気持ちは、今回も卒団のお祝いに作製したビデオの中に
無言のメッセージを感じてくれた?ことと思っています。

無事、卒団式という節目、巣立ちを見届けその後場所を移し、もちろん子供たち5人とご父兄、彼らの兄弟、
彼らを導いて来られた指導者の方々と、チームとは離れ人と人との繋がりの中で生まれた貴重な時間を作ることができました。


この5人と親御さんの1番素敵だな、大好きだなと思う所は自然と親子5組が集えるところです。
各自自宅ではグラウンドとは違うらしい?ですが、これも野球というスポーツを通じ親子みんなが
自然と集まれることが、私は何だか嬉しくてその仲間に入れて下さることは更に嬉しいことです。

打ち上げと称し、みんなでいっぱい喋って笑って楽しい時間を過ごしましたが、宴が始まり・・・
本当に何と表現して良いか、嬉しすぎて言葉にならない、子供たちからサプライズを戴きました。

珍しく?どうした???と言う神妙な面持ちで私の前に5人が並び、「ありがとう」の言葉と
素敵なプレゼントをしてくれました。

剛、綾人、浜ちゃん、お~ちゃん、さとし 本当にありがとう。

何より、何より、本当に嬉しかったです。

それに、剛が私に手紙を書いてくれたこと、本当に感動しました。

内容は剛と私の秘密なので公表はできませんが^^。

剛ありがとう。

みんなとの思い出と宝物がまた増えました。


これから新しい道を歩むきみたちへ・・・

まずは思う高校で野球ができるよう受験がんばれ!
そして母からもらった言葉を胸に野球を続けて行って下さい。

『人を思いやる心』
『感謝の心』
『謙虚な心』
『何事も本気で向かう心』
『最後まで諦めない心』

5つの心を、いつも心の引き出しに入れておいて欲しい。
きっと君たちの力となることでしょう。


そして2年間お世話になった方々へ・・・

感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。