あれは確か、考古学実習の石器の実測の授業でした。その先生は、教育委員会で発掘調査をされていて、埋蔵文化財調査の現場で活躍されているいる方です。ヒゲがトレードマークのいい先生です。
最初の授業の日、石器実測の概説から話を始めて、いろいろ考古学の話をしていたのですが、どういうわけか途中で映画の話になりました。そこででてきたのがあの有名な「2001年宇宙の旅」でした。
2001年宇宙の旅。その題名とは裏腹に最初の場面は大昔の人類の場面からはじまります。先生が熱く語るには、その最初の場面が考古学への道を選ぶきっかけになったのだそうです。
その先生の薦めにしたがってかなりのSF音痴である私は初めて「2001年宇宙の旅」を見ることとなりました。
次へ続く