本日はイタリアの作曲家レスピーギを取り上げます。レスピーギと言えば「ローマの松」「ローマの噴水」「ローマの祭り」から成るローマ三部作が圧倒的に有名ですね。他では古楽を現代風にアレンジした「リュートのための古風な舞曲とアリア」や「鳥」も比較的知られています。ただ、レスピーギには他にも良い作品がたくさんあります。今日ご紹介するナクソス盤はそんなレスピーギの隠れた名曲3作がセットになったものです。演奏はジョアン・ファレッタ指揮バッファロー・フィルハーモニー管弦楽団。ファレッタはアメリカの女性指揮者で、日本での知名度は低いですが、アメリカではマリン・オールソップに次ぐ女性指揮者の重鎮的存在だそうです。

CDはまず「教会のステンドグラス」から。こちらはグレゴリオ聖歌をもとにしたピアノ曲をさらにオーケストラ用に編曲したもので、いかにも教会音楽らしい敬虔な調べと、「ローマ三部作」で見せたようなスペクタキュラーなオーケストラサウンドが融合した名作です。特に第2曲「大天使ミカエル」の超ド迫力のオープニングと、パイプオルガンも加わって感動のフィナーレを迎える第4曲「偉大なる聖グレゴリウス」が圧巻です。「ローマ三部作」ほどの知名度はありませんが、もっと知られても良い名作ではないでしょうか?
続く「ブラジルの印象」は文字通りレスピーギがブラジルを旅行した際に受けたインスピレーションを曲にしたもの。ブラジルと言えばサンバなど陽気な音楽を想像しがちですが、1曲目「熱帯の夜」は意外にも静かな曲で素朴で美しい旋律が胸に沁みます。2曲目「ブタンタン」はイマイチですが、3曲目「歌と踊り」はいかにも南国っぽい陽気な曲で明るく締めくくります。
最後の「ロッシニアーナ」はロッシーニのピアノ作品をベースに書かれた作品。1曲目は「カプリとタオルミナ」と有名観光地の名前が付いた愛らしい曲調。2曲目「嘆きの歌」はロッシーニらしくないやや暗めの旋律ですが、なかなか味わい深い曲です。3曲目「間奏曲」は2分程度のかわいらしい小品で、躍動感あふれる4曲目「タランテラ」につなげます。この曲がまた素晴らしく、心が浮き立つような明るい旋律と華やかなオーケストレーションで感動的なフィナーレを迎えます。3作ともハズレなしの名盤。超お薦めです!

CDはまず「教会のステンドグラス」から。こちらはグレゴリオ聖歌をもとにしたピアノ曲をさらにオーケストラ用に編曲したもので、いかにも教会音楽らしい敬虔な調べと、「ローマ三部作」で見せたようなスペクタキュラーなオーケストラサウンドが融合した名作です。特に第2曲「大天使ミカエル」の超ド迫力のオープニングと、パイプオルガンも加わって感動のフィナーレを迎える第4曲「偉大なる聖グレゴリウス」が圧巻です。「ローマ三部作」ほどの知名度はありませんが、もっと知られても良い名作ではないでしょうか?
続く「ブラジルの印象」は文字通りレスピーギがブラジルを旅行した際に受けたインスピレーションを曲にしたもの。ブラジルと言えばサンバなど陽気な音楽を想像しがちですが、1曲目「熱帯の夜」は意外にも静かな曲で素朴で美しい旋律が胸に沁みます。2曲目「ブタンタン」はイマイチですが、3曲目「歌と踊り」はいかにも南国っぽい陽気な曲で明るく締めくくります。
最後の「ロッシニアーナ」はロッシーニのピアノ作品をベースに書かれた作品。1曲目は「カプリとタオルミナ」と有名観光地の名前が付いた愛らしい曲調。2曲目「嘆きの歌」はロッシーニらしくないやや暗めの旋律ですが、なかなか味わい深い曲です。3曲目「間奏曲」は2分程度のかわいらしい小品で、躍動感あふれる4曲目「タランテラ」につなげます。この曲がまた素晴らしく、心が浮き立つような明るい旋律と華やかなオーケストレーションで感動的なフィナーレを迎えます。3作ともハズレなしの名盤。超お薦めです!
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