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小野不由美 山本周五郎賞

2013年06月07日 | 読んだ本
小野不由美さんの新潮社からの新装版『十二国記』の刊行が始まって早一年。2ヶ月に1冊づつもったいぶって出してるんですが、やっと、やっとの事で14年ぶりの新作書き下ろし短編集が7月に出ます。わーい…。わーい。



でも私が本当に読みたいのは短編じゃない。正式な本編の続編が読みたいのです。
でもまだ既刊の焼き直し新装版が全部出たわけじゃない。長編についてはまったく情報が出てこない。刊行予定!って煽ってるだけで、いつ出るのかもわかんない。しかも、そこから完結するのか否かもわからない。ラノベ読みの宿命かもしれないけど、なんとかならないかなあ。これからどうなるか以下続刊に期待!から10年以上放置ですからね。


とか言っているうちに、5月に小野不由美さんの『残穢』が山本周五郎賞を受賞したみたいです。新潮社の持ち上げっぷりがすごいということなのか。まさか、これがきっかけでまた十二国記から離れちゃったりしないかなあと心配です。そうなると新潮社も困るはずなんだけど。

『残穢』は作者の得意な本格オカルト小説でルポルタージュ風の文体でそこにある怨念の正体を辿って行く、気持ち悪い物語です。気持ち悪いって書いたのは、私の本音の感想で一回読んでからどこかの本の山に埋めたまま触ってません。なんか、良くないものに感染しそうだから(笑)

物語のアウトラインは作者がまだその当時少女小説と言われていたライトノベル時代に書いた『ゴーストハント』シリーズによく似ていて、一般家庭に起こった怪異をその家や土地のの歴史、人物から辿って行く、ミステリーっぽいオカルト小説です。『ゴーストハント』は主人公の女の子の軽いノリに救われていたけど、『残穢』方は救い様もなく気持ち悪いので怖いもの好きな人に是非オススメしたいです。







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3 Comments(10/1 コメント投稿終了予定)

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「残穢」は読みました (夢見)
2013-06-17 11:50:21
怪異の大元を探っていく話

当時ちょうど読んでいた他の作家の本とかぶる部分もあり このあたりは実話もあるのかと思いながら

どこか似た話は昔に身内から聞いたこともあるのです

私の両親は九州出身なので そうした意味でゾクリとくる部分はありました
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う、怖い (たえこ)
2013-06-20 23:05:33
フィクションの様で、どこかでちょっと現実にリンクしている。そういうのが一番怖いですね。

ちなみに、その他の作家さんって誰でしょう?ちょっと興味あります。

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遅くなってごめんなさい (夢見)
2013-06-30 22:46:31
西浦和也著「死に姓(かばね)の陸(おか)」竹書房です

あと「残穢」は同じ小野不由美さんの「鬼談百景」ともつながる世界です

重なるような話があります
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